ゴール前のドラマ 藤岡が雨を制す!
7Rあたりから小雨が降り始め、優勝戦は本降りとなり完全な湿走路に。初優出初V狙う37期・村田光希も人気の一角を担ったが、一番試走の角翔太郎が人気の中心。3連単は3-6-5、3-5-6。2連単で1-3も売れ筋。日室志郎が1コーナー流れて山本将之が村田を早めに捕えて先頭へ。この時点で山本将の優勝が有力に見えたが、角を差した藤岡一樹が後半伸びて山本将へ接近し、ゴール前でチョイ差し。今年の正月以来の優勝で自身9度目のVとなった。
好調の続く田中哲を指名
田村治郎は準決勝戦で内山高秀の追撃を抑えながら2着まで上がり優出を果たした。この決勝戦でも、攻めが捲り主体の伊藤正真を抑え続ける形になると、自身の進み足も鈍らされる恐れがある。
そのように後ろで30線両者がせめぎ合う間に、目下エンジン絶好調で、スタートの切れ味まで上向いている田中哲が、前団を持ち前の捌きで攻略する。大月渉も何節か好機力を維持しており、田中哲に付いて行ける。
生方将人の仕上がりも相当に良いが、竹本修の方が攻めの早さは上回る。
◎ 5 田中哲
○ 8 伊藤正真
△ 6 大月渉
▲ 3 竹本修
穴 2 生方将人
おすすめの買い目
5=8-632
穴なら
3=2-5678
文/鈴木
藤岡一樹が圏内へ上がってくる
決勝戦のおこなわれる時間はあいにくの雨予報。良走路ならハンデ有利な人見剛志の速攻抜け出しが十分ありそうだが雨は不安。
今回初優出となった村田光希は準決勝戦の勝利により本日3日目はハンデ重化。雨走路はデビューから6走を経験して未勝利、4着が最高と、推せる要素に乏しい。人見に日室志郎も雨が得意でなく、40線から角翔太郎が進出を図るが、底力に優り雨の実績も豊富な50線の2車が追い上げて首位争いしそうだ。藤岡一樹は良走路の今節2走とも他者を大きく上回る本走タイムで走っており、走路が雨に変わってもエンジンの良さで勝ちきろう。
◎ 6 藤岡一樹
○ 5 山本将之
△ 3 角翔太郎
▲ 1 村田光希
穴 2 日室志郎
おすすめの買い目
6-5-312
晴れたら
4=6-351
文/鈴木
三浦康平が今年の初優勝を決めた!
伊勢崎オートの優勝戦は試走タイム一番タイの三浦と大月に人気が集まった。その三浦は20線に6車並んだ大外に置かれていたが、見事なスタートダッシュを決めると1周目の2コーナーを出るところで2番手に浮上。早々と0ハン北渡瀬と一騎打ちの状態に持ち込んで。そこからの攻めも早く、あっさりと先頭に立つと後続を振り切って優勝を決めてみせた。2番手には田中哲が粘っていたが、機力上位の大月が交わし準優勝。他の選手はあまり動きがなかった。
三浦は今年5度目の優出にして初優勝。勝因はなんと言ってもスタートだろう。通常なら内枠勢の5車を捌かなくてはならないハンデ位置だったが、一気に置き去りにして好展開を作れた。SGの裏開催で主力選手がごっそりいなかったというシリーズだったが、そこでしっかりと結果を出したのはさすがの一言。ここから今年の良い流れを作っていきたい。
森本優佑が通算200勝、4Vを達成!
山陽オートの優勝戦は、初優勝がかかる0ハン単騎の中村颯に人気が集まった。その中村颯は序盤からペースを上げたかったが、20線から先行した古城に捕まってしまう。その古城も逃げ態勢を確立する前に、スタートで後手を踏んだ吉松優の巻き返しに遭ってしまう。吉松優が逃げる展開になったが、後方から追ってきたのは森本。森本は仕掛けのタイミングを図るとインに切り込み先頭を奪取。鮮やかな追い込みを決めてみせた。
森本はこれで自身4V。通算勝利数が200となる節目で優勝を決めてみせた。展開的に楽ではなかったが、最後方からきっちり追い込んでみせた。31期では青山周平の活躍が目立っているが、森本もまだまだ成長の余地を大いに残している。今後は記念レースでの活躍を期待したい。