山本将之が先駆けを決めて優勝へ!
新走路2節目、更にミッドナイトレースで高速バトルが展開されている山陽オート。優勝戦もスピードがある選手にチャンスが生まれそう。
0ハン両者でスピード出ているのは道智だが、スタートは五所が先行しそうなので、道智は自分の好きなコースを走りにくくなり車速を乗せられないか。単独10線の山本将之はスタートが巧いので、20線勢に叩かれることはない。20線勢がやってくる前に0ハン両者を交わし、ぐんぐんとペースを上げそう。そのまま押し切るとみた。
20線3者の中では丹村飛が有力。前節でも優勝しているし、タイムもよく出ている。カマシスタートが決まれば山本将の逃げを捕えられるかも。藤岡は準決で猛烈な追いを見せ、ゴール前で上和田をチョイ差し。だいぶ仕上がっている。山本翔は20線最内から枠ナリに出れば浮上は可能。道智は五所に先行できれば、序盤からペースを上げられる。
◎山本将之
○丹村飛竜
△藤岡一樹
△山本翔
▲道智亮介
今回から28期がレジェンドの仲間入り
過去から今に至るまで伝説のページを紡ぎ続けているオートレーサーが伊勢崎に集う『レジェンドカップ』は、前年度におこなわれた1月に続いて今年2度目の開催を迎える。
前回大会の決勝は、篠原睦と内山高秀の逃げ態勢を若井友和がラスト8周目一気に捌くはなれわざでウイナーに輝いた。
2019年~2021年は高橋貢が大会3連覇。その後の2大会もきっちり優出を果たした。現在進行形で記録を延ばし続けているオート史上最高クラスのレジェンドである。
今回から28期生が出場権利を獲得した。その中でも実績ピカイチなのが中村雅人。SG優勝6度、通算1000勝もうっすら見えてきており、彼もまた現役レジェンドの1人だ。昨年以降SGを含めて6優出・2Vと、伊勢崎走路との相性は上々で、大会初参加にして有力な優勝候補といえる。
三浦康平は数ヵ月間スランプに陥り、前期S級から今期はA級3ケタまでランキングを大幅に下げたが、10月下旬に復調を果たしてからは優勝1回、準優勝2回と好調が続いている。前節のハンデ位置は最重ハンデの10メートル前であり、今回大暴れする可能性は十分。
木村武之は、走路改修を経た今年5月以降の伊勢崎2節8走は3着が最高着順だが、かつて当地では『SG日本選手権』を2度制覇したほかG1・G2タイトルを数多く獲得しており、良いイメージを思い出して走りたいところだ。
参加資格を得て以降、決勝へ毎年メンバーを送り込んでいるのが25期。V歴および優出歴を持つ若井友和、森且行、永井大介、有吉辰也、岩崎亮一、谷津圭治、岩沼靖郎が今年は勢ぞろいしており(森且行が公傷療養のため一時期戦列を離れていた)、軍団として存在感を示すか。
そのほかに伊勢崎の新走路で実績を挙げている遠征車は、荒尾聡が今年6月、タイトルどおり雨中決戦となった『G2稲妻賞』を優勝。鈴木清は9月に『G1ムーンライトチャンピオンカップ』で青山周平には離されたが若井友和との接戦を制して準優勝。篠原睦は8月に『SGオートレースグランプリ』優出。彼にとって伊勢崎は、おととしSG初制覇を成し遂げた思い出の地でもある。
岡部聡、鈴木辰己、加賀谷建明、青島正樹も新走路における好走が目だっている。
※12月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
木村 武之〔浜松 S-21(26期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
森 且行〔川口 A-16(25期)〕
永井 大介〔川口 S-12(25期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-154(28期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-10(27期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-19(27期)〕
文/鈴木繁樹
競り合いを制した鈴木宏和
曇り空で絶好のコンディションとなった浜松オート優勝戦。
試走から好タイムが続出し、一番時計は金子大輔の24。次いで青山周平、鈴木圭一郎が25,鈴木宏和が26、佐藤貴也が27と続き、2級の栗原佳祐も28と好タイムを叩き出した。
レースはスタート後の1周目から激しい競り合いが展開され、50線からトップスタートを決め鈴木宏に佐藤貴が飛び込んで行く。
すかさず2周目のホームで鈴木宏が差し返し2級両者を追う展開。と思われたところで金子が内へ突っ込んで3番手を奪取したが、ここも鈴木宏が差し返し競り勝った。
牧野の逃げを交わした栗原だが、すでに射程へ入っていた鈴木宏が金子を抑え今年V4を完全優勝で決めた。
速攻派のイメージが強い鈴木宏和だが、競り合いにも強い面を見せ、年末のスーパースターへ弾みをつける一戦となった。
位置がいい鈴木宏和を推す!
0ハン牧野竜は嬉しい初優出。そのまま初優勝の期待もかかるが、後続は強力なので道中で捕まりそう。栗原佳は牧野竜を追って絶好の展開になる。早めに抜け出せばペース上がりそうなだけに優勝のチャンスはなくもない。
50線に並んだ5車は最内の鈴木宏が先行しそう。前の2級車2人との差を徐々に詰めて仕掛けていく。後続の追い込みを振り切って先頭ゴールを目指す。そこで、鈴木宏を中心視する。
佐藤貴から外も枠ナリ発進になりそう。佐藤貴と金子大が鈴木宏に続いていく展開になるが、機力面はどうか。青山や鈴木圭の方がエンジンの仕上がりは良く、レース道中の仕掛けどころで突っ込んでいきそう。
◎鈴木宏和
○青山周平
△鈴木圭一郎
△佐藤貴也
▲栗原佳祐
新走路の高速決戦を制したのは地元の丹村飛竜!
新走路での開催となった山陽オート優勝戦。
新走路にプラスしてナイターでの開催となりスピードレースが展開された。
試走の一番時計は川口の上和田拓海で26。次いで緒方浩一と滝下隼平が27で続いた。
試走で27を出した単独0ハンデの緒方が序盤でリードを拡げハイペースの逃げに持ち込む。
10線のスタートは最内から中尾が先制したが、すかさず上和田が捲り、丹村と岩見が付いて行く展開。滝下も互角に飛び出したが、上和田にカブされ車を引き長田と共に苦しい展開となった。
試走26を叩き出した上和田だが、緒方を詰めて行けず丹村が車を内へ向け突っ込んで行く。
快調に逃げた緒方だが、徐々に丹村が差を詰め5周バックで先頭へ。上和田も立て直し緒方を交わした。
丹村飛竜は今年V3を達成。新走路1節目の開催で緒方と共に地元両者が見せ場を作った。