先週日曜はばんえいオークスが行われワタシハスゴイが勝利しました。来週日曜(12月27日)はばんえいダービー、30日(水)にはヤングチャンピオンシップ、年が明けて1月2日(土)は帯広記念、3日(日)には天馬賞が予定されています。ビッグレースの狭間の今週の開催ですが、20日(日)のメインには帯広記念前最後のオープン1組特別が組まれており、本番を占ううえで目が離せません。
12月19日(土)のメイン第11レースはサホロ特別(450万円未満・16:50発走予定)。
混戦模様ですが、いちおうの中心はエンジュオウカン。前走11月29日のオープン決勝混合こそ第2障害で崩れ、離された9着でしたが、もともとは障害巧者だけに立て直しは可能。自己条件に戻るここは巻き返しが期待できそうです。ただこのところ、重賞のカーネーションカップを制した今年上半期のような勢いが感じられないのは気になります。
イッスンボウシは450万円条件昇級後5、3、1着と調子を上げています。特に2走前(11月29日・オープン決勝混合)は、オープン格付のギャンブラークイン、マルミシュンキとの競り合いからゴール前わずかに遅れただけの大健闘。前走は450万円条件のシリウス特別で逃げ切っています。
シリウス特別4着のウメノタイショウは、続く前走12月13日のオープン決勝混合でギャンブラークイン(4着)らを相手に差し切り勝ちを決めており、この条件なら力上位の存在です。
ほか、ムラな面はあるものの実力ではヒケをとらないグレートサンデー、シリウス特別5着で障害巧者のトカチタカラ、この条件の特別では着順ほど負けていないオレワスゴイも争覇圏です。
12月20日(日)のメイン第11レースにはホワイトクリスマス賞(オープン・16:50発走予定)が行われます。
前開催の同条件戦・師走特別のほぼ再戦です。ニシキダイジンはそのレースで2着。第2障害先頭クリアから、ホクショウダイヤ(1着)の決め手に屈したものの、ホクトキング(3着)の追い込みはしりぞけました。馬場水分(6.5%)のわりに時計がかかったことが幸いしたようですが、今回は得意の重馬場が予想されることで勝利への期待が高まります。
ホクトキングは師走特別がオープン復帰初戦でした。過去、重賞は苦戦傾向も、オープンの特別・平場では崩れの少ないタイプだっただけに、ここも侮れません。オープンの特別・平場では展開を作れるホクショウダイヤも引き続き注目でしょう。
またまた追い込み届かずで4着のフクイズミは障害次第で浮上してくるはず。1番人気を裏切り5着のナリタボブサップは連戦の疲れが気になるところ。当日の気配に注目です。
この日の第2レースに2歳A-1が組まれています。
十勝産駒特別1~3着馬、南北海道産駒特別1、2着馬、釧路産駒特別1、3着馬、北見産駒特別1着馬が参戦と、12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの前哨戦の様相です。
実力・実績では重賞のナナカマド賞を制し、前走十勝産駒特別も勝利したテンマデトドケが断然ですが、別定25キロ増の克服が課題となりそう。同じ前走で僅差3着のハクバオウジが重量差を生かして逆転もあるでしょう。
釧路産駒特別3着のホクショウシャネル、南北海道産駒特別2着のダイリンビューティは、その後2歳A-1(A-2との混合戦含む)で勝利と力をつけており、上位進出へ期待が持てそうです。
12月21日(月)のメイン第11レースはサンタクロース特別(180万円未満・16:50発走予定)。
ここは目下2連勝と波に乗る2頭による争いが濃厚です。
カイセフジは180万円条件昇級後2連勝中。長くいい脚を使えるタイプで、ここも一気に突き抜ける圧巻のレースが期待できそうです。
一方のオーゴンプリンセスは安定した障害力が持ち味。早めに第2障害を越え、カイセフジの末脚に対抗したいところです。
実力どおりに走れば、前走アルデバラン特別(180万円未満決勝)1着のホリセンショウ、12月13日の180万円未満決勝でカイセフジと接戦を演じたハマクリシンザンも侮れないところ。しかし今回、ホリセンショウは前走から15キロ増、ハマクリシンザンは見習騎手起用の減量がないなど、負担重量面で不利になっており、一角崩しまでは難しそうです。