
*20日(日)水沢 第11R『みちのく大賞典』 2000m 18:05発走*
伝統の古馬重賞みちのく大賞典。
今年も好メンバーが集まりましたね!
シアンモア記念の上位馬が集結しましたが、距離がマイルから2000mに延びて、また違ったレース展開になりそうです。
本命にしたのはエンパイアペガサス。
距離的に短いと思われたシアンモア記念では、実績馬3頭のガチンコ勝負になり、追い比べの末クビ差の2着でした。
休み明けを一度使って動きも良くなっていましたし、叩き3戦目の今回はさらなる上昇が期待出来そうです。
このレースは2勝3着2回と相性がいい舞台。
スピード勝負になると分が悪い印象ですが、距離2000mでタフな競馬になれば、桐花賞の再現が出来るのではないでしょうか。
対抗は迷った末にチャイヤプーンにしました。
岩手に戻って来て、圧倒的な力を見せつけて2連勝。シアンモア記念は3着に敗れましたが、続くあすなろ賞では抜け出しを待つ余裕もありながらの差し切り勝ちで、着差以上に強い内容でした。
道中の手ごたえは抜群にいいのに、先頭に立つと気難しさを出すということで、仕掛けどころが難しい馬ですが、2000mは結果を出している距離なので、シアンモア記念のリベンジもあるかもしれません。
ヒガシウィルウィンはシアンモア記念でさすがの実力を見せてくれましたね。
今回は距離的に3番手にしましたが、叩き3戦目でさらに状態も上がっているでしょうし、軽視はできない存在です。
この3頭がかなり強いので、3頭だけでもいいかなと思いましたが、昨年の勝ち馬ランガディアの復活も期待して、4頭で勝負したいと思います。
◎3、エンパイアペガサス
○4、チャイヤプーン
▲6、ヒガシウィルウィン
△1、ランガディア
*15日(火)名古屋 第11R『東海ダービー』 1900m 16:20発走*
ダービーシリーズもいよいよ後半戦。
ここまで石川ダービーのアイバンホー、東北優駿のリュウノシンゲンしか当たっていないので...第6戦の東海ダービーはぜひとも当てたいところです。
本命にしたのはブンブンマル!
ゴールドウィング賞ではダイセンハッピーに届かずの2着でしたが、スタートも良くなって道中もいいところに付けられるようになり、確実に伸びる末脚は健在で、新春ペガサスカップ、スプリングカップ、中京ぺガスターカップと重賞3連勝。
ナムラタイタンの代表産駒と言えるほど結果を出してくれました。
前走の駿蹄賞ももちろん本命にしたわけですが、初対戦だったトミケンシャイリにあっさり負けてしまいました...。
この負けは確かに残念でしたが、勝負所でいったん離され、直線で1馬身差まで追い込んだレースぶりは、距離が100m延びる今回の舞台であれば、差し切ってくれるのではないかと。
川西調教師は毎年ダービーに並々ならぬ強いを持っていますし、使い詰めではなくダービーに向けて約2か月の休養を取れたことは、プラスに働くと思います。
休み明けを一度走りましたから、最高の状態で挑んで来るのではないでしょうか。
対抗はトミケンシャイリ。
スピードの持続力が素晴らしく、前走は初の重賞でしたが、最後までしぶとく粘り込みました。
ここ2戦は逃げていますが、ゲートの1歩目2歩目がそこまで速くないので、どうしても行きたい馬がいる場合は行かせても競馬が出来る馬。
前走の勝ちは自信になっているでしょうし、100m距離が延びても十分戦えると思っています。
先行力で言えばダイセンハッピーが一番だと思いますが、トミケンシャイリとブンブンマルよりも外枠ということで、先手の取り方がちょっと難しそうだなと。
能力的には3番手評価ですし、ホッコータルマエ産駒で以前から注目している馬ですが、印は薄めにしました。
スプリングメドウは前走の駿蹄賞で、上位2頭からは離されたものの3番手から沈まずに3着を確保。
今回も同じような展開になりそうですから、好位からの粘り込みに期待します。
のじぎく賞で直線よく伸びたティーズダンキーまで。
◎4、ブンブンマル
○2、トミケンシャイリ
▲6、スプリングメドウ
△7、ダイセンハッピー
△12、ティーズダンキー
*13日(日)水沢 第11R『東北優駿』 2000m 18:15発走*
ここはリュウノシンゲン1強ムード。
負けたのは芝の若鮎賞3着と、全国交流戦の南部駒賞3着のみ。
他の9戦は圧倒的な力差を見せて勝利しており、しかも使いながらどんどん強くなっていますよね。
特に休養明けからの2戦の強さがものすごくて。
スプリングカップは「逃げるの?!」と驚きましたが、そのまま後続を突き放して9馬身差の圧勝。
ダイヤモンドカップは牝馬ゴールデンヒーラーががっちりマークして来ましたが、直線で突き放して3馬身差の完勝。
現状地元同世代に敵はいない状況です。
今回唯一と言っていい懸念材料は初の2000m。
父グランプリボスということでマイル適性が高いのかなとは思いますが、平坦小回りの水沢コースで力の差は決定的ですから、今回も圧勝してくれると思っています。
対抗はゴールデンヒーラーにしました。
牝馬路線では圧倒的な存在で、前走のダイヤモンドカップから牡馬と対決する道を選びました。
そのダイヤモンドカップでは、リュウノシンゲンをマークして最後は離されたものの、踏ん張って2着。
初めてのマイル戦で距離への対応も未知数だった中で、リュウノシンゲンに真っ向勝負を挑んでのものですから、負けて強しでしょう。
芝の若鮎賞ではリュウノシンゲンに先着している逸材です。
こちらも初の2000mになりますが、血統的には歓迎の距離。
