走路温度低下とともにスピードレースが増えてきた!
川口オートは前回のナイトレースから昼間開催に移行する。今回は3日間の短期決戦。S級は7者だけで、A級やB級にもチャンスが生まれるが、逆にS級の選手達にとっても手薄な今回は優勝を手にしておきたい。注目選手を挙げていく。
今回出場する中でランクトップは永井大介。前々走のSGでは3日目まで好走を見せていたが、準決以降は凡走に終わった。心機一転となる前走では初日こそ白星を挙げたが、準決ではまさかの反則失格。優勝戦には進めなかったが、最終日はしっかりと白星で締めていた。エンジン的には十分戦える状態で、今回も優勝候補筆頭に挙げられる。
他に地元S級は若井友和、佐藤裕二、黒川京介、平田雅崇など。若井はエンジン状態がそこそこで推移。ここ4節は優出を逃しているが、その前の開催では重走路で優勝を果たしている。先述の通り、今回はメンバーが手薄なので再び優勝を狙いたい。佐藤裕もエンジンはまずまず。このところずっと地元での競争が続いているが、10月には一般開催で優勝がある。黒川はここ2節は低調気味だが、その前のSGでは伸び伸びとした走りを見せており、順調に成長している様子。平田はエンジン状態が上下動しやすい。ただし、エンジンが良くない時でも気合の入った差しで車群を交わしていけている。
外来S級は岩見貴史と松本やすし。岩見はエンジン状態が並かそれ以下。元々、試走タイムは出る方ではないが、もう少し数字面での上積みが欲しい。エンジンが並以上になれば強烈なスタートからの速攻に期待できる。松本やすしもエンジンはイマイチ。それでもSGでは3回の2着があるなど奮闘は見せている。
前回の川口ナイトレースで優勝したのは中山光。優勝戦では前を走る岡谷美由紀がふらつき、被害がありながらも、それを克服して勝ち切って見せた。エンジンはかなり仕上がっており、ナイターの時間帯とはいえ好タイムが出ていた。昼間開催になっても、このパワーは全選手にとって脅威になるだろう。その優勝戦に乗っていたのは青木治親。結果は6着だったが、初日から3連勝を決めるなど上昇の気配が出ていた。
山陽から来場するA級の角南一如、藤岡一樹、人見剛志などはS級に匹敵する実力の持ち主。今回も上位級を脅かす存在になりそう。前々走の地元で優勝した亀井政和はエンジン状態が良い。川口走路にも折り合えば、優出は可能な状態。
B級では2級車の早津康介がスピード面での強化が図れている。同期の中では遅れていた感あった本田仁恵も、近況は1着が取れるようになっている。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-45(24期)〕
黒川 京介〔川口 S-47(33期)〕
平田 雅崇〔川口 S-48(29期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-43(32期)〕
中山 光〔川口 A-57(32期)〕