今年初V決めた青山周平が波に乗るか!
前回の伊勢崎は、青山周平が今年初優勝を決めてシリーズを終えた。このまま勢いに乗りたい青山だが、高橋貢や早川清太郎の状態も良く、当日のエンジン状態やハンデ位置などの要因でレース結果は大きく変わってくる。また、今回から伊勢崎でも33期の新人がデビュー。3人配属の内、1人は少し遅れてのデビューとなる。
今の伊勢崎オートは青山、高橋貢、早川を中心に回っている。常にハンデが内なのは早川。前々節までは青山が大外だったが、前節では青山が高橋貢の内枠に入った。このチャンスを逃さず、青山はしっかりと勝利へと結びつけた。試走タイム29が出ていたように、エンジン面は全く問題ない。エンジンで言えば、高橋貢も試走29出ていたので青山と遜色はない。大事になってくるのは、どちらが内枠に入るかだ。
ハンデ位置に影響を受けやすい青山と高橋貢だが、常にこの両者の内枠に入っている早川は、地元で連続準優勝中。エンジン的には先述の2人に負けてないし、スタートもこのところは枠ナリに切れている。
その3者に割って入りそうなのは飯塚の浦田信輔。前走の地元では優出を逃したが、3節前の地元開催では優勝を決めており、エンジン的には高い位置で保てている。攻撃的な走行スタイルで、強固な地元勢に突っ込んで行きそう。遠征では他に岡部聡や浜野淳が有力。岡部はここ2節優出がないが、その前まではずっと優出を逃していなかったように、安定感はズバ抜けている。浜野は近況の成績こそパッとしないが、伊勢崎ナイターは相性の良いバンク。今回を機に調子を取り戻したいところ。
地元勢では他にも元気一杯な選手が多い。今期から全国ランク10位と大幅にアップした新井恵匠、爆発的スタートから速攻が武器の西原智昭、スピードある田村治郎、レース運びが年々巧くなっている内山高秀、強気の仕掛けで厳しい状況を打開できる吉原恭佑などタレントが豊富。
S級以外でも、A級の佐久間健光や鈴木幸治、B級の藤本梨恵と高橋義徳などが優出後で勢いがある。特に、藤本は前回の優勝戦で優勝できそうな動きを見せていたので、今回も楽しみな選手だ。
33期新人は伊藤正真、高橋絵莉子(女子)、田崎萌(女子)が配属。伊藤正真は、師匠が北爪勝義で、父親が20期の伊藤正司。目指す選手像は、常にSG優勝戦に進出する選手。高橋はデビューが遅れる予定。田崎は師匠が竹内正浩。目指す選手像は、車券を買っていただき期待に応えられる選手。ちなみに、養成所時代は同期の女子の中で一番速いレーサーだった。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-10(30期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-17(28期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
岡部 聡〔山陽 S-28(19期)〕
浜野 淳〔山陽 S-31(24期)〕