有吉辰也が約6年ぶりに記念レース制覇!
山陽で行われていた第24回GI平成チャンピオンカップは、飯塚の有吉辰也が制した。0オープンの優勝戦でトップスタートを切り、最後まで後続に抜かせない走りで逃げ切った。記念タイトルから遠ざかっていた有吉は、これが約6年ぶりの栄冠となった。
試走タイム1番時計は佐々木啓と西原智昭で30。次いで、丹村飛竜と有吉辰也、角南一如、佐藤貴也が32。中村雅人と荒尾聡が33と、数字を落とした。
トップスタートは有吉。これに佐藤が乗って出る。スタート行くと思われていた荒尾は、むしろ外の西原に被されてしまう形。最内の丹村も行き切れず、当ブログ本命の中村は完全にへこんでしまい最後方からのレースになってしまう。
まずは有吉の逃げ。ハイペースというほどではないが、しっかりとコースを外さずに回っている。2番手は佐藤が走っていたが、佐々木が徐々に番手を上げ、ついに佐藤をも交わしてしまう。ただし、佐々木は有吉を仕掛けるまではいけず、むしろ荒尾や佐藤を交わしてきた西原にやられてしまう。そこから西原は有吉との差を詰めにかかる。周回ごとに差はつまったが、最終的には有吉がトップでゴール線を通過。優勝を決めた。
有吉は2013年9月の落車で長期欠場を余儀なくされた。翌年の4月には復帰できたが、同じ月に再び落車。7月に復帰も、翌年1月にも落車。これらの事があったからかどうかは分からないが、記念レースの優勝からは縁が遠く なってしまっていた。しかし、ここに来て復活のV。今回の優勝戦メンバーでトップスタートを切れたことは大きな収穫。かつては「カミソリスタート」の異名と共にSG連続優出記録を19に延ばすなど大活躍を見せていた。今回の優勝を契機に再び、「速攻逃げ切りの有吉」を見せ続けてもらいたい。