今回は3日間の短期決戦!
新年度1発目となる前回の浜松4日間開催は、鈴木圭一郎の完全優勝で幕を閉じたが、その鈴木圭は直前の山陽記念に出場しているため今回は不在。参加するS級選手が7名程度とやや寂しい布陣だが、A級やB級の中にも優勝を狙える選手がいるので、楽しみは尽きない。
鈴木圭に代わり地元の中心的存在になるのは金子大輔。前走も地元でシッカリと優出。優勝戦は5着だったが、予選道中は金子らしい追い込みが決まっており、エンジン的には十分戦える状態にある。今回出場する中では最も技量があり、エンジンも高いレベルにあるので、どれだけ厳しいレース展開が続こうとも優勝候補の筆頭に挙げられる。その金子と共に地元を守るS級は伊藤信夫。前走は川口4日間開催で、優勝戦までは進めなかったが、初日に試走29を出すなどエンジン面はマズマズ。今回のメンバーなら優出はノルマと言える。
外来S級は伊勢崎勢に注目。吉原恭佑は前走の山陽プレミアムカップでは準決3着で優出はならなかったが、5日間のシリーズで1着2本を含むオール3着以内の結果。走力の上昇と共に、成績が安定してきている。新井恵匠は前走の飯塚ミッドナイトで優出し3着。アグレッシブな走りを連発している。今回は昼間のレースになり、エンジンを折り合わせられるかが大きなポイント。田村治郎は前走の山陽プレミアムで初日に白星。その後は失速してしまったが、ちょっとした事で再び良くなる可能性は十分ある。
他に外来S級は川口の佐藤裕二と飯塚の桝崎陽介が参戦。佐藤は前走の地元4日間開催では、準決に5着を取ってしまったが、それ以外の3走は全て1着。厳しいイン攻めが決まっていた。桝崎も前走は川口だった。最終日に1着を取っているが、全体としては不本意なシリーズとなってしまった。今回は巻き返しに期待したい。
A級では松山茂靖と岡谷美由紀が、前走の地元開催で優出。岡谷は最重ハンの10M前でも通用するようになってきている。
外来A級では竹内正浩が前走の地元開催のAB選手権で優勝。S級がいない開催だったが3日間全てで1着を取る快進撃。弟子の田崎萌に頼もしい姿を見せることができた。他では飯塚勢が層が厚い印象。S級にランクされていてもおかしくない滝下隼平、別府敬剛、久門徹らが襲来。高林亮、牧瀬嘉葵らもスピードある走りを披露している。また、今期から新人・中村杏亮がA級にランクイン。前走の川口では試走35を出すなど大器の片鱗を見せている。
B級は主に新人の話題となる。今回は川口から泉田修佑と稲川聖也、伊勢崎から田崎萌と高橋絵莉子、飯塚から堂免沙弥が参戦。結果を出しているのは川口の2人。田崎は今年初頭の開催で落車し長期欠場を余儀なくされた。今回はその復帰戦。地元の新人は花田一輝がやや抜け出た印象。金田悠伽も1着回数が増えており今後が楽しみ。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-5(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-20(24期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-12(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-14(30期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-43(30期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-37(28期)〕
松山 茂靖〔浜松 A-2(26期)〕