川口でナイターSG・全日本選抜が開催!
毎年、2月中旬に行なわれるSG全日本選抜だが、今年は10月にも開催される。それも、川口で初のナイターSG。消音マフラーにいち早く適応できた選手が圧倒的に有利となる。
この10月から新ランクが適応され、再びナンバー1に返り咲いたのは青山周平。今年は安定感ある成績を残しており優出回数は18。SGも5月にオールスターを制している。かつて課題のひとつだったレース後半のペースダウンも、今年に入ってからは解消されており、まさに全国1位に相応しい選手になった。青山と同じく、今年SGを制しているのは中村雅人。2月の全日本選抜と8月のオートレースグランプリの2つ獲っている。近2節は優出していないが、大舞台で持ち味を最大限に発揮できるタイプ。また、地元走路とあって気合も増してくるだろう。この2人が優勝に最も近い存在となる。
他に優勝候補を挙げるなら、永井大介、高橋貢、金子大輔、木村武之、鈴木圭一郎、浦田信輔あたりか。永井は、今年はまだ2Vといい流れに乗れていない。スタート力は変わっていないが、かつての爆発的なスピードが影を潜めている。今回も強力な選手が大量に参戦してくるが、地元の利を生かして巻き返していきたいところ。高橋貢も、近況はやや成績がパッとしないが、それでも今年はSGで2回優出している。エンジンが多少足りなくても、豊かな経験でカバーしてくるだろう。金子は大崩れしにくいタイプ。走りにも派手さはないが、展開が厳しくなってもじっくりと追い込んでいける。木村は総合力が高く、天候にも左右されない強さがある。鈴木圭はSG未冠ながら、SG初制覇に最も近い存在。前走の地元開催でも好メンバーを相手に優勝を収めている。浦田は長期欠場していたが、復帰戦となる川口ナイターでいきなり優出。戦前までの不安を完全に払拭してきた。
近況、勢いがあるのは早川清太郎。前走の地元開催では青山や高橋貢を抑えて優勝。10線から好スタートも切れていた。今回もスタートがしっかり切れれば好結果を残せるハズ。荒尾聡も前走の地元ミッドナイトレースで優勝。オープン戦が増えてくるSGでは、持ち味のスタート力が猛威を振るいそう。鐘ヶ江将平も近況は充実。優勝戦に乗る回数が増えてきている。前走の浜松でも準優勝と調子を上げてきている。
山陽勢は、今期から山陽でランクトップとなる丹村飛竜に期待。スピード自体は高いモノがあるし、かつて課題とされていたスタートもだいぶ良化されている。エンジン状態で言えば佐々木啓や岩崎亮一の方がいいか。こちらの両者はそろそろ中堅の域に達してきている。これまでの経験が生きてくるだろう。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-2(28期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-3(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-4(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-6(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-7(23期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-18(29期)〕