6月5日(日)のメインには、オッズパーク賞スタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤーランキング(3歳以上)1~5位の種牡馬産駒の通算収得賞金上位馬による選抜戦です。過去3回の連対馬6頭中4頭を占めるのがウンカイ産駒。今回もフジダイビクトリー、オレノココロの強力布陣で臨みます。オープン馬にとっては、6月19日に行われる重賞・旭川記念の前哨戦的な意味合いもあり、見逃せません。
【第4回開催4日目】
6月4日(土)のメイン第10レースは、水無月特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級(5月28日)、B1級-1組(29日)の両予選上位馬による一戦ですが、各馬の力量差が小さいため、クラスハンデで10キロ軽いB1級勢に魅力を感じます。
なかでもB1級-1組予選3着◎ソウクンボーイに注目します。目下、障害が安定しており、前々走のエメラルド特別(5月21日・B1級-1・2組決勝混合)では第2障害2番手クリアから抜け出すと、キタノサムライの追撃を振り切って勝利しています。前走の予選ではキタノサムライの逆襲に遭い、9秒0差の完敗でしたが、特別戦となる今回は逆転が濃厚でしょう。
その○キタノサムライは、エメラルド特別2着、B1級-1組予選1着を含め3戦連続連対と好調です。今開催から基礎重量が10キロ上がるのは、障害次第の面があるこの馬にとってマイナス材料。とはいえ、660キロなら決め手発揮の場面がありそうです。
エメラルド特別、B1級-1組予選とも4着の▲ホクショウサスケは、キタノサムライにも劣らない切れる末脚が武器。障害さえまともなら、一発の魅力があります。
△アオノレクサスはA2級予選を鮮やかに逃げ切っており実績上位。しかし、エメラルド特別ではソウクンボーイ、キタノサムライに次ぐ3着で、A2昇級によるクラスハンデ10キロ増を考えると押さえ評価が妥当でしょう。
【第4回開催5日目】
6月5日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。オープンからB2級までの混合戦ですが、ハンデ差最大40キロなら、格付上位馬が有利でしょう。
◎ニュータカラコマは、前開催の五月雨特別(5月22日・オープン混合)で第2障害2番手クリアから、早めに抜け出して快勝。特別戦に限れば、出走機会で4連勝、かつ9戦連続連対中と抜群の相性を見せています。680キロは前走と同じで、格下が半数以上という今回の相手関係なら負けられません。
〇オレノココロは今季2戦して2、1着。前走は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)で、コウシュハウンカイ、オイドンとの接戦をモノにしています。普段の特別戦であれば賞金別定10キロが課されるところ、ここでは加増なしという点は有利。前開催を自重したのは、そういう思惑もあったかもしれません。差のない対抗です。
▲カイシンゲキは負担重量面で厳しい5歳シーズンの戦いでも、開幕から3、5、1着と崩れなし。前々走のばんえい十勝オッズパーク杯は障害ひと腰クリアから見せ場をつくり、前走A1・A2級混合戦(5月14日)では差す競馬で、約8カ月ぶりの勝ち星をマークしています。A1格付で、オープンの牡馬との10キロ差を生かし、どこまでやれるでしょうか。
△フジダイビクトリーは、昨季のばんえい記念を制しているように、加齢とともにパワー寄りになり、テンに動けなくなっている印象も。とはいえ、五月雨特別は差して3着で、押さえには必要でしょう。
【第4回開催6日目】
6月6日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。10頭立てで争われた5月2日のすずらん賞(4歳オープン)から、7頭が出走していますが、勝ち馬センゴクエースは回避しています。
すずらん賞で先行して好走した馬たちに注目します。◎タキニシサンデーは、すずらん賞では逃げて3着。年明けの同世代限定のオープン特別では4戦して2着1回、3着3回と安定しています。
○アスリートは障害2番手から2着。続くスーパージョッキー賞(B級選抜)ではハンデに恵まれたとはいえ、圧巻の逃げ切り勝ちを収めています。唯一、すずらん賞から20キロ増となりますが、先行力ならタキニシサンデーと互角でしょう。
障害3番手から4着▲イノリノチカラは、2度目の特別戦で慣れが見込めます。変わり身に期待できそうです。
△バウンティハンターは、すずらん賞が9着とはいえ、本来は先行力のあるタイプ。今回も大外の8コースに入ったのは不運ですが、センゴクエースが不在なら巻き返して不思議ありません。