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2014年12月31日 アーカイブ

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今週の見どころ(1/1~1/5)

2014年12月31日(水)

 新年のばんえい十勝は、1月1日(祝・木)~5日(月)までの連続5日間開催。2日(金)には第9レースに古馬による帯広記念(16:10発走予定)、3日(土)の第10レースには明け5歳馬による天馬賞(16:45発走予定)と、2つの重賞が組まれています。発走予定時刻は日によって異なりますのでご注意ください。

帯広競馬場(1/1~5)でのイベントはこちら
各直営場外発売所(1/1~3)でのイベントはこちら
川崎競馬場(1/2・3)でのイベントはこちら

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【第20回開催1日目】
 1月1日(祝・木)のメイン第10レースは、ニューイヤーカップ(オープン・A1級混合・16:40発走予定)
 オイドンが断然でしょう。3走前の重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)で人気薄ながら2着に食い込むと、続く2走のオープン特別を連勝中。これまで12、1月は【11-2-1-1】という安定した走りを披露しています。今回はA1級混合と相手も楽になったとなれば、トップハンデでも負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 スギノハリアーは、5走前の知床賞2着、3走前のターコイズ特別4着などオープンとの混合特別で好走実績があります。ここも障害力を生かす先行策に出そうですが、オイドンとの25キロ差を考えれば連圏内に踏ん張れる可能性もありそうです。
 続くのがオリオン特別(A1級-1組混合)組の3頭で、詰めの甘さが出なければアオノレクサス、障害さえまともならニシキエーカンアサヒリュウセイの末脚が炸裂するかもしれません。

【第20回開催2日目】
 1月2日(金)のメイン第9レースは、重賞・第37回帯広記念(16時10分発走予定)。今季の収得賞金60万円につき10キロを課せられる別定重量戦で、30キロ増・920キロでトップハンデのフジダイビクトリーから、別定重量の加増なし890キロのホッカイヒカル、ホリセンショウ、シベチャタイガートレジャーハンターまで最大30キロ差がつきました。
 このレース連覇を目指す障害巧者ホリセンショウ(890キロ)に注目。ハイペースを苦にするタイプで、勝ちみに遅いですが、普段はテンに置かれるホッカイヒカルが早めの第2障害クリアから勝利した12月8日のターコイズ特別(A1級混合)で3着、同馬が再び早めに仕掛けた前走オリオン特別(A1級-1組混合)で今季初勝利を飾るなど、緩い展開になれば強さを発揮します。890キロは、逃げ切り勝ちを収めた前年の帯広記念と同じ負担重量なので心配なし。近4走が2、3、2、1着と上昇気配も感じられます。今季ここまでに7戦行われた古馬重賞は、うち6戦で勝ち馬が違うという混戦だけに、今度はこの馬に順番がまわってきそうです。
 ホリセンショウは、昨年、帯広記念初挑戦で制覇を成し遂げました。今年の初挑戦馬は3頭いますが、ホクショウユウキ(900キロ)に期待できそう。9月の岩見沢記念1着、10月の北見記念2着と、出走全馬が負担重量800キロ以上という秋の重賞で変わり身を見せています。抜群の障害力が武器で、初の900キロでもむしろ歓迎といった感があります。
 キタノタイショウ(910キロ)は昨年の帯広記念2着馬。今季の古馬重賞7戦すべてに出走し、4月のばんえい十勝オッズパーク杯を勝ち、2着2回、4着1回、5着2回と安定した成績を収めています。昨年のこのレースは近2走ブービー着順からの臨戦だったので、今年も近2走が7、7着(ともに8頭立て)でも気にする必要はなさそう。仮に障害で苦戦しても決め手で挽回できるので、大崩れは考えにくいです。
 昨年のばんえい記念馬インフィニティー(900キロ)は、11月のドリームエイジカップで逃げ切り勝ち。重賞では詰めの甘さが目につきましたが、この勝利でひと皮剥けたかもしれません。鈴木恵介騎手への乗替わりもプラス材料でしょう。
 昨年のばんえい記念2着馬フクドリ(900キロ)は、北見記念が今季初勝利。意外にも帯広記念へは今回が初参戦ですが、大きく障害で崩れなければ、持ち前の決め手で上位争いできそうです。

