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早川清太郎がシルクカップ連覇を達成!
最近のオートレースは試走も競走も好タイムがよく出ているが、シルクカップの優勝戦でも驚異的な試走タイムが出た。8号車の松尾啓史が3・23をマーク。他の7車も全て3・2秒台で、スピードレースを予感させる試走タイムだった。
レースは2枠の木村武之が先行。これに早川が離されずに付いていく。4枠の荒尾聡は少しへこみ、5枠の青山周平が3番手に付ける。早川が序盤で木村を差し、先頭に躍り出る。やられた木村は逆転を狙うべく、早川に再三イン差しを試みる。その後ろでは、前2車の様子を窺いながら青山が3番手をキープ。4番手には好試走を出した松尾が浮上してくる。
早川は木村の攻めをこらえて1着ゴール。後半タレてきた木村を青山が交わし伊勢崎ワンツー決着となった。4番手まで上がってきた松尾は仕掛けどころがなく、4着のまま。好位を奪えなかった佐藤裕二、佐藤貴也、岩見貴史、スタート失敗した荒尾らは厳しいレース展開になってしまった。
これで早川はシルクカップを連覇。今年の地元GIを全て優勝し、地元での強さを改めて証明した。今回の勝因はスタートだろう。いつもは安定して切れるわけではない早川だが、大事な場面では集中力をマックスまで高めることができる。今回の準決でも厳しい枠から好ダッシュを見せた。優勝戦でも、トップスタートとは行かないまでも、勝負圏内に入れる飛び出しを決めた。道中のレース運びは定評ある早川なので、序盤の展開作りさえうまく行けば自ずと結果が付いてくる。地元での強さは十分知らしめる事ができた。今度は遠征先でも同様の走りっぷりに期待したい。