
*25日(火)金沢 第11R『石川ダービー』 2000m 17:35発走*
今年のダービーシリーズ初戦を飾る『石川ダービー』。
本命はアイバンホーにしました。
金沢移籍後5戦4勝。
唯一の負けは川崎遠征の全日本2歳優駿で、ここは長距離遠征の上にかなり強い相手でしたから度外視でいいでしょう。
金沢ヤングチャンピオンではそれまで無敗だったサブノタマヒメに初めて土を付け、休養を挟んでさらにパワーアップした今年の2戦は、準重賞、重賞とは思えないほど1頭だけ次元の違う走りで圧倒しました。
これまでの既成勢力とは、すでに勝負付けがついている印象です。
問題は新興勢力。
ビルボードクィーンは相当強そうですが、レースぶりもかなり上手になっているので、ここは負けないでほしいです。
対抗はビルボードクィーン。
JRA1勝馬で、しかも好位から早め先頭という王道の競馬で勝った経験有り。
勝ち上がった1勝クラスでもジワジワ伸びて4着ですから、相当な力があると感じます。
前走は金沢移籍初戦でしたが、マナバレンシアを軽く突き放しました。
マナバレンシアといえば、サブノタマヒメと僅差のレースを演じている、この世代の金沢を代表する一頭ですからね。
距離も中京で1800mを勝っているので、小回りの2000mならば問題なさそうです。
アイバンホー相手に、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
3番手評価はサブノタマヒメ。
唯一崩れたのは名古屋の東海クイーンカップのみで、金沢では11戦9勝2着2回とパーフェクト。
距離が延びることは課題になりそうですが、早くから期待されていた馬が順調にダービーまで駒を進めて来ましたから、先行して好勝負を期待します。
もう一頭の新興勢力、ヤクモにも注目。
今年に入って金沢へ移籍し3連勝と勢いに乗っています。
長くいい脚が使えるので、距離延長も合いそうです。
あての木賞の勝ち馬フューリアスまで。
◎6、アイバンホー
○7、ビルボードクィーン
▲8、サブノタマヒメ
△12、ヤクモ
△2、フューリアス
*23日(日)佐賀 第10R『佐賀ヴィーナスカップ』 1400m 18:10発走*
本命は大井からの遠征馬カラースキームにしました。
まだデビューから7戦とキャリアは浅いですが、その中で4勝を挙げています。
最初に注目したのは桃花賞の時で、エンジェルパイロやアクアリーブルを破っての、ぶっちぎりの逃げ切り勝ち。
大きなフットワークの馬ですが、スピードに乗るのが速く、またスピードの持続力もある馬だなと感心しました。
その後は浦和の桜花賞をパスして挑んだ東京プリンセス賞でしたが、2番人気に支持されたものの、直線失速して最下位に。
逃げて自分の形は作ったので、休み明けで初の1800mというのが響いたという印象でした。
半年の休養を挟んで出走して来たクイーンズオーディションでは、プラス21キロと一気にパワーアップ。
成長分なのか、太目残りなのか?という感じでしたが、レースは逃げて最後まで粘り込み、着差以上に強いというインパクトを受けました。
前走の東京シンデレラマイルでは再び失速して大負けしてしまったので、安定感という意味ではちょっと疑問符が付くわけですが、まだまだ伸びしろのある大物感を感じる馬。
クイーンズオーディションの走りを見ると休み明けは苦にしないタイプだし、距離1400mなのも合いそうです。
あとは小回りの佐賀に対応出来るかですが、スピードのある馬なのでこなしてくれると思います。
テーオーブルベリーはラブミーチャン記念とのじぎく賞を勝っており、グランダム経験が豊富な馬。
前走のネモフィラ賞は3着でしたが、1800m戦で逃げて最後の最後まで粘っていて、負けて強しだと感じました。
距離が1400mに短縮になるのは大歓迎。
逃げて良し、好位でも良しの馬で、鞍上は山口勲騎手ですから、人気の中心になるのも頷けますね。
3番手評価にしたのは地元佐賀のアンバラージュ。
1400mは去年のこのレース以来1年ぶりですが、あの頃から比べて相当パワーアップしました。
この1年、かなり強いメンバーと戦って揉まれて来ましたから、去年の4着以上の結果を期待しています。
末脚がしっかりしているアブソルートクイン、名古屋からの遠征馬シーアフェアリーまで。
◎10、カラースキーム
○6、テーオーブルベリー
▲11、アンバラージュ
△12、アブソルートクイン
△7、シーアフェアリー
*16日(日)水沢 第11R『留守杯日高賞』 1600m 18:00発走*
この世代の岩手ナンバー1牝馬ゴールデンヒーラーが牡馬との混合路線に進むということで、ここは不在。
他地区からの遠征馬が有利と見ています。
本命にしたのはスマイルミュ。
前走の浦和の桜花賞では逃げるケラススヴィアを追いかける強気な競馬をして、最後は甘くなって4着になったものの、とても内容の濃い一戦だったと思います。
約2か月の休養を挟んで、ここ2戦プラス体重と体がパワーアップしているのも好印象。
遠征経験もあるし、先行力が問われる水沢コースは合いそうです。
鞍上は岩手の山本聡哉騎手ということで心強いですし、ここは初重賞制覇のチャンスです。
対抗は大井のグロリオーソ。
