
*26日高知 第5R『金の鞍賞』 1400m 17:10発走*
2歳重賞金の鞍賞。
過去の勝ち馬を見ると、フリビオン、アルネゴー、レインズパワーとその後活躍した馬たちがズラリ。
来年の3歳戦線を占う上でも大事な一戦です。
本命にしたのはハルノインパクト。
黒潮ジュニアチャンピオンでは外枠からすんなり逃げて、そのまま逃げ切り勝ち。
レースセンスが高く、これからまだまだ成長すると思いますが、現状でも完成度の高い馬で、関係者からは来年の西日本ダービーを見据えた発言もあったほど。
前走は古馬に混じってC3-6組を快勝。
逃げて良し逃げなくても良しの馬なので、大きく崩れることはないのではないかと思っています。
対抗以下が難しいところですが、ラブミーチャン記念で3着の実績があるスターフェネックにしました。
すでに2歳-1組で2勝し、前走は古馬と混じってC3-14組で戦いました。
2着だったものの、負けた相手はJRA2勝の実績馬。
しかも、早めにマクられてからもスイッチが切れず、しっかり伸びていましたから、負けて強しのレース内容でした。
現在兵庫で期間限定騎乗中の山本咲希到騎手の手綱さばきにも注目しています。
3番手評価にしたのは移籍組のトーセンジェイク。
前走はJRA未勝利からの移籍初戦でしたが、内から逃げて快勝しました。
道中の走りや直線ではまだ幼さを見せながらの勝利で、良くなっていくのはこれからだと感じます。
一気の相手強化で時計もかなり詰めないといけませんが、まだまだ伸びしろを感じるので、このメンバーでどんな走りを見せてくれるか楽しみです。
別府真衣騎手騎乗のモンセラーテも注目の存在。
JRA未勝利から転厩して来て、初戦こそ2着でしたが現在2連勝中。
好位から上手に競馬が出来る馬で、前走は2着を3馬身突き放しての勝利でした。
使いつつどんどん強くなっているように感じるし、今回のメンバーでも十分勝負になると思います。
前走C3-15組を勝ったエゾフウジン、黒潮ジュニアチャンピオン2着だったブラックマンバまで。
◎11、ハルノインパクト
○2、スターフェネック
▲8、トーセンジェイク
△1、モンセラーテ
△4、エゾフウジン
△9、ブラックマンバ
*9日(水)園田 第11R『園田金盃』 1870m 16:00発走*
兵庫競馬のグランプリレース園田金盃。
今年も好メンバーが集まりましたが、なかでも安定感のあるエイシンニシパを本命にします。
前走の東海菊花賞ではタガノジーニアスの決め手に屈しましたが、園田1870mに替われば、エイシンニシパの実績が光ります。
本当に長く安定して活躍している馬で、このレースは2年連続2着。
好位で辛抱出来るこの馬にとって、絶好の2枠2番をゲット。
今年こその想いは強いのではないでしょうか。
対抗はタガノジーニアス。
名古屋1900mでは2度ともエイシンニシパを破って完勝。
特に前走の東海菊花賞は、「行き場がないのでは?」と思うくらい窮屈なところから、外に出したら突き抜けました。
能力的にはエイシンニシパと甲乙つけがたいのですが、7月の再移籍後に園田で勝ち星がないことがちょっと気になって対抗にしました。
ただし、ここまでは園田1700mでしたから、距離が延びるのはプラスでしょう。
ジンギは3番手評価にしましたが、上位3頭は差のない戦いだと感じます。
ゲート入りで覆面をするようになり、落ち着いてスタートが出来るようになって、競馬が安定したそうですが、
前走は今回と同じ舞台で、これまでよりも後方からの競馬で決め手勝負で勝ち切りました。
早め先頭から切れ負けした姫山菊花賞を振り返ると、レースの幅が広がったことは大きいと思います。
ファン投票第1位での選出ですし、成長盛りのジンギがどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
JRAオープン勝ちの実績があるドライヴナイトは移籍初戦の前走を快勝。
重賞でも注目の存在でしょう。
前走距離延ばして重賞初制覇したマコトパパヴェロまで。
◎2、エイシンニシパ
○7、タガノジーニアス
▲1、ジンギ
△8、ドライヴナイト
△5、マコトパパヴェロ
*7日(月)水沢 第11R『北上川大賞典』 2500m 15:50発走*
岩手競馬で最も長い距離の重賞・北上川大賞典。
今年の注目はなんといってもフレッチャビアンカでしょう。
岩手移籍後6戦5勝2着1回とパーフェクト連対中。
唯一2着に負けたダイヤモンドカップでは、スピード馬グランコージーに千切られましたが、東北優駿、不来方賞、ダービーグランプリと3連勝で、変則三冠を達成しました。
特に圧巻だったのはダービーグランプリ。
各地から強豪たちが遠征して来ましたが、好位からまったく危なげないレースぶりで勝利しました。
