9月2日(日)のメインレースは4歳馬による銀河賞です。
昨年までは4歳(明け5歳)馬による別定戦として12月~年明けに行われていたのがこの時期に移行してきました。700万円未満730キロの基礎重量からクラスがひとつ下がるごとに10キロずつ減量される別定重量で争われます。
過去5回の傾向を見ると、トップハンデ馬の優勝は04年のサダエリコ1頭のみ。しかし重賞9勝を挙げていた女傑の例だけに参考外。ほかの4回では、トップハンデ馬は連対すらしていません。
注目したいのはメジロショウリキ。4歳限定戦の柏林賞(6月8日)、紅バラ賞(7月16日)をそれぞれ3、2着と好走しながら700キロは恵まれた印象。前々で競馬をして、ホクショウダイヤの末脚を封じる展開に持ち込めば、重賞初制覇のチャンスです。
同じ700キロのテンカは、今季メジロショウリキと同重量で6回対戦。3勝3敗とまったく互角の成績を残しているだけに侮れません。
トップハンデ720キロを課せられたのはホクショウダイヤ。定量戦で行われた柏林賞は、マルミシュンキには完敗も3着以下は突き放して2着。トップハンデを曳いた紅バラ賞は、障害4番手から猛追し差し切っています。最大20キロ差(牝馬とは30キロ)だった紅バラ賞よりも、今回はさら10キロずつ重量差がひらきます。世代トップクラスの実力馬なのは確かですが、過去の傾向から全幅の信頼は置きにくいところです。
2頭出走している牝馬では、ニシキユウのほうに魅力があります。持ち前の先行力を生かしここ2戦の430万円条件をともに逃げ切り、前走ではメジロショウリキを破っています。パワーで押すタイプなので、週末の雨が馬場状態にどのくらい影響するかで取捨を決めたいところです。もし馬場水分が1%台に落ち着くようなら好走の期待が高まります。
690キロで出走するヒロノドラゴン、コーネル、ツジノコウフクは、紅バラ賞ではいずれも早め障害クリアから横一線の3着争いを繰り広げました。5秒ほどの差だった2着メジロショウリキとの重量差も当時よりひらくことから、一発の期待もかかります。なかでもツジノコウフクは、今回同様10キロ差だった4歳オープンのすずらん賞(4月29日)でメジロショウリキに先着しています。
ほか、500万円条件で連続連対中のカネサテンリュウ、軽ハンデにかけたいエメラルドが出走します。
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