2月24日(月)のメインには、4歳以上による今季特別優勝馬による選抜戦・ウィナーズカップが組まれています。重賞では勝利こそならなかったものの善戦を続けてきた馬たちが多数出走しており、好レース必至といえます。なお、次週3月2日(日)には、4歳以上の今季重賞優勝馬選抜による重賞・チャンピオンカップが組まれており、こちらも楽しみです。
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2月22日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A1・A2級-2組混合・18:05発走予定)。A1級の3頭とA2級の7頭が争います。
注目したいのは、A2級格付で、メンバー中唯一の5歳馬ワールドピサ。A2級-1組特別は、近3開催では、前開催を除く2開催で実施されており、3開催前のガーネット特別(1月12日)、2開催前のみずがめ座特別(1月25日)とソウクンボーイ(現A1級)が連勝しています。ワールドピサはガーネット特別の2着馬。そのレースで今回出走のA2級馬のほとんどに先着しています。2開催前は5歳オープン特別に出走し、そこでも僅差の3着。早めに障害を越えると、この馬にしてはよく粘っていました。前走はA2級の平場戦で5着でしたが、5歳は特別戦では10キロの減量があるのが有利。障害力を生かした積極策で白星を狙います。
同じくA2級のテルシゲはガーネット特別が5着で、みずがめ座特別が2着。みずがめ座特別には5歳馬が出走していなかったので額面どおりには受け取れませんが、障害巧者ぶりは相変わらず。ワールドピサよりこちらのほうが末脚は切れるので、同じタイミングでの障害クリアであれば、テルシゲに分があるかもしれません。
A1級勢では、コマクインに注目。前走の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)はこの馬にしては珍しく障害が切れずに9着と惨敗。とはいえ、今回はほとんどがA2級という恵まれた相手関係だけに、巻き返しも十分でしょう。近2走は差のある敗北を喫しているアアモンドヤワラですが、1月にはオープンとの混合特別で3着があり、ここでは侮れません。
2月23日(日)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1・A2級-1組混合・18:05発走予定)。前日のメインと同条件ですが、こちらはA1級の5頭とA2級の4頭が争います。
前開催の深雪特別(A1級-1・2組決勝混合)で2着と健闘したスギノハリアーに注目。これで特別では出走機会で7回続けて掲示板を確保と善戦を続けています。相手が有利なA2級との混合戦だけに、久々の勝利へ期待が高まります。
ソウクンボーイはA1昇級初戦の前走4歳オープン特別で8着でしたが、トップハンデも影響したかもしれません。それまでA2級-1組特別で2連勝していましたが、もともと障害次第というタイプでもあり、ここは試金石といえそうです。
A2級勢では、テンカムソウ、エビスダイチの障害巧者の5歳両馬が有力。特にテンカムソウは7戦連続3着以内で、目下4戦連続連対中。これまでA1級との混合戦で結果は出ていませんが、好調さは侮れません。
2月24日(月)のメイン第10レースは、ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜・18:05発走予定)。
近5走が4勝、2着1回と好調なオイドンに期待。特に5走前のホワイトクリスマス賞では、第2障害ひと腰先頭クリアから押し切る横綱相撲で古馬オープン特別(混合戦除く)初勝利と、ぐんぐん力をつけています。
アオノレクサスは近2開催のオープン戦、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続2着とこちらも好調。両レースを連勝したニュータカラコマが不在であれば、勝利をつかめるかもしれません。
北斗賞と岩見沢記念の2着馬ホッカイヒカルは、柏林馬事公苑特別、然別賞で連続最下位と、昨年末までの安定感が嘘のようなレースぶり。しかし、両レースとも雪中競馬だっただけに、馬場が回復してくるようなら、巻き返してくる可能性もあります。
柏林賞と天馬賞で2着があるニシキエーカンは然別賞では抜群の決め手を発揮し、3着に追い込んでいます。ここも障害さえ切れれば、差し脚が炸裂する可能性もあるでしょう。