8月29日(日)のメインには3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が行われます。今季から4~12月に実施される3歳牝馬限定重賞は、ばんえいオークス(11月28日)のみとなりました。そのため、このレースは牡馬だけでなく牝馬にとっても、大きな目標といえます。今年は、牡馬8頭、牝馬2頭による争いですが、ハンデ差も大きく波乱も考えられます。どうぞお楽しみに。
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※29日は、Aiba札幌中央場外にて須田鷹雄さん、古谷剛彦さんによる場立ち予想が行われます。
8月28日(土)のメイン第11レースに道新十勝川花火大会特別(オープン-1組・20:00発走予定)が行われます。ニシキダイジン、ギンガリュウセイが回避して8頭立て。ばんえいグランプリからの転戦組が上位でしょう。
そのばんえいグランプリを快勝したナリタボブサップが735キロ(別定15キロ増)、同2着カネサブラックが730キロ(別定10キロ増)だけに、705キロ(別定5キロ増)のフクイズミが断然有利でしょう。ばんえいグランプリは6着でしたが、流れが合わなかったのがすべて。それでもナリタボブサップと10秒8差は地力上位の証でしょう。巻き返しが期待されます。
同3着ホクショウダイヤは、基礎重量が軽くなる今回はさらにスピードが生かせそうです。このところ地力強化が著しく、一発があるかもしれません。
8月29日(日)のメイン第11レースは、第35回ばんえい大賞典(3歳・20:05発走予定)。クラス別定重量戦で、トップハンデが700キロのテンマデトドケ、最軽量が650キロのツジノコウフクヒメと、最大50キロ差がつきました。
過去5年で3着以内に入った15頭中、牡馬は9頭(出走36頭)、牝馬は6頭(出走12頭)と、出走頭数を考えれば牝馬が健闘しているレースといえます。
そこで注目はダイリンビューティ(660キロ)。2歳時の白菊賞、3歳2月の重賞・バレンタインカップと牝馬オープンで2勝の実績馬ですが、牡馬一線級相手では力負けが続きました。しかし、6月19日のとかちダービー(3歳オープン)では、紅一点ながらしぶとく押し切っています。しかも、馬場水分0.8%と力のいる馬場だっただけに、価値の高い勝利といえます。
5月16日のとかち皐月賞(3歳オープン)を制し、とかちダービーでも僅差2着のトレジャーハンター(680キロ)は古馬B1・B2級混合戦でも勝利と、こちらも力をつけている1頭。
レットダイヤ(670キロ)は、とかち皐月賞7着、とかちダービーで4着。とはいえ、両レースとも単勝1番人気に推されたことから分かるように、高い素質は誰もが認めるところでしょう。
重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)で3歳馬最先着の4着だったフェイ(670キロ)や、2歳戦線を引っ張ったホクショウバトル(680キロ)、ミスタートカチ(680キロ)らも上位を狙っています。
8月30日(月)のメイン第11レースは樹海特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。8月22日第8レース(B2級-1組)と23日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
前走B1級-1組勢のほうが、B2級-1組勢より基礎重量で10キロ重いですが、力量上位といえます。
なかでも勝ち馬トモエエーカンが中心。近7走のB1級、4歳オープン戦で6勝と飛ぶ鳥を落とす勢いです。先行力に加え障害も安定している今の状態なら、ここも好勝負必至でしょう。
ブランドボーイは前走、トモエエーカンに突き放されましたが2着に粘りました。軽めの馬場に助けられた面はありますが、復調気配が感じられます。今回もペースを握れば侮れないところでしょう。
実績上位の同3着トウリュウ、同4着キョウエイボーイも半数が格下の今回は大崩れは考えにくいところです。
前走B2級-1組勢では、単勝1番人気を裏切り5着だったライズドラゴンの巻き返しに期待します。