軽馬場ならばツルイテンリュウに期待
ヤングチャンピオンシップ勝ちを始め、イレネー記念で1番人気に支持されるなど、2歳シーズンに活躍していたホクショウディープが復帰。ばんえいクラシック第1弾のばんえい大賞典を制したマルミゴウカイと一騎打ちの様相となりました。
確かに実績上はこの2頭が優勢ですが、◎には前哨戦の秋桜賞では有力馬を押さえて逃げ切ったツルイテンリュウを推します。この馬は障害にやや不安がありますが、前走はジックリと息を入れたとはいえ、ひと腰で障害をまとめていました。もともと自分のペースに持ち込めれば鋭い脚が使える馬だけに、軽馬場を味方に前々で立ち回っての押し切りを期待します。
○は、ばんえい大賞典が圧巻だったマルミゴウカイ。この馬ははまなす賞でも2着した実績馬で障害も上手。しかし、古馬相手の近走では置かれるようなレースをしているのが気になり、狙い下げることにしました。軽馬場となると差し損ねも考えられます。
▲は、先行力があって障害での崩れも少ないプレザントウェー。決め手がそこまであるタイプではないのでなかなか勝ち切れませんが、軽馬場だけに前々で立ち回れる強みを評価しました。ばんえい大賞典では8着に敗れましたが、その後力をつけているのも狙いたい材料です。
あとは△に2歳時のヤングチャンピオンシップの勝ち馬で、最後に詰まったイレネー記念も強い内容のホクショウディープ。今年9月に復帰して3戦消化。好勝負も出来ています。しかし、今回で変わり身を見せられるかというとやや疑問。本当に良くなってくるのは、まだ先のようにも感じられ、この一戦は狙い下げました。
穴どころでは、繰り上り出走のオトコギ。この馬はナナカマド賞でも繰り上がり出走でしたが、5着に善戦しています。下級条件のスピード競馬だとテンに置かれるようなレースをしていることから、追走が楽な高重量戦向きと見て、一発を期待したいです。また、この馬は意外と軽馬場での実績があるのが狙いのポイントです。
他ではばんえい大賞典では差し返す粘りを見せて2着のキタノリュウキ。この馬は大型馬で重馬場ならば積極的に狙いたい一頭でしたが、軽馬場のはまなす賞では6着に敗れたように、軽馬場決め手勝負は向きません。ただ、近走でそこまでの軽馬場を経験していないことが人気の盲点になっている可能性もあり、人気がないようであれば一票を投じる価値はあるでしょう。
◎ (2)ツルイテンリュウ
○ (1)マルミゴウカイ
▲ (7)プレザントウェー
△ (9)ホクショウディープ
△ (3)オトコギ
△ (4)キタノリュウキ
馬複
2-1,9 2000円
2-7 1000円
2-3,4 500円 計6000円