*10日(月)盛岡 第10R『クラスターカップ』 1200m 16:45発走*
今年も好メンバーが集まったクラスターカップ。
本命にしたのはヒロシゲゴールドです。
昨年はこのレースで逃げて2着。
ペース自体は平均的なラップだったのですが、息の入らない展開の中でよく粘り込みました。
前走の京葉ステークスではハイペースでの逃げ切り勝ち。
昨年以上の充実ぶりを感じますし、斤量も54キロですから好走を期待します。
ただ、、、行く馬多いんですよね。
隣の枠に入ったアユツリオヤジも速いし、マテラスカイもいて。
1枠1番なので先行争い次第では揉まれる可能性があるので、そこが怖いところです。
対抗はマテラスカイ。
前走の北海道スプリントカップでは逃げ込みパターンでしたが、最後の最後でハナ差の2着。
海外帰りの休み明けで過去最高体重だったことを考えれば、一度使った効果はかなり大きいのではないでしょうか。
実績馬が55キロで出走出来るというのも大きいですし、この中間の乗り込みも意欲的。
鞍上は武豊騎手ですから、たとえ逃げられなくても能力を発揮してくれると思います。
3番手評価にしたのはトップウイナー。
3連勝で欅ステークスを制覇。スタートが上手で楽に先行、長い直線もしっかり走り切りました。
前走のプロキオンステークスは先行して僅差の5着。
初めての重賞挑戦で、好メンバーが集まった中でも存在感を見せました。
今回は初の地方コースですが、広い盛岡だし、先行力があるので問題なさそう。
1200mも守備範囲ですから、このメンバーに入ってどんな競馬が出来るか楽しみです。
先行馬が揃って前は相当速くなるのではないかと思っていて、しっかりした末脚がある馬たちにも要注意。
ブルドッグボスは59キロの斤量が気になるものの、2017年の覇者であり、コース相性バツグンです。
今年8歳ですが衰えはまったく感じません。
奇跡の10歳馬メイショウアイアンは、2走前にマテラスカイを撃破。
年齢を重ねてもなお、昨年以上の走りを見せてくれるとは...本当に驚きました。
今回は真ん中の枠で、前半で砂を被らない位置にいられるかがポイントです。
ショームは初の地方コースだった前走、まったく良さが出せませんでした。
今回は2度目の地方遠征で、この馬の末脚にも期待しています。
◎1、ヒロシゲゴールド
○9、マテラスカイ
▲12、トップウイナー
△3、ブルドッグボス
△7、メイショウアイアン
△5、ショーム
*5日(水)名古屋 第11R『湾岸スターカップ』 1600m 16:20発走*
開催時期が替わって真夏の3歳重賞となった『湾岸スターカップ』。
東海ダービーまでは徐々に距離が延びて行きましたが、ここはマイルでの戦いです。
本命にしたのはエムエスオープン。
これまでマイル重賞で2勝を挙げている実績馬で、舞台も申し分なし。
中団から長くいい脚を使える馬で、デビュー以来一度も大崩れしていない安定感があります。
前走の東海ダービーでは、勝負所の3,4コーナーでニュータウンガールに唯一食い下がりました。
最後は突き放されたものの、力は見せてくれたし、ニュータウンガール不在のここは負けられないくらいの存在です。
対抗にしたのはインザフューチャー。
デビューから3連勝でゴールドウィング賞を制した馬です。
新春ペガサスカップでは、逃げて早めに並ばれる厳しい展開でしたが、エムエスオープンの2着に踏ん張りました。
前走は5ヵ月半ぶりの休み明けで3着。
勝ったタイニーパワーが強すぎましたが、逃げられず一旦は失速したように見えたところから、もう一度盛り返しました。
叩き2戦目、内目の枠に入ったし、スムーズに先手が取れれば上位争いしてくれると思います。
3番手評価にしたのはメモリーソウル。
これまで重賞では上位争いしていませんが、2走前に3歳1組で逃げ切り勝ち。
好位から渋太く競馬が出来る馬で、東海ダービーからの300m距離短縮はプラスに働くと考えます。
