本日は帯広競馬場で、『ばんえい十勝オッズパーク杯』が行われます!
いつもばんえい競馬の重賞は、ばんえい競馬情報局 で書かせていただいていますが、
オッズパークの社杯という特別なレースですから、こちらにも書きたいと思います。
*3日(日)帯広 第10R『ばんえい十勝オッズパーク杯』 200m 20:10発走*
1トンを曳いて戦ったばんえい記念は今年も本当に感動的でしたが、馬たちにとってはとても大変なレースで、
「ばんえい記念で頑張ると立ち直るまでに時間が掛かる」という声を関係者の方々から伺いました。
その疲れがシーズン最初に出る馬もいるし、夏の暑さと共に出る馬もいるということで、
シーズン最初の重賞である『ばんえい十勝オッズパーク杯』はばんえい記念とは違う視点で見ていかなければいけません。
出走馬10頭中、7頭が前走でスプリングカップを戦いました。
シーズン初戦で少し間隔が開いたこと、ばんえい記念からの疲れなどもあったのだと思いますが、
ばんえい記念で上位3頭に入ったオレノココロ、センゴクエース、ホクショウマサルは揃って馬券圏外。
勝ったのは10歳馬コウシュハウンカイで、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルシャープをゴール前で差し切りました。
コウシュハウンカイはばんえい記念でも4着と健闘していますが、毎年シーズン初めの『ばんえい十勝オッズパーク杯』に強い馬。
2015年から2勝2着3回と、5年連続連対中というものすごい成績。この時期のこの条件にはめっぽう強いのです。
前走の勝ちっぷりを見ると今年も好調のようだし、6年連続上位着順を期待しています。
対抗はばんえい記念3度目の優勝を果たしたオレノココロ。
前走は4着でしたが、最後に鋭く伸びて来て見せ場は作ってくれました。
『ばんえい十勝オッズパーク杯』は過去3勝しているのですが、ばんえい記念の成績と見比べてみると、
ばんえい記念を勝った年の『ばんえい十勝オッズパーク杯』は2017年2着、2018年5着と勝っていないのです。
ただ昨年はばんえい記念2着で『ばんえい十勝オッズパーク杯』1着とどちらも好走していますから、大きく崩れることはないのではないかと思っています。
3番手評価はミノルシャープ。
ばんえい記念を使っていない6歳の若手で、前走のスプリングカップでは最初に第2障害を越えてあわやの2着。
今回もすんなり障害を越えられれば怖い存在です。
ホクショウマサルはばんえい記念で連勝は止まったものの、3着に頑張ってくれて、大いに盛り上げてくれました。
ただ前走は第2障害で相当苦戦。
この馬も2障害をすんなり越えられるかがカギでしょう。
◎5、コウシュハウンカイ
○9、オレノココロ
▲7、ミノルシャープ
△10、ホクショウマサル
△1、センゴクエース
本日は水沢、高知、佐賀の3場で、3歳3冠競走の1冠目が行われます!
