今週から6月14日(月)までの15日間は発走予定時刻が従来より繰り下がり、第1レース11:50、メイン第11レース17:15、最終第12レース17:50となりますのでご注意ください。同じく今週より、第2障害の高さが従来より5センチ高い155センチに変更されます。ばんえい競馬の見どころである第2障害での攻防がますます楽しみになりそうです。
5月15日(土)のメイン第11レースは桃酔特別(オープン-1組・17:15発走予定)。出走馬の重量区分は、すべてオープンとなっています。
前開催のオープン-1組特別で3秒6差以内の接戦を繰り広げた上位4頭が参戦してきました。
なかでも注目は4着だったホクショウダイヤ。大きく離された第2障害7番手からしっかり末脚を伸ばしてきました。障害さえまともなら、ここは間違いなく勝ち負けでしょう。
マルミシュンキも離れた第2障害6番手からきっちり追い込んで2着。単勝5番人気と、生涯53戦目にして初めて2番人気以内を外しましたが、オープン-1組でも主役級の器であることを示しました。
3着ナリタボブサップはやはり詰めに課題を残しますが、実績的に大崩れは考えにくいところ。
1着ヤマノミントは今開催からオープン(重量区分)に昇級し、ハンデ差がなくなるのは不利。とはいえスピードでは一線級相手でもヒケをとらないことは前走で証明できました。引き続き好勝負できそうです。
5月16日(日)のメイン第11レースはスーパートレーナー賞(オールカマー・17:15発走予定)。昨季の調教師リーディング上位10名の管理馬による選抜戦です。出走馬の重量区分は、400万円未満1頭、320万円未満2頭、250万円未満6頭、160万円未満1頭となっています。
ここは思い切ってメジロショウリキ(松井浩文調教師)を中心に取ります。メンバー中でもっとも下の160万円未満(重量区分)ですが、これは08年9月~10年2月までの長期休養のため、賞金を稼げなかっただけ。休養前は、オープンクラスとの混合戦での勝利もある実力馬でした。まずは障害を無難にこなし、ハンデ差がものをいう叩き合い持ち込めば勝機十分でしょう
ナカゼンスピード(岩本利春調教師)は開幕週の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯、前開催のA1級-1組特別をともに逃げ切って勝利。昨季最終戦から目下3連勝と好調です。ほとんどが格下のここは貫録を示したいところです。
エンジュオウカン(久田守調教師)は前走の牝馬オープン特別では、第2障害を降りてすぐに先頭に立つとそのまま押し切りました。665キロなら持ち前のスピードで牡馬とでも互角に渡り合えるでしょう。
この日の第10レースにはとかち皐月賞(3歳オープン・16:40発走予定)が行われます。出走馬の重量区分は、400万円未満1頭、160万円未満5頭、100万円未満4頭となっています。
重賞2勝を挙げ400万円未満(重量区分)のテンマデトドケが実力も格も抜けていますが、さすがに最大80キロ差のハンデは厳しいでしょう。
負担重量で有利なのは100万円未満(重量区分)組ですが、この区分は3・4歳限定で、5歳以上との混合戦の流れを経験している160万円未満(重量区分)組に一日の長がありそうです。なかでも重賞で上位実績がある牡馬ホクショウバトル、ミスタートカチ、アウルメンバーが有力です。
5月17日(月)のメイン第11レースはさつき特別(オープン-2組・17:15発走予定)。出走馬の重量区分は、オープン9頭、400万円未満1頭となっています。
前開催のオープン-1組特別で7着と敗れたライデンロックの巻き返しに期待します。着順は下位とはいえ、ひと腰先頭で第2障害を越えゴール寸前まで先頭をキープと、決して内容は悪くありませんでした。今回はメンバーが大幅に下っており、十分に勝機が見込めるでしょう。
相手も同じく5歳馬。前走オープン-2組で僅差4着のウメノタイショウや、1月の5歳重賞・天馬賞でライデンロック(3着)に先着しているオレワスゴイ(1着)、キンセイモン(2着)らでしょう。
ライデンロックと同じ前走で10着と敗れたホッカイヒカルも、一線級のメンバーから解放された今回は見直しが必要。今季3戦はいずれも追走に手一杯ですが、オープンクラスのレース(混合戦含む)で6戦連続3着以内に好走していた昨季終盤の行きっぷりを思い出してほしいところです。