新年度一発目の開催は飯塚オートから!
3月は5度の開催があり、31日までレースが行われていた飯塚オートで、今度は4月2日から4日間の日程で競争が展開される。前回、優勝戦に乗っていた選手が多く参戦するので、今回もシリーズを盛り上げる存在になりそう。
飯塚でランクトップは荒尾聡。前走の地元3日間開催では、準決4着で優勝戦には進めなかった。ただし、初日は1着を取っていたし、その前のプレミアムカップではきっちりと優勝戦まで進み3着に食い込んでいた。エンジン自体はおおむね好調で、今期も地元勢を引っ張っていく。
前回の飯塚3日間開催で優勝したのは松尾啓史。初日からオール1着の完全優勝だった。優勝戦では上がり373を叩き出すなどエンジン面は絶好調。仕上がりさえ良ければ、的確な捌きを存分に発揮できる。レース間隔が空いておらず、今回もこのまま連勝を伸ばしていきそうだ。
その優勝戦に乗っていた選手の中で他に5人が参戦。準優勝だった森本優佑は初日からオール連対の好成績。3着だった中村杏亮は初日から連勝での優出。この両者は若手だけに勢いに乗ると怖い選手。越智尚寿が4着で、竹谷隆が5着。この優出で上昇気流に乗りたいところ。山浦博幸は6着だったが、その前の地元でも優出しており好調をキープできている。
地元S級の有力者は浦田信輔、有吉辰也、篠原睦、久門徹、岩見貴史、田中茂など。浦田は前走のプレミアムカップでは準決3着で優出はならなかった。ただ、エンジン的には今回のような一般開催なら戦えない様子ではなく、新年度で心機一転、攻撃力を増してくるかも。有吉は前走のプレミアムカップでは準決4着だったが、シリーズを通しての走りを見れば動きはまずまず。篠原は前走のミッドナイト王者決定戦で6着。初日から連勝を決めていた。このシリーズの通常の勝ち上がりで優勝していたのが岩見貴史。初日からオール1着。その後の地元3日間開催の最終日に反則をしてしまった点は多少気がかりではある。久門もミッドナイトで優出。その後の地元3日間開催でも2勝を挙げていた。田中茂はエンジン上々だが、前走の初日にフライングをしたので、当面の間はスタートが慎重になるか。
山陽S級は松尾啓の他に丹村飛竜、岡部聡、角南一如が来場。丹村は前走のプレミアムカップで優出し5着。今回と同じ飯塚走路なので楽しみは十分。角南もプレミアムカップでは見せ場を作れていた。岡部はなかなか調子が上向いてこない。どこかで何らかのきっかけを掴みたいところ。
他に大注目は川口の小林瑞季。前走の浜松4日間開催で優勝。それもシリーズを通してオール連対の結果だった。優勝戦は他車との激しい攻防を制しての優勝。本人にとっては相当な自信につながったのではないだろうか。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-20(25期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-33(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-16(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-45(27期)〕