前走インザフューチャーに先着しているミラクルキャッシュ、前がもつれた時にはユーセイシューターの末脚に期待です。
◎9、エムエスオープン
○4、インザフューチャー
▲7、メモリーソウル
△8、ミラクルキャッシュ
△5、ユーセイシューター
*28日(火)門別 第12レース『ブリーダーズゴールドジュニアカップ』 1700m 20:35発走*
1200mの栄冠賞から一気に距離が延びるのがポイントでしょう。
今年は栄冠賞を勝ったサイダイゲンカイは出走しませんが、半馬身差2着のスティールグレート、コンマ3秒差4着だったノットリグレットが出走。
2頭ともに初の1700mになりますが、スピードに任せたレースをするタイプではないし、血統背景からも距離適性はあるのではないかと考えます。
スティールグレートはデビュー戦でサイダイゲンカイに5馬身差をつけられましたが、
2戦目だったJRA認定アタックチャレンジを8馬身差で圧勝すると、栄冠賞ではサイダイゲンカイに半馬身差の2着。
ハイペースからサイダイゲンカイが早めに動くキツイ展開の中、道中は追っ付け通しながら、最後はいい脚で伸びて来ました。
レースぶりからも距離延長は歓迎だと判断し、本命にします。
栄冠賞4着だったノットリグレットは、スタートは出たものの前半なかなか進んで行かずに最後方に置かれてしまいましたが、直線怒涛の追い込みで僅差の4着に。
1700mになればもう少し道中の追走が楽になるし、あの末脚は大きな武器。
ノットリグレットは2013年の栄冠賞を勝ったノットオーソリティの仔で、ノットオーソリティといえば南関東でも大活躍し、重賞6勝を挙げた名牝です。
今年は地方競馬で活躍した父母の子供たちが重賞で頑張っているので、この馬にも注目しています。
栄冠賞上位2頭を本命対抗にしましたが、栄冠賞とブリーダーズゴールドジュニアカップの結果はあまりかぶらないという印象があって、悩ましいところです。。
ブリーダーズゴールドジュニアカップは過去1600m~1800mで実施されていて、1700mになったのは2018年からですが、
過去10年の両方勝ち馬は2011年ウィードパワーと2017年のサザンヴィグラスの2頭だけ。
3着まで広げても、2010年マツリバヤシが3着3着、2014年オヤコダカが3着1着、2018年イッキトウセンが1着2着というくらい。
過去10年のうち半数のレースで上位馬がかぶっているじゃないか!と感じる方もいると思いますが、開催時期が近い2歳馬戦の割には、それほどかぶっていないというのがわたしの印象です。
まだデビューしたばかりの馬たちであり、そもそも両方に出て来る馬が少ない、ということもありますし、
他の地区の2歳馬戦だともう少し上位に相関が見られる気がするのですが、この辺りは門別の2歳馬の層の厚さの成せるわざではないでしょうか。
ただ今年は上記2頭が距離延長歓迎と判断しているので、栄冠賞に引き続き好走してくれるのではと期待します。
すでに1700mで結果を出している馬については、こと距離においては信頼性が高いです。
ブライトフラッグは前走1700m戦で圧勝。
3コーナーで先頭を捉えると、直線だけで8馬身突き放し、距離適性の高さを見せつけました。
レース運びが上手な馬ですし、タイム的にも十分通用するのではないかと思っています。
2連勝中のエイシンビッグボス、1700m経験があるサブルドールまで。
◎5、スティールグレート
○11、ノットリグレット
▲2、ブライトフラッグ
△6、エイシンビッグボス
△4、サブルドール
*23日(木)門別 第12R『王冠賞』 1800m 20:40発走*
本命にしたのはアベニンドリーム。
北海道2歳優駿や鎌倉記念で2着に入り、力は示しつつもなかなか重賞が勝ち切れなかったのですが、前走の北海優駿でついにタイトルゲット!!
