
*27日(日)盛岡 第11R『ウイナーカップ』 1400m 18:15発走*
いよいよ盛岡開催スタートです!
メンバー的にも絶対的な存在がいないですし、盛岡適性を見極めるのも難しく、難解な一戦になりそうです。
本命にしたのはエイジ。
JRA未勝利から岩手に転入して3連勝中です。
初戦は2番手からの差し切り勝ち、2戦目は好位からの抜け出し、そして3戦目は逃げ切り圧勝とそれぞれ違うレースぶりで勝ち上がって来ました。
重賞は初挑戦ですが、前走の勝ちタイムは優秀だし、今回のメンバーならばいきなりやれてもおかしくありません。
カギは初の盛岡コースでしょう。
アップダウンがあってタフなコース形態の上、この日がシーズン初日ということでしっかりと砂が補充してあるのではないでしょうか。
多少の雨が降ったとしてもタフな馬場状態になりそうですが、エイジは500キロを超える馬体があり、走り方も力強いのでこなしてくれると思っています。
対抗にしたのはシャノンアーサー。
門別デビュー組で、すでに20戦のキャリアの持ち主。
前走のヒバリ特別では中団からジワジワと脚を伸ばし、直線は外からきっちり捉えて差し切り勝ち。
重賞経験も豊富で、今回のメンバーに入っても見劣りしません。
エイジと同じく初の盛岡がカギですが、450キロ台の馬体重以上に体を大きく見せるタイプなので、こなしてくれるのではないかと期待しています。
3番手評価はファイントリック。
タイトルこそないものの、あやめ賞は中団から伸びて3着、スプリングカップでは牡馬相手に2着、2歳時から何度も重賞で好走しています。
なかなか勝ち切れない面はありますが、盛岡1400mを勝っていることも強み。
ここは初重賞制覇のチャンスでしょう。
JRA未勝利から転入して来て3戦目となるアウトレイジング、サクラコマチ賞が鮮やかだったロブストフィジークまで。
◎2、エイジ
○6、シャノンアーサー
▲7、ファイントリック
△9、アウトレイジング
△10、ロブストフィジーク
*24日(木)門別 第12R『栄冠賞』 1200m 20:40発走*
日本一早い2歳重賞として定着している栄冠賞。
今年の注目はなんといってもシャルフジンでしょう。
4月1日に行われた能力検査で800m47.7という好時計を出して注目を集めると、5月13日に行われたフレッシュチャレンジでは、好スタートから先手を奪って9馬身差の圧勝劇。
直線に入って追われると、ストライドが伸びて加速していましたが、鞍上の服部騎手は「まだ上のギアがありそう」というようなコメントをされていて、奥の深さを感じました。
1200mに距離が延びることはまったく問題なさそうですし、今回のメンバー相手でも圧勝するようなことになれば、先々が本当に楽しみになりますね。
ただし他のメンバーも強力な顔ぶれが揃いました。
対抗にしたのが唯一2勝を挙げているラブミードール。
コパノリッキーとハニーパイの仔で、両親のスピードを受け継いでいて、先行力抜群。
デビュー戦は好ダッシュからそのまま逃げ切り勝ち。
2戦目の前走は好スタートを決めましたが、外から行きたい馬がいたので控えて2番手からの競馬に切り替えました。
それでもまったく問題なく一生懸命走っていて、早め先頭から押し切って2連勝。
早速レースの幅が広がりました。
ウィナーズチャレンジを勝ったということも大きいですし、シャルフジンとの対決が楽しみです。
もう一頭注目なのがモーニングショー。
5月4日のスーパーフレッシュで、3馬身差のレコード勝ちをした馬です。
好スタートから楽に2番手に付けると、4コーナーで持ったまま先頭。
直線追われるとしっかり伸びて後続を突き放すという王道の競馬を見せてくれました。
レースセンスが高い上にスピードもあって、末脚もしっかりしているので、まだまだ成長するでしょうが、現時点でも完成度が高いと感じます。
5月25日のフレッシュチャレンジを大差で圧勝したコパノミッキーには大井の笹川翼騎手が騎乗予定。
ウィナーズでラブミードールの2着だったデシジョンには高知の赤岡修次騎手が騎乗予定で、この2頭も楽しみな逸材です。
◎12、シャルフジン
○10、ラブミードール
▲7、モーニングショー
△2、コパノミッキー
△3、デシジョン
*20日(日)高知 『高知優駿』 2000m 18:15発走*
全国交流戦ということで強力な遠征馬がやって来ました。
今年のダービーシリーズは見ごたえのある好レースが多かったですが、その中でも第1戦となった石川ダービーのインパクトが強いです。
スタート前に雨風が急激に強まり、過酷な天候になった中で、アイバンホーとビルボードクィーンの一騎打ちになりました。
どちらも譲らず、まさに死闘と言えるような戦いでしたが、最後はアイバンホーがクビ差で勝利。
レース後は高知優駿を目指したいというコメントがあったので、出走して来たら本命にしたいなと考えていました。
しかし今回出走馬にアイバンホーの名前がなく、何かあったのでは?と気になって金田一昌調教師に聞いてみると、「レース後疲れが出たので、休養することにしました」とのこと。何かあったわけではないそうなので、ゆっくり休んでさらにパワーアップしてくれることを待ちたいと思います。
ということで、本命は石川ダービークビ差のビルボードクィーンにします。
JRA1勝馬で、1勝クラスのレースでも好内容の4着があり、十分2勝目を挙げられそうな力を見せていました。
移籍初戦は重賞馬マナバレンシアを軽く突き放し、移籍2戦目となった石川ダービーで負けて強しの2着。
馬格が大きな馬ではないので、高知の深い馬場をこなせるかどうかがポイントになりますが、雨が降って脚抜きのいい馬場になりそうなので、こなしてくれると思います。
対抗は佐賀のトゥルスウィー。
初の2000mだった九州ダービー栄城賞では、より強さを発揮して4コーナー先頭で突き放しました。
最近は力の違いで圧勝しているレースが続いたので、揉まれる競馬になったら厳しいかなと思っていましたが、大外枠に入ったので、スムーズに競馬が出来るのではないでしょうか。
地元大将格はハルノインパクトでしょう。
ここまで重賞3勝を挙げ、前走初の1800m戦でしたが早め先頭で押し切りました。
遠征馬たちと力の比較が難しいところですが、地の利もあるし、レースが上手。
上位争いを期待します。
黒潮皐月賞2着だったブラックマンバの差し脚にも注目しています。
◎7、ビルボードクィーン
○12、トゥルスウィー
▲1、ハルノインパクト
△11、ブラックマンバ
*20日(日)水沢 第11R『みちのく大賞典』 2000m 18:05発走*
伝統の古馬重賞みちのく大賞典。
今年も好メンバーが集まりましたね!
