27日(金)に行われた日本レーシングサービス賞(3歳以上オープン混合)はホシマツリが優勝。得意の帯広コースで存在感を示しました。第2障害は4頭がほぼ一団となってクリアする大混戦。そこからホシマツリがジワジワ脚を伸ばし、早めに先頭へ。後続も必死の追撃を試みますがホシマツリの手ごたえには余裕が見られ、そのまま先頭でゴールを果たしました。2着には、障害5番手からしっかり歩いたヤマノミントが入線。しぶとく粘ったニシキダイジンが3着。
28日(土)「ばんえいフサイチDay」のメインレースは、関口房朗大賞典(3歳以上混合600万円未満)。ここは昨季後半、旧470万や550万クラスで好勝負していたトウリュウが好調を維持して優勝しました。第2障害を力強く登ったトウリュウは先頭クリアを果たしたものの、後続5頭の猛追を受ける厳しい展開。各馬が入れ替わり立ち替わり押し寄せましたが、これを凌ぎに凌いでゴールイン。障害6番手から追い込みながら、残り5メートル付近で痛恨のストップを喫したトカチタカラが2着。3着は、こちらもいい追い込みを見せたギャンブラークインが入線。
29日(祝・日)はイーバンク銀行杯すずらん賞(4歳オープン)が行われ、6番人気のテンカが優勝。昨季後半に5連勝をマークした実力をいかんなく発揮し、世代のトップクラス入りを果たしました。道中は例によってニシキセンプーが早めの競馬を展開。しかし第2障害は、ひと呼吸おいて仕掛けたテンカ、ツジノコウフクら4頭が並んでクリア。なかでもテンカの脚いろが抜群で、楽な手ごたえのままゴールへ一直線。大きな差はつかなかったものの、完勝といえる好内容でした。2着は追いすがったツジノコウフク。実績馬ホクショウダイヤが障害6番手から追い込み、3着を確保しました。
30日(振・月)のメインレースはばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)。このレースは別掲のばんえい十勝オッズパーク杯回顧をご覧ください。
この日第3レースの2歳新馬戦は、「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」牡馬の部で優勝したホクショウジャパンが、2着に40秒以上の差をつけて快勝。前評判どおりの強さを見せつけました。また第4レースの2歳新馬戦には、同じく祭典ばん馬の牝馬の部で優勝したプリンセスビジンが出走しましたが、こちらは重い馬場に苦戦し競走中止。第2障害での3度のヒザ折りののち2番手追走も、残り10メートル付近でへたり込んでしまいました。なお、このレースは3番人気のメジロヴィックが制しています。
5月1日(火)に行われたのは春駒特別(3歳以上混合500万円未満)。安定して力を発揮してきたワカテンザンが、0秒2差の接戦をモノにしました。中団を追走していたワカテンザンは、第2障害を2番手でクリア。先に抜け出していた元オープンのライジングサンを徐々に追いつめ、並んだところでゴールを迎えました。ライジングサンとの着差はわずかでしたが、3着以下には10秒程度の差をつけており、今後もこのクラスでの活躍が期待できそうです。なお、3着にはカゲシュウホーが入線しました。