直線はシンボがかなり食い下がりましたが、力でねじ伏せて勝利しました。
一冠目の北斗盃では先行争いが激しく早々に失速してしまいましたが、その後ブリンカーを付けると集中して走れるようになり、ブリンカー着用2戦目だった北海優駿ではスローの2000mにもかかわらず、道中しっかり折り合って息の長い末脚を見せてくれました。
レース後角川調教師は、「もともと三冠を意識していた馬で、一冠目は残念でしたが、あと一冠あるのでいい状態で出走させたい」というようなコメントをされていました。
名門角川厩舎で早くから期待されていた馬が、ここに来てもう一段階成長した印象。
1800mという距離は2走前に古馬相手に圧勝しているので、むしろプラスと考えます。
対抗はヨハネスボーイ。
この世代最初の勝利を挙げた馬で、2歳時には1800mのブリーダーズゴールドジュニアカップを制覇。
クローバー賞2着、札幌2歳ステークス5着と芝でも実績を残しました。
前走は古馬と混じったラベンダー特別で、速い流れの中逃げる形に。
4コーナーで勝った馬に抜かれ、相当タフな競馬になりましたが、踏ん張って2着を確保。
そこから中7日の連闘ですが、3ヵ月の休み明けでプラス14kgだったことを考えると、一叩きした効果が大きいのではないかと期待しています。
3番手評価はコパノリッチマン。
北海優駿は一気の距離延長で初の2000mでしたが、先行して3着に粘り込みました。
スローペースだったという面もありますが、いきなり距離対応出来たことは実力の証明だと感じます。
距離1800mになるのは強調材料で、大外枠に入りましたが、逃げにこだわる馬ではないので、内の流れを見ながらいけるのは好都合ではないでしょうか。
北斗盃を勝ったレッドカードも、2000mより1800mになるのはプラスでしょう。
2連勝中のキーンウィットとグレイトダージーは初重賞挑戦になり、力関係が読めないところですが、前走の勝ちっぷりを見るといきなり通用もあるかもしれません。
◎4、アベニンドリーム
○6、ヨハネスボーイ
▲14、コパノリッチマン
△8、レッドカード
△5、キーンウィット
△13、グレイトダージー
*21日(火)盛岡 第10R『マーキュリーカップ』 2000m 16:50発走*
まず本命にしたのはデルマルーヴル。
3歳だった昨年はあと一歩のところで勝ち切れないレースが続きましたが、徐々に小回りでも立ち回りが上手くなっていき、超小回りコースの名古屋で古馬重賞初制覇。
川崎記念でも中団から3着に食い込んでいるし、今回のメンバーに入ったら実績上位でしょう。
初コースでも遠征慣れしているし、もともと長くいい脚を使う馬なので、直線の長い盛岡コースはもってこい。
鞍上が名古屋GPを制した時のパートナーである岡部誠騎手というのも心強いですね。
1頭だけ57キロで、他の馬たちとは3キロ~5キロ差がありますが、この馬自身が57キロを苦にすることはないと思っています。
対抗はマスターフェンサー。
昨年は果敢にアメリカ競馬に挑戦し、ベルモントステークスでは5着に追い込んで来ました。
あのマスターフェンサーが今度は地方で見られるということで、すごく楽しみです!
ここ2戦はエルデュクラージュをちょっと捉えきれずに2着が続いていますが、54キロで出走出来るわけで、同世代のデルマルーヴルと3キロ差というのは大きなアドバンテージ。
初の地方コースなど未知な部分はありますが、いきなり好勝負してくれるのではないでしょうか。
ヒストリーメイカーは2走前に仁川ステークスで長くいい脚を使って押し切りました。
前走の平安ステークスでは、オメガパフュームに突き放されたものの、ジワジワ伸びて4着を確保。
ここに来ての成長を感じるし、相当な力の持ち主だと感じます。
4歳時期を金沢で過ごしていて、地方ダートへの適性も問題なさそうです。
リンノレジェンドは春2戦惨敗してしまいましたが、ハイペースの厳しい流れだったり、揉まれる競馬を経験したことは大きいと思います。
前走きっちり勝って復調アピール。
盛岡2000mはダービーグランプリで突き抜けたコースで、時計面を見ると相当詰めないといけませんが、このメンバーでどのくらい戦えるか楽しみです。
ランガディアは強い内容で水沢で3連勝。
JRA時代の5勝すべてが左回りなので、盛岡替わりはプラスになりそうです。
◎9、デルマルーヴル
○3、マスターフェンサー
▲8、ヒストリーメイカー
△5、リンノレジェンド
△1、ランガディア