シアンモア記念の上位馬が集結しましたが、距離がマイルから2000mに延びて、また違ったレース展開になりそうです。
本命にしたのはエンパイアペガサス。
距離的に短いと思われたシアンモア記念では、実績馬3頭のガチンコ勝負になり、追い比べの末クビ差の2着でした。
休み明けを一度使って動きも良くなっていましたし、叩き3戦目の今回はさらなる上昇が期待出来そうです。
このレースは2勝3着2回と相性がいい舞台。
スピード勝負になると分が悪い印象ですが、距離2000mでタフな競馬になれば、桐花賞の再現が出来るのではないでしょうか。
対抗は迷った末にチャイヤプーンにしました。
岩手に戻って来て、圧倒的な力を見せつけて2連勝。シアンモア記念は3着に敗れましたが、続くあすなろ賞では抜け出しを待つ余裕もありながらの差し切り勝ちで、着差以上に強い内容でした。
道中の手ごたえは抜群にいいのに、先頭に立つと気難しさを出すということで、仕掛けどころが難しい馬ですが、2000mは結果を出している距離なので、シアンモア記念のリベンジもあるかもしれません。
ヒガシウィルウィンはシアンモア記念でさすがの実力を見せてくれましたね。
今回は距離的に3番手にしましたが、叩き3戦目でさらに状態も上がっているでしょうし、軽視はできない存在です。
この3頭がかなり強いので、3頭だけでもいいかなと思いましたが、昨年の勝ち馬ランガディアの復活も期待して、4頭で勝負したいと思います。
◎3、エンパイアペガサス
○4、チャイヤプーン
▲6、ヒガシウィルウィン
△1、ランガディア
*15日(火)名古屋 第11R『東海ダービー』 1900m 16:20発走*
ダービーシリーズもいよいよ後半戦。
ここまで石川ダービーのアイバンホー、東北優駿のリュウノシンゲンしか当たっていないので...第6戦の東海ダービーはぜひとも当てたいところです。
本命にしたのはブンブンマル!
ゴールドウィング賞ではダイセンハッピーに届かずの2着でしたが、スタートも良くなって道中もいいところに付けられるようになり、確実に伸びる末脚は健在で、新春ペガサスカップ、スプリングカップ、中京ぺガスターカップと重賞3連勝。
ナムラタイタンの代表産駒と言えるほど結果を出してくれました。
前走の駿蹄賞ももちろん本命にしたわけですが、初対戦だったトミケンシャイリにあっさり負けてしまいました...。
この負けは確かに残念でしたが、勝負所でいったん離され、直線で1馬身差まで追い込んだレースぶりは、距離が100m延びる今回の舞台であれば、差し切ってくれるのではないかと。
川西調教師は毎年ダービーに並々ならぬ強いを持っていますし、使い詰めではなくダービーに向けて約2か月の休養を取れたことは、プラスに働くと思います。
休み明けを一度走りましたから、最高の状態で挑んで来るのではないでしょうか。
対抗はトミケンシャイリ。
スピードの持続力が素晴らしく、前走は初の重賞でしたが、最後までしぶとく粘り込みました。
ここ2戦は逃げていますが、ゲートの1歩目2歩目がそこまで速くないので、どうしても行きたい馬がいる場合は行かせても競馬が出来る馬。
前走の勝ちは自信になっているでしょうし、100m距離が延びても十分戦えると思っています。
先行力で言えばダイセンハッピーが一番だと思いますが、トミケンシャイリとブンブンマルよりも外枠ということで、先手の取り方がちょっと難しそうだなと。
能力的には3番手評価ですし、ホッコータルマエ産駒で以前から注目している馬ですが、印は薄めにしました。
スプリングメドウは前走の駿蹄賞で、上位2頭からは離されたものの3番手から沈まずに3着を確保。
今回も同じような展開になりそうですから、好位からの粘り込みに期待します。
のじぎく賞で直線よく伸びたティーズダンキーまで。
◎4、ブンブンマル
○2、トミケンシャイリ
▲6、スプリングメドウ
△7、ダイセンハッピー
△12、ティーズダンキー