*3日(日)水沢 第10R『ダイヤモンドカップ』 1600m 17:30発走*
ここは移籍初戦を圧勝し、前走のスプリングカップも圧倒的な力差で勝利したフレッチャビアンカを本命にします。
この2戦は本当に強く、道中の手ごたえバツグンで、勝負所でも1頭違う脚色。
地元馬同士では敵なしの強さです。
ただし今回は、岩手5勝のグランコージーが戻って来て、この2頭の力関係が大きなポイントでしょう。
グランコージーは南関東へ移籍し、クラウンカップは12番人気で6着に入りましたから、今回のメンバーに入ったら実績上位の存在です。
JRAからの転入初戦、リュウノチョッパーにも注目。
未勝利とはいえ3着1回4着3回という成績があり、いきなり好勝負出来る可能性も。
◎9、フレッチャビアンカ
○8、グランコージー
▲7、リュウノチョッパー
△5、サンエイキングダム
△10、マルケイヘイロー
*3日(日)高知 第7R『黒潮皐月賞』 1400m 18:00発走*
ここは前々走初重賞制覇したリワードアヴァロンを本命にしました。
グランシュヴァリエ産駒が高知で重賞制覇とは...と、とても感動的な場面でしたが、永森騎手も自信を持って騎乗しているように見えたし、
前走1600mのレースぶりを見ても、この馬の逃げ方を掴んだのでは?と感じています。
これまでは道中引き付けた逃げでしたが、2走前から自らペースアップしていく逃げ方に変えて、渋太さがアップ。
今回もこの馬のスピードを活かした競馬をしてくれるのではと期待しています。
対抗はレインズパワー。
前走の土佐春花賞は1番人気でしたが、スタートひと息で流れに乗れず3着という結果に。
しかし、前半の流れを考えるとよく3着に来たなという印象。
力のある馬なので、スタートを決めてスムーズに競馬が出来れば、巻き返しは十分可能でしょう。
◎3、リワードアヴァロン
○9、レインズパワー
▲8、フルゴリラ
△11、スーパーセヴン
△4、フリタイム
*3日(日)佐賀 第9R『佐賀皐月賞』 1800m 18:10発走*
ここはミスカゴシマが圧倒的でしょう。
2走前の飛燕賞では、キタカラキタムスメに早めに来られ、最後はワンビリーブに追い詰められながらもなんとか勝ったという競馬でしたが、
1400mの速い流れ、先行馬と差し馬の2頭から追い詰められたこと、これまでよりも勝負所の行きっぷりがいまいちだったなど、いくつか考えられる要因がありますが、
それでも勝ち切ってしまうところがこの馬のすごさです。
地元佐賀では9戦全勝。
1800mに距離が延びた前走では、まったく危なげない走りで完勝しました。
ここも連勝で、九州ダービー栄城賞を目指して欲しいです。
対抗はトップレベル。
ミスカゴシマには敵わないものの、安定感のある馬だし、1800mでも信頼が持てます。
3番手評価はキンカイレナ。
ル・プランタン賞では見せ場なく9着でしたが、前走のようにハマればロングスパートが出来る馬。
3連勝中のエアーポケット、先行力のあるキタカラキタムスメまで。
◎7、ミスカゴシマ
○4、トップレベル
▲10、キンカイレナ
△2、エアーポケット
△8、キタカラキタムスメ
*30日(木)笠松 第11R『オグリキャップ記念』 2500m 16:25発走*
遠征馬が強い印象がありますが、今年は主役になりそうな馬不在で混戦模様と考えます。
そういう場合は地元の利を活かして東海の馬に期待したいです。
本命にしたのはニューホープ。
前走のマーチカップでは笠松1900mで重賞3勝目を挙げました。
しかもこれまでとは違って後方からの位置取りから、直線鋭く伸びて勝利。
ここに来てレースに幅が出ましたね。
今回は初めての2500mになりますが、前走末脚を活かす競馬をしていたところも、今回に繋がるのではないでしょうか。
笠松2500mは現在ではオグリキャップ記念でしか使われておらず、ジョッキーにとっても難しいコースだと思いますが、大ベテランの丸野勝虎騎手が騎乗するのも心強いです。
対抗は兵庫からの遠征馬マイフォルテ。
重賞勝ちはないものの、今年に入って3連勝。
2走前にジンギを千切ったレースは圧巻で、長期休養を経てかなりパワーアップした印象です。
笠松には3歳時、岐阜金賞で遠征経験あり。
この時はスタートダッシュがいまいちで後方からの競馬になりましたが、直線で伸びて3着を確保しました。
前走で2400mを勝ち切っているし、成長した今ならば重賞でも十分勝ち負けだと思います。
3番手評価にしたのはマコトネネキリマル。
まだタイトルはないものの、東海ダービーは2着、名古屋大賞典では地方馬最先着の6着に頑張っています。
前走はスタートダッシュがいまいちで、中団から2着を確保。
マイルはこれまで勝っていますが、前走の感じでは忙しい流れに見えたので、距離延長はプラスと考えます。
南関東からの遠征馬キャッスルクラウンには、笠松のトップジョッキー佐藤友則騎手が騎乗。
最近の成績はふるいませんが、長距離実績はあるし、これまで戦って来た相手を考えると軽視は禁物ではないでしょうか。
笠松移籍後の3戦が安定しているアリオンダンスまで。
◎10、ニューホープ
○4、マイフォルテ
▲9、マコトネネキリマル
△11、キャッスルクラウン
△6、アリオンダンス
*26日(日)佐賀 第10R『佐賀スプリングカップ』 1800m 18:10発走*
昨日の『アタック!地方競馬』で浅野靖典さんが、「卍巴の様相ですね~」と仰っていましたが、
はがくれ大賞典を勝ったキングプライド、中島記念を勝ったウノピアットブリオ、実績馬グレイトパールにオヤコダカと、本当にいいメンバーが揃いましたね。
その中で本命にしたのはウノピアットブリオです。
裂蹄で長い期間休んでいましたが、復帰してからの快進撃はすごい!!
