今週よりばんえい十勝は、土曜・日曜・月曜の通常開催へと戻ります。引き続き全11レース制で実施されますが、メインは最終の第11レース(18:40発走予定)となりますので、投票の際はご注意ください。
【今週のコース使用方法(出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら)
1月11日(土)のメイン第11レースは、プロキオン特別(B1級-3組・18:40発走予定)。
ライトアームは、工藤篤騎手に乗替わった前々走で一変。第2障害をひと腰で上がると、決め手あるユーファンタジーを寄せつけずに勝利。続く前走B1級-3組でも障害ひと腰から2着に踏ん張っています。今回のメンバー中、好調度ではこの馬が一番。今回は安部憲二騎手に替わりますが、引き続き上位争いを演じてくれるでしょう。
メンバー的には、B1級-2組(1月5日)の再戦模様。障害力を生かして2着と上々の走りをみせたコサカコブラが相手筆頭でしょう。同2番人気で6着だったベニインパクトは、障害次第で巻き返しが見込めそう。ここでは、ナンバー1の決め手を誇ります。
トカチタカラは、出走取消を挟んでB1級-3組で10、10着と不本意な近2走ですが、軽めの馬場もあり、追走に苦労していた感も。前回、特別に出走したとき(昨年8月のB1級-2組)は3着に入っていました。今回、手綱を取る大口泰史騎手とは、昨年6戦して3勝、2着2回、4着1回の好相性。近況を度外視して狙ってみる手もありそうです。
1月12日(日)のメイン第11レースは、ガーネット特別(A2級-1組・18:40発走予定)。明け5歳重賞・天馬賞を使われたテンカムソウ、ワールドピサを除く8頭は、前開催では新雪特別(1月4日・A2級)に出走していました。
注目は新雪特別2着のソウクンボーイ。第2障害をひと腰、やや離れた4番手でクリアすると、ウメノタイショウに逃げ切りを許したとはいえ、コンマ6秒差まで追い詰めました。初のA2級特別でこれだけの走りができたのは収穫といえ、ほぼ再戦といえる今回も崩れるシーンは考えにくいものがあります。
テルシゲは、新雪特別では1番人気で5着。障害を降りた順番のままゴールに入りましたが、差して勝てる馬ではないので、この馬なりの走りはしたのでしょう。前々走のオッズパーク賞ファイナルカップ(A2級-1・2組決勝)では差のない障害2番手からアローファイターとの叩き合いを制しており、先行できれば巻き返しも十分でしょう。
そのアローファイターは、新雪特別でも4着に入り力を見せており、ここでも障害巧者らしい走りを見せてくれそうです。
明け5歳のテンカムソウ、ワールドピサもA2級-1組で連対実績があり、争覇圏といえます。
1月13日(祝・月)のメイン第11レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:40発走予定)。10頭のメンバー中、重賞・ばんえいオークス(12月1日)の出走馬が7頭いる組み合わせです。
2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと、2つの女王タイトルを持つナナノチカラに注目が集まります。同世代限定のオープン特別(重賞)での勝利はこの2勝だけで、ともに定量戦でした。今回は別定重量戦のためトップハンデを課せられますが、障害さえ無難であれば、女王の貫録をみせてくれそう。ばんえいダービー(12月22日)を回避し、オークス以来の実戦ですが、レースを選んで使われているのも好感が持てます。
ばんえいオークス3着のコウシュハクィーンは、ばんえいダービーで牝馬最先着の5着に好走。女王の座こそナナノチカラに譲っていますが、3歳三冠のばんえい大賞典を制するなど、牡馬に混じり戦ってきた経験値ではこちらのほうが上。ナナノチカラとの20キロ差を生かしたいところでしょう。
ばんえいオークス2着のセイコークイン、同4着クインフェスタもばんえいダービーを除けば、近走では崩れ知らず。この両馬もハンデ差を生かしてナナノチカラに迫りたいところです。