ホクショウバンクにチャンス到来
今年の柏林賞はキタノタイショウ720㎏からコマクイン670㎏まで負担重量差が50㎏もある非常に難解な一戦となりました。昨年の3歳3冠レースのばんえい菊花賞とばんえいダービーを勝利したキタノタイショウが、今回の出走メンバー10頭中アオノレクサスを除く9頭が出走していたライラック賞(4歳オープン)で上位着順を拾えていたら波乱の可能性は少なかったのでしょうが、2番人気に支持されながらも5着に敗れたのが波乱の要因です。
そうなると一見、ばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー3着の実績馬があり、5月10日のオープン決勝混合で、その後のライラック賞の勝ち馬フクドリ、2着馬コマクイン、3着馬アアモンドヤマト、そして前記したキタノタイショウを下しているアオノレクサスを狙いたくなります。しかし同馬は今回約1カ月半の休養明け。実戦から遠ざかった状態で前走比50㎏増の重量を曳くというのは明らかにマイナス要素です。また前走で好走しているにもかかわらず休養していることから、「ジックリ調整」というよりは「順調さを欠いてしまったのではないか?」という不安も過ぎります。
そこで今回◎に推したいのは、ばんえい菊花賞3着、ばんえいダービー2着の実績があり、近2走のオープン・A1混合戦で連続2着のホクショウバンクです。同馬は3走前のライラック賞では8着に敗れていますが、その後の2戦で復調気配を見せ、特に前走は積極的に仕掛けて行ったレース内容が示すように、よい手応えが感じられましたから、重量710㎏でも同馬から攻めます。
○には前記したキタノタイショウ。前走のライラック賞では仕掛けが遅れて5着に敗れましたが、高重量戦に強くメンバー中では実績最上位です。▲にはライラック賞では1番人気に支持されたようにそれまでの勢いはあったジャングルソング。前走の天人峡特別で復調気配を見せていたので浮上の余地があります。
あとは△に前記したアオノレクサス。他ではライラック賞ではフクドリの3着に敗れたものの、前走6月20日のA2-1・2決勝戦ではそのフクドリを破って勝利しているアアモンドヤマトとライラック賞勝ち馬のフクドリ。
◎ (5)ホクショウバンク
○ (8)キタノタイショウ
▲ (6)ジャングルソング
△ (10)アオノレクサス
△ (7)アアモンドヤマト
△ (1)フクドリ
馬連5-8、6、10、7、1 各1000円