今週の開催からレースの発走時刻が変更。第1レースが14:15、メイン第10レースが19:05で、最終第11レースが19:40と繰り上がっての実施となりますのでご注意ください(詳細はこちら)。
11月28日(日)のメインには、3歳女王を決める一戦・ばんえいオークスが組まれています。2歳シーズン女王シリウスが貫録を示すのか、その他の馬の躍進はあるのか。注目の一戦です。
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【第17回開催4日目】
11月28日(土)のメイン第10レースは、暑寒別岳特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B1級-1組(11月23日)、B1級-2組(21日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ7頭立て。
B1級-1組予選2着キンメダルに注目します。第2障害ほぼ同時に先頭で降りたセンゴクイチに競り負けたものの、ハンデ差を考えれば上々のレースぶりでした。今回は前走より20キロ増の695キロですが、3走前の3歳重賞・ばんえい菊花賞では700キロでひと腰クリアから2着と、障害が安定している今なら逃げ切りへの期待が高まります。
B1級-1組予選1着センゴクイチが相手筆頭。前走から30キロ増となり、キンメダルとのハンデ差が縮まるのは不利ですが、障害巧者だけに685キロは苦にしないはず。
B1級-2組予選勢では、4着ホンベツイチバン、5着コサカコブラの特別戦での変わり身に警戒が必要です。
【第17回開催5日目】
11月29日(日)のメイン第10レースは、第40回ばんえいオークス(19:05発走予定)。定量670キロで3歳牝馬ナンバーワンの座を競います。
今年2月の黒ユリ賞を制し、2歳シーズン女王に輝いたシリウスが最有力でしょう。今季も7月に重賞・ばんえい大賞典を勝ち、牡馬相手でも実力を示しています。過去1年間、同世代限定の重賞・特別戦では第2障害を3番手以内で越えたときは必ず勝利。ここも障害さえ早めに抜けられれば、抜群の決め手で決着をつけてしまいそうです。
黒ユリ賞2着のメムロコマチは、10月5日のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)を勝利し、シリウス(4着)に先着。11月の重賞・ばんえい菊花賞では、今回と同じ670キロで第2障害ひと腰2番手クリアから4着に善戦しています。障害でシリウスを引き離すことができれば、勝機があるかもしれません。
タキニシサンデーは、黒ユリ賞3着を含め、2歳時から同世代の牝馬限定戦では一度も3着以内を外していません。勝ちきれない面はありますが、押さえには必要でしょう。
黒ユリ賞4着サンノハヤヒメ、同9着ワタシハサクランボ、同10着ホクショウモモらは、近走B4級で堅実駆けという近況。流れ次第では連争いに加わってくるかもしれません。
この日の第9レースには、北央産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第5弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産馬の限定戦です。
出走全馬が特別戦初挑戦ですが、格付的にスーパータイホウが中心。前走の2歳B級-1組戦(11月7日)を逃げ切って、ここにも出走しているココー(3着)を完封しています。9月には2歳A級-2組戦で、のちのナナカマド賞2着馬サクラダイチにゴール手前10メートルまで食い下がるなど、今回のメンバーなら実力が一枚上です。
ココーも有力。決め手に乏しい面はありますが、2歳A級-2組で連対した実績は侮れません。
アグリモエは2歳C級とはいえ4戦連続連対の勢いが魅力。半姉のアグリローズ、アグリナデシコはともに北央産駒特別を制しており、ここ一番で血が騒ぐかもしれません。
【第17回開催6日目】
11月30日(月)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(A2級-1・2組決勝混合・19:05発走予定)。A2級-1組(11月22日)、A2級-2組混合(23日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-2組混合予選で今季初勝利を挙げたアオノレクサスに期待します。詰めの甘さも見せない逃げ切り完勝で、メンバー中で唯一のA1級馬として存在感ある走りを披露しました。今回もA1級はこの馬だけで、引き続き相手関係が有利。障害には自信を持っているので、特別戦へ替わるのもマイナスにはなりません。連勝のチャンスといえそうです。
A2級-2組混合予選では追い上げ届かず2着ヤマノウンカイ、3着アアモンドヤマトは、アオノレクサスを楽に逃がさないため、早めの仕掛けでプレッシャーをかけたいところ。逆転を目指します。
A2級-1組予選勢では1番人気で3着シンザンボーイに注目。前走が昇級初戦でしたが、障害もスムーズでクラスの壁を感じさせない走りでした。