待ちに待った平成30年度のばんえい十勝が開幕。来年3月24日(日)までの26開催151日間に渡り熱戦が繰り広げられます。
今年度も世界で帯広にしかないばんえい競馬を皆さんで盛り上げていきましょうね。
さて、今週は4日間開催ですが、開催初日である4月20日(金)のメイン・スプリングカップには、現在のばんえい競馬を牽引する馬たちが登場。29日(祝・日)に行われる今季重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯へ向けても見逃せない一戦です。
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【第1回開催1日目】
4月20日(金)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:05発走予定)。
昨年度末の総決算、BG1ばんえい記念に出走した馬を含めたオープン馬7頭が争います。その中でも注目は◎コウシュハウンカイ。ばんえい記念では負担重量1トンを背負いながら第2障害をひと腰で上げる圧巻の競馬。終いは脚が止まり3着に敗れてしまいましたが、680キロの今回なら他馬の追随を許すことなく逃げ切ることが十分考えられます。
6歳馬○センゴクエースには世代交代を果たす一年になることに期待。昨年度は高重量戦にはあまり出走せず、オープン戦でたくさん経験を積んでいた印象。その甲斐があってか11月のドリームエイジカップでは初めて重賞でオレノココロらトップホースを破り、その後も安定した成績を残しています。持ち前の先行力でその名の通りばんえい競馬界の"エース"になることができるでしょうか。
▲オレノココロはばんえい記念で連覇を達成し、格の違いを見せました。しかし、今回は軽量戦であるので最後追い込み届かず、となる可能性が予想されます。ただ、地力は何枚も上なので時計がかかる馬場であれば、まとめて差し切るシーンまで十分。
実力馬△フジダイビクトリーは今年2月に行われた然別賞から3走大敗が続きましたが、前走ばんえい記念では2着と復調気配。まだ全盛期の走りには戻っていないように感じますが、昨年度重賞では無冠だったこの馬の再スタートに期待です。
【第1回開催2日目】
4月21日(土)のメイン第10レースは、卯月特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
年度も変わり、クラス改編が行われたのでシーズン序盤は降級馬を狙ってみるのが良いでしょう。まずA1から降級してきた◎ワールドピサ。4走前のウインターカップ(オープン・A1級2組)で2着に入るなど、もちろんここでは実績上位。第2障害を早めに抜けて、押し切りたいところ。軽馬場だとより推したいです。
こちらもA1から降級してきた○スーパータイトルが相手筆頭。近走は掲示板に載れない競馬が続いていましたが、前走の桜月特別(A1級混合)では3着。残り10メートルで止まってしまいましたが、上位2頭と差のない競馬をしていました。クラスも変わり、文字通り仕切り直しの一戦です。
▲ブチオはA2からの降級馬。今年に入ってから掲示板を外したのは2走前の1回だけと安定感を保っています。同条件での勝利も多く、障害ひと腰なら上位争いも可能です。
△イノリノチカラは近走大敗が続いていますが、A1級降級と昨年度リーディングの鈴木恵介騎手に替わって変わり身期待。
【第1回開催3日目】
4月22日(日)のメイン第10レースは、青葉特別(A1級混合・20:10発走予定)。
出走馬9頭のうち8頭が降級馬の一戦。
期待はオープンから降級してきた◎カンシャノココロ。前走・陽炎特別では先に仕掛けた分、第2障害を越えた後の脚が残っていなかった模様。2走前のとかちえぞまつ特別ではハンデ差があったものの、ばんえい記念連覇を果たしたオレノココロと僅差の競馬をしました。また、今年1月からA級1組戦(混合戦を含む)を4連勝をした経験もあり、ここでは実力上位。
○ソウクンボーイも今年に入ってA級1組戦(混合戦を含む)で4連勝の経験がある降級馬。前走のばんえい記念でも掲示板に入ったことから、近走の充実ぶりがうかがえます。決め手も十分ありますが、1トン競馬の反動が気になるところ。
▲セイコークインは軽量戦で結果を残す快足牝馬。昨シーズン序盤に行われたさつき特別でも牡馬たちを相手に決め手勝負を制しているだけに、ここでも流れ込んでくることが予想されます。
△ニシキエーカンは格下相手だった3走前の深雪特別では2着。障害を楽に越えられれば上位争いに加わってくるでしょう。
【第1回開催4日目】
4月23日(月)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級混合・20:10発走予定)。
全てが降級馬という組み合わせですが、◎ハクタイホウに注目します。近4戦は大敗でしたが、一線級相手では苦戦が続きますが、経験を積み、クラスが下がった今回は巻き返しが十分あるでしょう。
3連勝中と勢いに乗っている○カゲホウトウが相手筆頭。年明けの勝率は5割、3連勝は何れも障害をひと腰で越えており、好調さがうかがえます。今回も第2障害を先頭でクリアできれば勝ち負けまであるでしょう。
▲キンメダルは、近走は終いが甘くなり、勝ちには恵まれませんでした。2階級降級の今回は巻き返したいところ。
△カイシンゲキはオープン馬同士の戦いでは苦戦を強いられていましたが、下級とのここは見直す必要があります。