9月29日(日)のメインには重賞・岩見沢記念が組まれています。オープン6頭、A1級3頭、A2級1頭というメンバー構成ですが、条件馬も古馬重賞で好走歴がある馬がほとんど。熱戦が期待できそうです。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
※ハロンズ岩見沢場外でのイベントはこちら
【今週のコース使用方法(出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら)
9月28日(土)のメイン第10レースは、玉泉館特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
前走の秋陽特別(A2級-1組混合)では、格上A2級に混じって3着だったアローファイターに注目。コウシュハウンカイ(B1級)、アアモンドヤマト(A2級)との息詰まる追い比べの末、競り負けましたが、わずかコンマ6秒+コンマ1秒差でした。勝ち馬コウシュハウンカイが来週の世代限定戦へまわったため、ここには不在となれば、今季、B1級特別で2戦2勝という実力を見せつけてくれそうです。
ジャングルソングは、秋陽特別では2番人気で7着と思わぬ大敗を喫しました。第2障害で苦戦したことが原因ですが、いつものような末脚のキレも見られませんでした。とはいえ、前々走まで11戦連続して連対していたことを考えれば、自己条件に戻るここで巻き返しても不思議ありません。
前開催のオッズパーク杯(B1級-1組)は、キタノストロングが豪快に差し切り圧勝しましたが、同馬は今開催からA2へ昇級。同2、3着だったキタノオーロラ、レインボーライデンにも勝機がありそう。B1昇級初戦では4歳重賞・銀河賞を使われ1番人気で4着フクトクも、負担重量が軽くなるここでは侮れません。
9月29日(日)のメイン第10レースは、重賞・第49回岩見沢記念(20:10発走予定)。キタノタイショウ、ホクショウダイヤが別定20キロ増で840キロ、ギンガリュウセイ、インフィニティーが同10キロ増で830キロ、そのほかの馬は820キロでの出走です。
今季、6月の旭川記念、7月の北斗賞と重賞で2度の3着があるホリセンショウに注目。両重賞ともA1級からの挑戦でしたが、クラスハンデはなく、オープン馬に伍しての結果です。北斗賞以来となる休養明け初戦の2走前・A1級混合では7着と大敗しましたが、平場の軽い重量が不向きなのに加え、軽めの馬場が災いしたかもしれません。前走のA1級混合特別では障害のカカリにも進境を見せ、減っていた体重も回復傾向にある様子。北斗賞と比べて、多くの有力ライバルたちよりハンデが有利になる今回は重賞初制覇を決めたいところでしょう。
ホッカイヒカルは北斗賞では2着とホリセンショウに先着。コンマ3秒と差はわずかでしたが、末脚の伸びではこちらが断然でした。8月のばんえいグランプリでも僅差4着など勝ち切れないのは悩みですが、重賞、特別を問わず好走を続けている安定感は侮れません。今回も、北斗賞と同じくホリセンショウとは同重量だけに、互角の戦いが可能でしょう。
今季未勝利ですがギンガリュウセイにも期待できそう。近年ではシーズン初勝利を挙げたのが11年・9月上旬、12年・8月中旬と、負担重量が重くなってくる秋頃から真骨頂を発揮。本格化してきた2010年シーズン以降、9月・10月は、岩見沢記念(10年4着、11年2着)、北見記念(10年2着、11年・12年と連覇)の2重賞を含め13戦6勝、2着4回の好相性を誇ります。得意の季節を迎え、今季初勝利を重賞で飾る可能性もありそうです。
障害が安定して大崩れがなくなってきたニュータカラコマにも警戒が必要といえます。
9月30日(月)のメイン第10レースは、千樹橋特別(B2級-1組・20:10発走予定)。9月23日に行われた秋分特別(B2級-1組)の1、7着馬を除く8頭と、前走B2級の平場戦を使われてきた2頭が争います。
注目は秋分特別の上位馬。なかでも、1番人気にこたえた3歳馬と追い比べの末、コンマ6秒差2着のカネサマドカ、さらに1秒0差で3着のサカノテツワンでしょう。カネサマドカは古馬混合で初の特別挑戦でしたが、ひと腰先頭で第2障害をクリアし踏ん張りました。今回は特別2戦目で慣れも見込めるはずです。サカノテツワンは障害巧者。B2級-1組特別ではこれで3、4、3着と崩れがありません。
別路線の2頭では、決め手あるマゴコロに注目。前走B2級-2組では障害のカカリも上々で、余裕ある勝利でした。
秋分特別では2番人気で9着と大敗したベニコマは、前々走でも2着とはいえ障害で崩れており、立て直しが期待されます。