【第20回開催3日目】
 1月3日(土)のメイン第10レースは、明け5歳馬による重賞・第8回天馬賞(16:45発走予定)。牡馬760キロ、牝馬740キロの定量で4歳シーズン・ナンバー1の座を争います。
 ソウクンボーイに注目します。2歳シーズンのイレネー記念、3歳のばんえいダービーと、2世代のナンバー1決定戦でともに2着の実績があります。4歳シーズン三冠は、二冠目の銀河賞に出走し、第2障害へ真っ先に仕掛ける積極策から、勝ち馬オレノココロから3秒9差4着と単勝最低人気を覆す好走を見せました。その後の自己条件での8戦では、前走こそ障害で崩れましたが、最高体重を更新しており、ここへ向けて余裕残しの仕上げだったのかもしれません。4歳シーズンこそ頂点を狙いたいところです。
 コウシュハウンカイは、イレネー記念、ばんえいダービーとも3着で、ここまでに行われた4歳シーズン二冠でも、柏林賞2着、銀河賞3着と善戦続き。終いの踏ん張り次第で、勝利が見えてきます。
 オレノココロは、イレネー記念へは不出走でしたが、ばんえいダービーでは前述2頭との叩き合いを制し初タイトルを獲得しています。強みは、前走で今回と同じ760キロを経験していること。大外10コースは不利ですが、逃げ切り勝ちを収めた銀河賞に続く二冠制覇なるでしょうか。
 銀河賞2着のホクショウサスケ、イレネー記念の勝ち馬ショウチシマシタはゴール前が混戦になれば、決め手を生かし浮上してきそうです。

 【第20回開催4日目】
 1月4日(日)のメイン第10レースは、新雪特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 コサカコブラの巻き返しに期待します。4走前の射手座特別(B1級-1・2組決勝)で2着、2走前のB1級-2・3組決勝混合特別で逃げ切り勝ちを収めるなど、4戦連続連対の好調さが買われ、前走のB1級-1組(12月21日)では1番人気に推されたものの最下位。9頭中に減量がある4歳馬が6頭というメンバー構成で、流れに乗れず見せ場がありませんでした。今回も明け4、5歳馬が5頭いますが、特別戦に替わることで展開も緩くなるはず。馬場も重めになりそうなので、先行押し切りが期待できそうです。
 ライデンロックは、B1級-1組(12月21日)で2番人気・3着でしたが、2走使いのオッズパーク賞'14ファイナルカップ(B1級-1・2組決勝)では第2障害でやや置かれたものの、長くいい脚を使い差し切っています。前々走から30キロもハンデが増えていましたが、B1級では力上位ということをアピールしました。今回はさらに5キロ増になりますが、引き続き好勝負できそうです。
 射手座特別が5着だったカツオーカンは、2走前のB1級-1組特別、前走のB1級-1組(12月21日)とも2着でしたが、両レースを制したイッキフジが昇級した今回はチャンスがありそうです。
 ピカイチは、射手座特別が1番人気・6着で、前走のB1級-1組(12月21日)が7着。障害巧者らしくないレースぶりですが、決め手もあるので、まだ見限れないところです。
 B1級-1組(12月21日)5着、'14ファイナルカップ3着というジャングルソングも障害のタイミング次第では、末脚が脅威になりそうです。

 【第20回開催5日目】
 1月5日(月)のメイン第10レースは、ばんえい十勝金杯(A2級-1組・17:05発走予定)
 障害巧者キンノカミの巻き返しに期待します。9~11月にかけA2級-1組特別での2勝を含む5連勝。特に印象的だったのは、3走前のトドワラ特別(11月8日・A2級-1組)で、砂が重く不利といわれる大外10コースを逆に味方につけたかのようなパワフルな勝ちっぷりでした。競走除外を挟んでの近2走の平場戦が見せ場なしの8、6着なのは気になりますが、追走で一杯になっている感が強いです。今回は実績ある特別戦に替わることで、一変の動きが期待できそうです。
 トドワラ特別が4着だったアアモンドヤマトは、直近のA2級-1組特別・初雪特別(12月6日)を逃げ切り快勝しています。今回は745キロのトップハンデですが、750キロまでなら連対実績があるので、引き続き上位争いできそうです。
 牝馬ダイリンビューティは、4戦続けて2着と善戦続き。軽量を生かしての粘り込みに警戒が必要です。
 トモエエーカンは、トドワラ特別が3着で初雪特別が4着。毎回ひと脚は使ってくるタイプなので、押さえには欠かせません。

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