なんと8連勝でグランプリである中島記念を圧勝して見せました。
勝つにしても、もう少しグレイトパールと接戦になるかと思いましたが、4コーナーで抜け出すと、6馬身も千切る楽勝で、
騎乗した山口勲騎手も「まさかあそこまで楽に勝つとは...」と驚いていたほど。
その後少し疲れが出たということで、ゆっくりのローテーションになり、
佐賀記念では強豪相手に自分の競馬が出来なかったものの、前走志布志湾賞でまた1着。
地元馬同士ならば、中心的な存在でしょう。
対抗はキングプライド。
はがくれ大賞典では勝負所で最内を選択、一気に突き抜けたレースぶりにびっくりしました。
前走も圧勝したし、8歳にしてもう一段階レベルアップした印象です。
グレイトパールは断然の実績馬ですが、裂蹄があり調整が難しいイメージ。
地元開催ではなかなか絞り切れないのが現状ですが、能力は一番高いと思うので、ここはもう自分との戦いではないでしょうか。
オヤコダカももっとやれる馬だと思うので、何かきっかけが欲しいところです。
◎10、ウノピアットブリオ
○5、キングプライド
▲7、グレイトパール
△9、オヤコダカ
*26日(日)水沢 第11R『留守杯日高賞』 1600m 18:00発走*
毎年遠征馬が優勢な印象で、今年もやはり遠征馬を中心に考えたいところ。
浦和のボンボンショコラと川崎のミステリーベルンで悩みましたが、先行力のあるボンボンショコラにしました。
ボンボンショコラは東京競馬場で新馬戦を逃げ切り勝ち。
続くオキザリス賞でも逃げて5着。
浦和移籍後初戦のユングフラウ賞は2番人気に推され4着。
初のマイルだった浦和の桜花賞も2番人気4着という成績。
移籍後は人気よりも着順を落としているわけですが、戦って来た相手が南関東牝馬クラシック戦線ど真ん中ですからね。
今回は明らかにメンバーに恵まれた印象です。
唯一の懸念材料は初めての右回りということ。
ただ、スピードがあって器用な走りをする馬だし、鞍上は岩手のトップジョッキー山本聡哉騎手ですから、
まったく問題なく上手にこなしてくれるのではないかと期待しています。
対抗にしたミステリーベルンは、門別のフローラルカップと、金沢の金沢シンデレラカップを勝っていて、実績的に上位の存在。
フローラルカップでは後に浦和の桜花賞を勝つアクアリーブルを負かしているし、金沢シンデレラカップでは佐賀の女傑ミスカゴシマを破っています。
もちろん単純比較は出来ませんが、こちらも戦って来た相手を考えると、今回はメンバーに恵まれたと言えるのではないでしょうか。
水沢は初めてですが遠征慣れしているし、前に行くボンボンショコラに対して、この馬の持ち味である長くいい脚というのは大きな武器です。
3番手評価にしたのはレッドカード。
門別時代はブロッサムカップ2着、
南関東移籍後はオープンで5着4着ですが、それぞれ勝ったのがグリーンロードとゴールドホイヤーという、のちに重賞を勝つ馬たち。
男馬相手に頑張って来たわけで、休み明け、初の遠征競馬でも力を発揮してくれるのではないかと思っています。
あやめ賞を圧勝したアンズビジンは大井の条件クラスだっただけに、上記3頭を上に取ったわけですが、
前走は早め先頭から押し切る強い内容だったし、新天地で一皮むけた可能性も。
◎10、ボンボンショコラ
○8、ミステリーベルン
▲6、レッドカード
△12、アンズビジン