オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
佐藤貴也が執念の追い込みで勝利!
川口のGII川口記念は、佐藤貴也が制した。20線から好スタートを決めると、じっくりと追い込み、追撃してくる中村雅人を振り切りゴール。気合の走りを見せた。
試走一番時計は青山周平の31、次いで小林瑞季と中村雅人が32、鈴木清と佐藤貴也と大木光が33、阿部剛士が34、間中大輔が最も悪く35だった。
レースは0ハンの間中が軽快に逃げる。10線からは小林の先行だったが、早い段階で阿部が差し込む。その阿部が間中と一対一に持ち込み、隙を見てインに車をねじ込む。ここからはそのまま押し切るかの力走を見せた。しかし、20線から佐藤貴也が追い込んでくる。最終的には佐藤が阿部を交わし先頭を奪取。中村もジワリと番手を上げていたが、間中をパスするのに少々手間取ってしまった。ゴール前でチョイ差しを狙ったが届かなかった。試走一番時計の青山も追い込んではいたが4着一杯。
佐藤は完全に覚醒した。今年はSGオールスターオートレースで初めてSGタイトルホルダーになると、その後も落ち着いたレース運びができている。武器のスタート力も魅力。今回は20線にスタート巧者が並んでいたが、好ダッシュを決めて1周バックストレッチでは絶好の位置に付けることができた。記念の優勝戦でこのスタートが切れるのは大きなポイント。得意のイン攻めも冴え渡っている。今年は佐藤貴也イヤーになりそうな予感だ。