S級陣の調子がイマイチで、A級にもチャンスが!
今回出場予定のS級は地元川口が6人、外来が2人。もともと少数だが、この中に好調な選手は見当たらず優勝争いは混沌としている。A級、さらにはB級も優勝争いに参加してきそうだ。ちなみに今回はナイター開催。
今回出場する中でランクトップは若井友和。前走は伊勢崎のSGで、初日から4着が続いていたが準決までは進出。強豪を相手に苦しいレースを強いられたが、エンジン自体はマズマズの位置にありそうだった。同期の森且行も初日から白星がないまま準決までは進出。エンジン的には並といったところだった。
SGの2日目にフライングをしてしまい、早々と勝ち上がり権利を失った大木光は、走り自体はいつもの鋭いモノだった。SGの時の分まで今回にぶつけたいところだろう。スピード派の加賀谷建明はSGでは力を発揮することができなかった。ただし、今回のメンバーなら主力級。準決はもちろん、優勝戦まで顔を出してくる可能性は高い。中野憲人と五十嵐一夫の追い込み型も、SGなどの短ハンデ戦よりも通常のハンデ戦の方が向いていると言える。
外来S級は佐々木啓と田村治郎。佐々木は初日から全く折り合わず、レースでいい走りができなかった。ただし、今回の川口では今年5月に優出しているように、バンクとの相性は悪くない。田村も地元のSGでは不本意な結果に終わった。今年はここまで波に乗れてない印象があるので、今回あたりで逆襲の狼煙を上げたいところ。
A級で、まず注目なのは浜野淳。実力的にはS級と何ら変わらないモノを持っている。前走のSGでは3日目あたりから結果を出していた。今回、好調車がいないS級に取って代わって主役の座を張るかもしれない。
地元川口のA級では若手が元気。前走のGIでは君和田裕二が初日から3連勝で準決進出。準決は8着だったが、最終日も2着を取っており上々のシリーズだった。同じように押田幸夫も2勝を含むシリーズ中に3回の連対。走りの方に自信を付けている様子。
B級でも軽視できない存在は多数。まずは新人の木山優輝。前走の地元で初優勝を決めてきた。この時は最重ハンの50M前だったが、今回は40M前に重化されそう。ハンデのアドバンテージが少なくなっても同じ走りができるかがポイント。同期の稲川聖也も調子を上げており、木山に続き優勝を狙いたい。渋太さある上村敏明、松村真や、地元の渡辺稔、岡崎秀二あたりにも注意したい。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-18(27期)〕
大木 光〔川口 S-24(28期)〕
森 且行〔川口 S-33(25期)〕
中野 憲人〔川口 S-40(24期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-44(21期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-43(30期)〕