今回の山陽は3日間の短期決戦!
今回は直後にプレミアムカップが開催される関係で、S級とA級の上位選手が不在。エンジン的に突き抜けている選手もいないので、誰にでも優勝のチャンスが巡ってくる。更に、2日目は準決が8個設けられており、1着のみが優勝戦へと進出できる。気になる選手を特徴別に挙げていく。
まずはスピードがある選手達。その中には、まだ捌きの修行中や、逃げる展開で存在感を示せる選手達が多い。小栗勝太、矢野正剛、緒方浩一、佐久間健光、高宗良次、日室志郎など。特に小栗、矢野、高宗の32期勢は、1走ごとに成長を見せるので、シリーズ中の1レースも見逃さない方がいい。佐久間は前々走の浜松GIIで準優勝。波に乗れている。
次は、速攻タイプ。特に、同ハンに多く車が並んだ時に、内枠に入ると威力が倍増。畑吉広、岡松忠、池田康範、矢内昌木、青山文敏などがそれに当たる。この選手達は、スタートで10M前の選手達を叩いて行く可能性があるし、レース序盤で早めに先頭まで進出して行ける技術がある。しかし、レース後半は伸びが止まる傾向もあるので、序盤で仕掛けが決まらないと脆い面もある。
次は、巧腕タイプ。この選手達は、展開的に混戦になると真価を発揮できる。前団にインを抑えて走るタイプの選手がいるレースで活躍できる。更に、試走タイムがあまり出なくても、レースでは良い走りをすることが多いのも特徴である。田方秀和、西村義正、池浦一博、藤本剛、阿部仁志などが挙げられる。スピードレースになると、追い込み届かないケースもあるが、良くも悪くも自分の走りはできる。
次は、あまりカテゴリー分けされにくいタイプ群。攻め果敢タイプでは、石橋大と田中哲、安藤定実が当てはまる。このタイプは、前を走る車が射程内に入ると必ずインに突っ込んでいく。この選手を絡めて車券を持っているファンには頼もしい存在。次は試走タイム以上の走りをレースでするタイプ。米里信秀や松本渉などだが、総じてハンデが軽い選手に見られる傾向がある。
これらのどこかに偏るでもなく、今回出場する選手の中で最もバランスが良いのは岩沼靖郎。スピードあるし、好枠に入ったときは速攻もあるし、ここ一番ではインにも入っていける。優勝戦まで進んできそうだ。
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主な出場予定選手
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小栗 勝太〔山陽 A-67(32期)〕
田方 秀和〔山陽 A-72(22期)〕
満村 陽司〔山陽 A-74(26期)〕
岩沼 靖郎〔伊勢崎 A-61(25期)〕
田中 哲〔伊勢崎 A-140(28期)〕
高宗 良次〔飯塚 A-65(32期)〕
佐久間 健光〔船橋 A-85(26期)〕
岩科 州〔浜松 A-106(27期)〕