青山周平、高橋貢、荒尾聡で三つ巴の様相!
今回はS級、A級に関わらず好調な選手が多数参戦するが、その中でも実力者のエンジン状態が良い。地元伊勢崎のツートップに飯塚から荒尾聡が加わり優勝争いを演じそうだ。それ以外にも優勝の機会を虎視眈々と狙っている選手を挙げていく。
高橋貢の前走は地元4日間の一般開催。ここでは全てのレースで車券に絡み見事優勝。優勝戦は楽ではない展開だったが、落ち着いたレース運びで先頭まで進出してきた。エンジンの仕上がりは良く、連続優勝も十分ありそうな気配。このレースで準優勝だったのが青山周平。優勝戦では先行する高橋貢に必死に食らいついて行き、ゴール前ではチョイ差しを狙ったが惜しくも届かなかった。青山はその後の川口ナイターGIIでも優出。このレースでは厳しい展開になってしまったが、それでも諦めぬ追い込みで4着まで浮上していた。エンジンの仕上がりに関しては高橋貢にも負けていないモノがある。今回の地元伊勢崎勢では、この2人が中心となっていきそうだ。
そこに割り込むのは飯塚の荒尾聡。前走の地元4日間開催ではオール連対での優勝。優勝戦は20線5車並びの大外からカマシ気味のスタートを決め、前を走る柴田健治をマーク追走から落ち着いて捌いていた。スタート力もレース運びも充実しており、今回もエンジンを走路に折り合わせることができれば、伊勢崎2強の間に割って入れる。スタート力に関してはこの2車よりも上だ。
高橋貢が優勝し、青山が準優勝だったレースに他に乗っていたのは戸塚尚起、押田和也、吉原恭佑、北渡瀬充、中畠哲也。戸塚と押田は最重ハンの20M前なら健闘できている。中畠はインコースを抑えての粘りが光っている。北渡瀬は今年の2月に優勝してから、ある程度の位置でエンジンが推移している。吉原は優勝戦6着で、その後は川口ナイターGIIに参戦。こちらではイマイチな結果に終わったので、今回の地元で再び上昇カーブを描きたい。
三浦康平、西原智昭、田村治郎、田中賢の地元S級4者は近況の動きが良くない。外来S級は荒尾聡以外に山陽から松尾啓史、岩崎亮一、丹村飛竜が参戦。松尾は川口連続参戦で、一般開催の方では優出できたが、その後のナイターGIIではパッとしなかった。岩崎は前走の飯塚4日間開催で準決は7着だったが、それ以外は車券に絡めていた。丹村は川口ナイターGIIで初日と最終日に白星。状態としてはマズマズか。
A級の吉松憲治が動き活発。前走の川口で準優勝。予選道中も好走が目立っていた。試走タイムはそれほど出ない傾向あるが、レースでは渋太い走りを披露してくる。その優勝戦には佐久間健光、石川岳彦も乗っていた。佐久間はその前の伊勢崎でもいい走りを見せていた。石川は優勝戦7着だったが、その前の2走は1着。ハンデ差を生かして奮闘している。
B級は新人に注目。地元の伊藤正真はこれまで15勝。最近はハンデを背負ってのレースに苦戦しているが、何かをキッカケにリズムを上げてくるかもしれない。伊藤と同じくこれまで15勝なのは金田悠伽。近10走は、1着5本を含む8連対と安定感が高まっている。療養明けから調子が戻らなかった田崎萌が復帰後初めての勝利を挙げた。元々、素質は高いのでこれからタイムを上げてくるか。高橋絵莉子もだいぶ走りがよくなっている。吉川麻季も3節前に川口で準優勝を経験したり、2節前には3連勝を達成するなど力を付けている。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-12(32期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-29(28期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-23(26期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-27(25期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-45(29期)〕