実質定量戦ならカネサブラックに期待
前回のばんえい十勝オッズパーク杯でもカネサブラックを◎にしましたが、今回もカネサブラックが有力でしょう。確かに同馬は2007年が7着、2008年が5着、そして昨年が4着と当レースで敗れていますが、それは前3年ともに前走好走からレース間隔を開けずに直行しているのが最大の敗因でしょう。カネサブラックは前回のばんえい十勝オッズパーク杯時のレース見解でも述べたように、レース間隔を1開催以上開けた方がいいタイプですから、前走からレース間隔をタップリ開けて、中間ジックリと調整した今回は結果が吉と出る予感がします。
カネサブラックは、前走勢いがあって重量が30㎏軽いナカゼンスピードに逃げ切られての2着でしたが、今回は牡馬770㎏(牝馬750㎏)の実質定量戦。となれば昨シーズンの重賞で5勝を挙げている同馬の出番でしょう。
○には昨シーズンは当レースを含めて重賞で3勝を挙げているフクイズミ。乾いた馬場で前走から大幅重量アップとなると前へ行く馬は苦戦する可能性が高く、中位から末脚を生かせるというのが同馬の買いの材料です。同馬は年齢とともに末脚型から障害型へシフトして近走で結果を残していることもあり、今回のメンバーであんまり積極的に行かれると苦戦の可能性も考えられますが、勝ちを意識しないで普通に乗ってくれれば上位争いが濃厚です。
▲には今年1月の天馬賞でライデンロックを下して勝利したオレワスゴイ。同馬は今年5月のさつき特別でライデンロックの2着に好走していることから考えても、ライデンロックと大きな力差がないのは明らかでしょう。前走の大雪賞ではライデンロック、ニシキダイジン、ホクショウダイヤ、ナリタボブサップ、ホクトキングに先着を許しての8着に敗れましたが、前々走比プラス21㎏の馬体重が示すように、いかにもここを見据えたソフトな仕上げでしたから今回体がやや絞れての一発が期待できそうです。
あとは△に近走の充実度が光り、末脚が魅力のホクショウダイヤと、近2走の勝ちっぷりを評価してライデンロック。ライデンロックは前走の大雪賞は目一杯でおつりが残っていない可能性もあるのですが、それでも勢いあるホクショウダイヤや重賞で常連のナリタボブサップに先着したことは評価できます。
カネサブラックがまともなデキで出走してくれば1着が濃厚だとは思いますが、1番人気を単付けしてもそれほど配当妙味がないわりにリスクを背負うので、ここは馬連予想にします。
◎ (3)カネサブラック
○ (2)フクイズミ
▲ (6)オレワスゴイ
△ (10)ホクショウダイヤ
△ (8)ライデンロック
馬連 2-3 2000円
馬連 3-6、10、8 各1000円