リュウノシンゲン逆転とまではいかないでしょうが、他の馬たちには負けないのではないかと注目しています。
3番手がすごく悩みましたが、グランフォロミーにしました。
勝ち星は1勝のみですが、寒菊賞2着、金杯2着、スプリングカップ3着と、重賞戦線で存在感を示しています。
特に印象的だったのは金杯。
2番手追走から、リュウノシンゲンが並んで来て早めに先頭に立つ形。
手ごたえ的にはリュウノシンゲンが圧倒的に見えましたが、そこからよく食い下がってアタマ差2着。
3着以下を7馬身離してのもので、グランフォロミーの粘り腰に驚かされました。
前走ダイヤモンドカップではあまり見せ場なく6着という結果でしたが、距離延長はプラスになりそうですし、しぶとさが活かせる展開になれば上位争いも可能ではないでしょうか。
前走素晴らしい末脚を見せたロブストフィジーク、ダイヤモンドカップ3着のサンエイマジックまで。
◎6、リュウノシンゲン
○9、ゴールデンヒーラー
▲5、グランフォロミー
△7、ロブストフィジーク
△2、サンエイマジック
*10日(木)園田 第11R『兵庫ダービー』 1870m 16:00発走*
今年の兵庫ダービーは4頭の混戦模様だと考えています。
菊水賞を勝ったシェナキング、兵庫ユースカップを勝ったサラコナン、どちらのレースも僅差2着だったエイシンイナズマ、そして前走シェナキングとタイム差なしの2着だったスマイルサルファー。
その中で本命にしたのはエイシンイナズマです。
ここまで4戦続けて2着で、展開的にちょっと運がなかったなという印象で。
3走前のJRA交流戦は、1枠1番で好スタートを切ってそのまま逃げるのかと思いきや、外から抜かれて内に押し込められてしまいました。
兵庫ユースカップも抜群のスタートで逃げるのかと思いきや、内から抜かれて2番手、勝負所でも早めに外から来られて苦しい展開になりましたが、そこからしぶとく粘り込んでクビ差2着。
菊水賞では2番手で折り合いをつけていたところ、パールプレミアが早めに並んで来て押し出されるように先頭、先行馬にはキツイ流れの中、半馬身差2着とよく食い下がりました。
タラレバは禁物ですが、あそこでちょっとこうなっていたら...というような展開が多く、特にここ2戦の重賞では一番強い競馬をしていると感じます。
道中スムーズに運べれば、ここで初重賞制覇もあるのではないでしょうか。
対抗はサラコナンにしました。
シビルウォー産駒で、道中あまり真剣に走らないけれどエンジンが掛かったらすごい脚、というお父さんを彷彿とさせるレースぶりが特徴です。
菊水賞では好位内目に付けていましたが、フワフワしている感じでこの馬らしい末脚が見られませんでした。
前走の兵庫チャンピオンシップで、速い流れの1870mを経験したというのは大きいと思います。
真剣に走れれば、上位争いは可能でしょう。
シェナキングはちょっと勝てないというレースが続いていましたが、吉村騎手に乗り替わって2連勝と一気に開花しましたね。
もともと末脚はしっかりしている上に、これまでよりも自在に脚を使えるようになった印象で、前走は前を行くマンテーニャの手ごたえが良く、早めに上がって行って、後ろから来るスマイルサルファーも封じて勝ち切りました。
厳しい競馬になったと思いますが、ダービーに向けてもとてもいい経験になったと感じます。
スマイルサルファーも決め手のある馬で、距離延長はプラス材料でしょう。
どこからエンジンが掛かるかがポイントで、前がやり合うような展開になれば強烈な差し脚がさく裂しそうです。
◎1、エイシンイナズマ
○5、サラコナン
▲6、シェナキング
△3、スマイルサルファー
*6日(日)水沢 第11R『早池峰スーパースプリント』 850m 18:05*
今年は水沢競馬場で開催される早池峰スーパースプリント。
本命は昨年のこのレース、盛岡1000mで強い勝ち方をしたコンサートドーレにします。
昨秋からいったん高知に移籍して、今年の春に再び岩手へ。
移籍初戦は2番手から余裕の勝利、前走は持ったままで4コーナー先頭で完勝でした。
これまで水沢850mは3戦3勝とパーフェクト。
スピードがある馬で、逃げてよし好位でもよしと自在性もあります。
昨年と舞台は違いますが、連覇濃厚ではないでしょうか。
対抗はトゥーナノクターン。
移籍初戦は逃げて失速してしまいましたが、850m戦だった前走は逃げて最速の上がりで勝利しました。
コンサートドーレの前走と同じ日のレースで、勝ち時計がコンマ1秒速いですし、初めての重賞でも注目の存在です。
ただ大外枠に入ったので、逃げるまでにちょっと脚を使わされるのではないかというところが懸念材料。
絶対に逃げたいのはこの馬くらいなので、なんとかこなしてくれるのではないかと期待しています。
移籍初戦となるイルティモーネは、兵庫の重賞戦線で戦って来た馬で、タイトルこそないですが、2019年の兵庫ゴールドトロフィーではJRA勢相手に2着に好走した経験あり。
いきなり勝ってもおかしくない実力の持ち主ですが、先行有利の水沢において、末脚がしっかりしているタイプということもあり、今回は様子見で3番手評価にしました。
初の850mという条件ですが、基本的には短めのところで活躍していますから、この舞台でどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
前走コンサートドーレに食い下がったシャドウパーティー、JRAからの移籍2戦目となるキラットダイヤまで。
◎7、コンサートドーレ
○10、トゥーナノクターン
▲3、イルティモーネ
△1、シャドウパーティー
△4、キラットダイヤ