丹村飛竜と荒尾聡が優勝しての参戦!
山陽オートは7月のGII以来のレース。その時は有吉辰也の優勝で幕を閉じたが、今回はその有吉は不在。ただしS級は多く参戦するので優勝争いは難解。直近の気配を参考にシリーズを展望していく。
地元エースは佐々木啓。前走の飯塚GIでもしっかりと優出し、安定感は変わってない。今年は14回の優出があり、優勝は1回。エンジンは常に高位で推移しており、大きな着を取ることが少ない。メインの外来となる飯塚勢を迎え撃つ地元のリーダーとして周りを引っ張っていきたい。
気配の上昇度で言えば丹村飛竜。前走の飯塚ミッドナイトでは初日から3連勝の完全優勝を決めている。前回地元のGIIでは不本意な結果に終わったので、その時の分まで取り返す勢いで初日から臨むはず。松尾啓史と岩崎亮一は前走の飯塚GIでは振るわなかった。白星がなかったばかりか、連対さえなかった。逆に浜野淳はそのGIで優出。今年はピリッとしない内容が続いていたので、この優出をきっかけにかつての迫力を取り戻したい。岡部聡と藤岡一樹はエンジン並。少しでも上積みさせたい現状。角南一如は前走の飯塚GIはイマイチだったが、地元は前回のGIIで準優勝している。地元走路なら好走可能か。
外来S級の一番手は荒尾聡。前走の地元GIでは重走路で優勝を決めている。準決の良走路でも好タイムで勝利しており、エンジン状態は最高潮。走路状況に関係なく、力強い走りで進撃していく。
2番手は浦田信輔。前走の地元GIは準決3着で優出を逃したが、エンジン自体はまあまあの位置にある。重走路では厳しくなるが、良走路なら際どい突っ込みで車群を切り裂ける。地元GIで優出しての参戦は田中茂。エンジン自体は中堅上位。スタートをそれなりにこなせば上位着でまとめられる。同期の篠原睦は前走の地元GIでは良くなかったばかりか、準決では痛恨のフライング。この悪影響がなければいいが、前々走の地元5日間開催ではオール連対で優勝している。桝崎陽介、滝下隼平、重富大輔といったS級もそこそこで悪い事はない。
S級以外では石橋大、番田隆弘、阿部仁志が前走の飯塚ミッドナイトで優出。新人の松尾彩は前走の飯塚5日間で上昇してきた。元々は養成所の卒業検定で好タイムをマークした逸材。昨年は後半の3ヶ月をケガで戦線離脱していたが、徐々にセンスが花開きつつある。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-16(26期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-23(25期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-34(26期)〕