ユングフラウ賞は3着、桜花賞は2着と重賞でも上位争いをしている馬。
ケラススヴィアに対して僅差のレースですから、能力の高さは証明済みでしょう。
今回は初の水沢ですが、小回りの浦和コースでも立ち回りの上手さを見せていたので、特にコースは問わないと感じます。
前走の東京プリンセス賞では2番手から直線いっぱいになってしまったので、距離はマイルくらいまでが良さそうですね。
3番手評価にしたのはセカイノホシ。
初の遠征だったローレル賞では2着に入りましたが、その後3戦がちょっといまいちで、能力判断が難しいところです。
スピードのある馬なので、先行有利の水沢はもってこいの舞台。
逃げてどこまで粘れるでしょうか。
地元岩手勢では、前走移籍初戦のあやめ賞で2着だったベニスビーチが筆頭格。
ロングスパートでよく追い込みましたし、3着だったファイントリックも含めて距離がマイルに延びるのはプラス材料でしょう。
◎5、スマイルミュ
○10、グロリオーソ
▲2、セカイノホシ
△8、ベニスビーチ
△12、ファイントリック
*13日(木)門別 第12R『北斗盃』 1600m 20:40発走*
ホッカイドウ競馬の3歳三冠ロードの一冠目『北斗盃』。
好メンバーが揃って楽しみな一戦です。
リーチとラッキードリームの2頭で迷いましたが、一度使っていることもあり今回はリーチを本命にしました。
以前はスタートがいまいちのイメージがありましたが、JRA遠征でスピード競馬を経験し、イノセントカップでは好位置から内々をロスなく立ち回って初重賞制覇。
続く鎌倉記念は中団から直線豪快に伸びて、重賞2連勝を飾りました。
全日本2歳優駿では、中団からいっぱいになって12着という結果でしたが、そこから休養を挟んだ前走は、好位から前を捉えきる競馬で勝利。
しっかりした末脚がある上に前半の立ち回りも上手くなっていて、今ならば内回りのマイルも問題ないと考えます。
先ほども書きましたが、今シーズン一度使っていることも大きいですし、重賞3勝目を期待します。
対抗はJBC2歳優駿を制したラッキードリーム。
初重賞制覇はサッポロクラシックカップで、トランセンデンスが早め先頭の強気な競馬をしたところを内から差し切りました。
JBC2歳優駿は中団追走から直線で外に切り返して、しっかり伸びる競馬。
この馬も決め手があるタイプですが、馬群の中で流れに乗れるので、内回りのマイルも気になりません。
今回は今シーズン初戦ということで対抗評価にしました。
3番手評価はエーデルワイス賞勝ちのソロユニット。
今回は距離がどうか、その一言に尽きます。
東京2歳優駿牝馬は1番人気8着でしたが、揉まれてしまい力を発揮し切れなかった印象です。
自分の形で競馬出来れば、内回りのマイルならばこなしてくれるのではないでしょうか。
オタクインパクトは初勝利を挙げるまで時間が掛かりましたが、未勝利を勝つとウィナーズも連勝と勢いが付きました。
前走は休養明けでプラス16キロとパワーアップ。
前半少し口を割っているような場面もありましたがすぐに落ち着いて、勝負所から加速すると、直線で前を捉えての勝利。
今回のメンバーに入っても、十分戦えると思います。
川崎若駒オープンを勝ったテイクアターンまで。
◎2、リーチ
○8、ラッキードリーム
▲6、ソロユニット
△5、オタクインパクト
△1、テイクアターン
*13日(木)園田 第11R『のじぎく賞』 1700m 17:45発走*
ここは名古屋のニジイロを本命にします。
前走の東海クイーンカップはよどみのない流れで上がりが掛かる展開の中、「終始フワフワした手ごたえだった」と岡部誠騎手がコメントしていました。
最後の直線では、追われてしっぽを振ったりとまだまだ伸びしろを感じるレースぶりで、後続を3馬身突き放す圧勝劇。
改めて、強いなと感じました。
初めての重賞挑戦だったライデンリーダー記念は、輸送でかなり入れ込んでしまい力を出し切れず...。
しかしその後は輸送をクリアし、姫路の兵庫クイーンセレクションを勝利しています。
パドックではいつもかなりテンション高めの様子ですが、川西調教師のお話では、地元以上に遠征の方が力が出せるタイプということです。
今回初めての園田競馬場になりますが、そこは問題なさそうですね。
姫路の兵庫ユースカップの時と同じ4枠4番なのは多少気になりますが、揉まれないで競馬が出来れば、好勝負してくれるのではないでしょうか。
対抗は地元兵庫のエイシンウィンク。
前走は道中馬体を併せて並んで逃げる形になって、直線で突き放すという競馬で快勝しました。
あの形で競馬が出来れば逃げることにはこだわらないと思いますし、兵庫では3戦2勝2着1回とパーフェクト。
今回のメンバーに入ってもヒケは取りません。
パールプレミアはスピードがあるだけに1700mがどうかというのが大きなポイント。
菊水賞では折り合いをつけるのに相当苦労しているように見えました。
今回は続けて1700mを使えることはプラス材料。
能力は高いですから、牝馬同士ならばこの距離でも怖い存在です。
距離適性がありそうなクレモナとリンガーまで。
◎4、ニジイロ
○9、エイシンウィンク
▲2、パールプレミア
△1、クレモナ
△6、リンガー