今回は初の古馬との対戦。使いつつどんどん成長している印象で、力差はないと感じます。
盛岡2000mの舞台で3連勝しているわけですが、水沢が合わないわけでもないし、スタミナがある馬なので、初の2500mもこなしてくれるのではないかと思います。
対抗は今季6勝のジェイケイブラックにしました。
岩手移籍後は順調に勝ち上がって来て、前走でエンパイアペガサスを撃破。
中団追走から、素晴らしい決め手を見せてくれました。
今回は初の古馬重賞挑戦になりますが、水沢でも勝っている上に、JRA時代芝の長距離を経験していますから、この舞台でも十分戦えるのではないでしょうか。
古豪エンパイアペガサスは今年勝ち星はないものの、重賞でも上位に食い込んでいます。
前走はジェイケイブラックに差し切られましたが、早め先頭と内容の濃いレースで、しかも4ヵ月ぶりの休み明けでした。
一度使った効果が見込めるし、2018年に勝っているレースですから、古豪健在をアピールして欲しいです。
渋太い脚があるピアノマンも、初の古馬対戦。
最近は以前のような勢いがないように感じますが、距離延長で替わり身に期待しています。
◎1、フレッチャビアンカ
○2、ジェイケイブラック
▲9、エンパイアペガサス
△8、ピアノマン
*30日(月)水沢 第11R『プリンセスカップ』 1400m 15:50発走*
グランダム・ジャパン2歳シーズンの6戦目。
ここはこのシリーズで2勝を挙げて、現在ポイントトップのラジアントエンティが中心でしょう。
デビューから2連勝で挑んだ栄冠賞はあまり見せ場なく6着、その後2度のJRA遠征を経て、園田プリンセスカップ、ラブミーチャン記念と連勝中。
園田プリンセスカップは内枠から先手を取ると、前半は引き付けつつ、勝負所から早めスパートで後続を突き放しました。
道中はかなり物見をしてフワフワしていたそうですが、相当強い勝ち方でした。
続くラブミーチャン記念は初めてのマイル戦でしたが、まったく問題なく快勝して見せました。
遠征については慣れているし、小回りの水沢も特に心配なさそうです。
対抗は地元岩手のゴールデンヒーラー。
前走の知床賞では終始手ごたえバツグンで、持ったまま先頭に立つと直線突き放す強い競馬でした。
毎年北海道勢が勝っていたレースですが、重賞になってから初めての地元馬制覇となりました。
とはいえレベルが低かったわけではなく、勝ち時計は昨年のアクアリーブルより速かったですから、今回も十分勝負になると考えます。
バツグンのスピードがあるのがトンデコパ。
とにかくスタートダッシュが速いですし、けっこうなハイペースで飛ばして行って渋太く粘る馬です。
距離に関してはちょっと不安ですが、1500m戦でも3着に粘っているし、小回りの水沢ならばこなしてくれるのではないかと思います。
金沢シンデレラカップで僅差3着だったリスカルダメント、前走3組を勝ったルビーブランケットまで。
◎1、ラジアントエンティ
○3、ゴールデンヒーラー
▲2、トンデコパ
△10、リスカルダメント
△6、ルビーブランケット
*29日(日)佐賀 第6R『佐賀オータムスプリント』 1400m 18:00*
ここは何といってもドラゴンゲートでしょう。
佐賀移籍後連勝を続け、吉野ヶ里記念では3着に負けたものの、かなりのハイペースで厳しい展開になりました。
そこから約3ヵ月休養し、迎えた前走は10月にデビューしたばかりの飛田愛斗騎手が騎乗して逃げ切り勝ち。
楽に先手を取って道中飛ばして行く形、後ろはついて行けず、まさに圧勝でした。
逃げにこだわる馬ではないので、他に逃げ馬がいても問題なし。
超ハイペースに巻き込まれない限りは、力上位は揺るがないでしょう。
本命はすぐに決まったのですが、対抗以下がけっこう悩みました。
それだけドラゴンゲートが特出した存在なわけですが、今回は新たな可能性としてロトヴィグラスに期待します。
前走は内から先手を取っての逃げ切り勝ち。
時計は速くないし、メンバー的にも楽だった印象なのですが、先行して渋太い馬で、自分の形に持ち込めるかがポイントです。
そして鞍上の石川倭騎手ですよ!昨年、今年と門別1位を獲得した、若きリーディングジョッキー。
今回の佐賀への期間限定騎乗でもすでに勝ちまくっていて、特に逃げてペースを翻弄しているというか、最近の佐賀にはなかった流れを作っている印象があります。
メンバー的には逃げか2番手になると思っているので、ロトヴィグラス&石川倭騎手が展開のカギを握るのではないかと思います。
カクリョウはなかなか勝ち切れませんが、長くいい脚を使う馬で、ペースが速くなった時に決め手が活きそうです。
混戦で浮上しそうなオイカケマショウ、一発ありそうなイケノアサまで。
◎10、ドラゴンゲート
○9、ロトヴィグラス
▲7、カクリョウ
△2、オイカケマショウ
△6、イケノアサ