9月30日(日)のメインには、重賞・岩見沢記念が組まれています。今季ここまでに行われた古馬重賞は、いずれも勝ち馬が異なる混戦が続いています。ここで重賞2勝目を挙げ、一歩抜け出す馬が現れるのか。または、別の馬が勝ち、混戦に拍車がかかるのか。見逃せないレースになりそうです。
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9月29日(土)のメイン第11レースは、秋陽特別(A2級-1組・20:00発走予定)。
目下2連勝と波に乗るアアモンドヤワラに期待。前走の野分特別(A2級-1組)は4頭による追い比べからゴール前で抜け出して勝利。A2級昇級初戦で6番人気でしたが、それを覆す快勝でした。前走1~3着馬が今回も出走していますが、ハンデ差は変わらないだけに、引き続き好走が見込めるでしょう。
野分特別2着インフィニティーは3走続けて2着と、堅実な成績を収めています。同3着グランドペガサスは前走で別定5キロを課せられても、まったく問題にしませんでした。アアモンドヤワラは障害に不安があるタイプなので、障害巧者のこの両馬が巻き返す可能性も十分です。
3走前にA1級混合特別を制しているトカチタカラは、負担重量的に前述3頭より有利。馬体重が減っているのは心配ですが、力を出せる仕上がりなら侮れないところ。4歳重賞で好走を続けているフジダイビクトリーが初の古馬A2級で、どんなレースを見せるのかにも注目です。
9月30日(日)のメイン第11レースには、重賞・第48回岩見沢記念(20:05発走予定)が行われます。ギンガリュウセイ、オイドンが回避して8頭立てとなりました。
今季の収得賞金60万円につき10キロ増となる別定重量戦。カネサブラック(旭川記念優勝)、キタノタイショウ(北斗賞優勝)、ナリタボブサップ(旭川記念2着)、ホクショウダイヤ(ばんえい十勝オッズパーク杯2着)がそれぞれ10キロを課せられトップハンデですが、最大30キロ差しかないので、この4頭が有力でしょう。
なかでも注目は前走ポテト特別(オープン)では目の覚めるような末脚で快勝したキタノタイショウ。6着カネサブラックには6秒0差つけており、これで2連勝となりました。昨年のこのレースでは9着と大敗しましたが、それから1年経ち、成長した姿を見せてくれそうです。
カネサブラックは特別の近2走では4、6着に敗れていますが、前哨戦よりも本番(重賞)のほうが着順を上げてくることも多いだけに、当然ここは警戒が必要でしょう。
ナリタボブサップは先行して粘れず、ホクショウダイヤは差して届かずと、重賞ではワンパンチ足りない成績ですが、展開の助けがあれば、ここで今季重賞初制覇というシーンがあっても驚けません。
10月1日(月)のメイン第11レースは、神無月特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン3頭、準オープン(A1級)6頭により争われます。
オープン馬のなかから、目下2戦連続連対と好調なホクショウパトルに注目。前走のオープン特別(2着)でキタノタイショウに差されてから、ゴール前で巻き返し馬体を併せにいった根性は目を見張るものでした。近2走と同様、今回も軽馬場が予想され、しかも相手が大幅に楽になったことで、勝機到来といえます。
A1級は好調馬揃いですが、前走の秋分特別(A1級-1組)で圧巻の逃げ切り勝ちを収めたオレワスゴイ、2着に踏ん張ったホリセンショウが有力。同3着ライデンロックは、2走前の毛色限定戦でホクショウパトルと接戦を繰り広げた実績があります。当時より同馬との重量差が5キロひらく今回は一発逆転も望めそうです。