今週から、ばんえい十勝はナイター開催へ。10月29日(月)まで75日間のロングランとなります。今週は、第1レース発走予定時刻が、5月12日(土)、13日(日)→14:30、14日(月)→14:40となっています。
また、スカパー!(795ch)の生中継の放送時間も、13:30~20:55(16:00までは有料)へ変更になっていますのでご注意ください。
5月12日(土)のメイン第11レースは、楽天競馬杯(A1級-1組混合・20:00発走予定)。
ミサキスペシャルの巻き返しに期待します。前走つつじ特別(A2級-1・2組決勝混合)は1番人気で9着。先行争いが激しくなったとはいえ案外の結果でした。とはいえ、それまでの今季3戦が2、1、2着の安定感を考えれば、2戦続けての凡走は考えにくいものがあります。決め手勝負型ですが、先行できる脚もあるのが魅力です。
同じ前走で2着ウメノタイショウも当然有力。ユーファンタジーの決め手に屈しましたが、障害のキレもよくこの馬の力は出し切った印象です。その勝ち馬が不在のここは引き続き上位進出濃厚といえます。
前走B1級-2・3組決勝混合を勝ち2連勝を決めたグランドペガサスも侮れません。前走はスピードが生きる軽めの馬場(馬場水分4.0%)だったとはいえ、2着を7秒8もちぎる圧巻の逃げ切りでした。
ほか、つつじ特別8着アオノレクサス、同3着フジカチドキらにも警戒が必要でしょう。
5月13日(日)のメイン第11レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:00発走予定)。古馬牝馬オープンの上位常連だったフクイズミ、ニシキユウ、トカチプリティーらが昨季で引退。若返った印象のメンバー構成となりました。
とはいえ、主役を務めるのは11歳馬エンジュオウカンでしょう。今年1月のヒロインズカップでは、第2障害離れた3番手から差し切り勝ちを収め古馬牝馬ナンバー1に輝いています。唯一のオープン格付でトップハンデですが、実績からいっても中心は譲れません。
ヒロインズカップ4着ユーファンタジーも有力。今季開幕から3、1着と好調。特に前走(9番人気)は決勝混合特別で、相手強化の一戦でしたが、豪快に差し切って3連単33万馬券の波乱の立役者となりました。ヒロインズカップ当時より、エンジュオウカンとのハンデ差が広がるのは有利といえます。
ほか昨年のこのレースの覇者で先行力あるコマクインや、牝馬オープン特別では大崩れの少ない障害巧者アグリミズキなども有力でしょう。
5月14日(月)のメイン第11レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:00発走予定)。
2歳世代三冠路線では、二冠馬ブラックボスが3月に行われた三冠目・イレネー記念(定量戦)で5着に敗退。それまでの二冠でともに2着と苦杯を嘗めたニシキエーカンが逃げ切り勝ちを収めました。今回はブラックボスが不在で、ニシキエーカンはトップハンデ。イレネー記念で2、3着のテンカムソウ、アサヒリュウセイに注目します。
経験値でリードしているのがテンカムソウ。イレネー記念に続く若草賞(3歳牡馬オープン)では第2障害を越え早めに先頭に立つと、そのまま押し切り、すかさず巻き返しました。今季はアサヒリュウセイより格上のB4級で、前々走がアローファイターの2着、前走がスーパークリントンの3着と、オープン経験馬を相手に健闘しています。
一方のアサヒリュウセイは好調度で一歩リードしています。イレネー記念を含めシーズンをまたいで13戦連続して3着以内に好走。今季3戦もC1級からC2級(3・4歳限定)で3、1、2着と堅実な走りが目立ちます。
2頭に続くのがヤマノウンカイ。イレネー記念は9着でしたが、11月の十勝産駒特別では、1着ニシキエーカン、2着ブラックボスから僅差の3着という実績がありました。若草賞ではテンカムソウと5キロ差でコンマ9秒差3着。今回は前述両馬と同重量ですが、どこまで食い下がれるでしょうか。