
*3日(月)園田 第11R『新春賞』 1870m 16:10発走*
揺るぎない中心はエイシンニシパでしょう。
2017年に初制覇して、2018年こそ5着だったものの、2019年からは3連覇中。
新春賞の絶対王者ですね。
前走の園田金盃は唯一ジンギに食い下がっての2着。他の馬たちが勝負所から置いていかれる中で、しっかりついて行って最後までしぶとく伸びましたから、改めてこの馬の力を見せつけられる内容でした。
このレースぶりを見た橋本忠明調教師は、「まだ一年やれると確信しました」と仰っていました。今年は明けて9歳になりますが、衰えは感じません。
今回のメンバー、近走の成績を見ると強敵と言える馬も見当たりませんので、ここは4連覇、新春賞5勝目という偉業達成に期待しています。
コスモバレットは3走前の逃げ切り勝ちがびっくりするくらい強かったです。
先行争いを制してハナに立つと、気持ち良くグイグイ逃げて後続を大差離しての圧勝劇。
もともと力のある馬でしたが、こういうレースが出来るとは...。また新たな一面を見せていただきました。
続くスポニチなにわ賞も同じようなレースぶりで圧勝。こういうレースをしたら本当に強いですね!
ただ自分の形に持ち込めないと前走の東海菊花賞のような感じになってしまうので、スムーズに行けるかがカギでしょう。
スタートから前半どんな流れを作るのか注目しています。
3番手評価はエイシンデジタルにしました。
昨年の摂津盃で初重賞制覇。
不良馬場で速い流れになったとはいえ、短い直線で「もう届かないか...」と思ったところから差し切ったのはさすがです。
そこから結果は出ていませんが、コスモバレットが速い流れを作るようならばこの馬の末脚が活きるのではないでしょうか。
同じく差し脚に見どころのあるアワジノサクラ、休み明けでもエイシンガネーシャまで。
◎1、エイシンニシパ
〇9、コスモバレット
▲7、エイシンデジタル
△8、アワジノサクラ
△6、エイシンガネーシャ
*1月2日(日)帯広 第8R『帯広記念』 16:40発走*
いよいよ900キロを超える高重量戦『帯広記念』です。
29日に行われた『ばんえいダービー』は雪の影響で軽い馬場でのスピード決着のような形になりましたし、やはり馬場状態というのは大きなポイントになりそうです。
ピンポイント天気予報では1日が晴れで2日は晴れのち雪。
気温も低いですし、どのくらい乾くのか、どのくらいのタイミングで雪が降るかはわかりませんが、ここ3年が1倍台の馬場水分量で行われていますから、スピード競馬と力の競馬と、どちらにも対応出来る馬が理想です。
どの馬が勝っても初めての帯広記念制覇となるメンバー。
明け6歳コンビのメムロボブサップとアオノブラックは初めての900キロ越えである上に、メムロボブサップ930キロ、アオノブラック920キロと他の馬たちよりも重い重量を曳きます。
実力のある馬たちですが、ちょっと未知数なところが大きいかなと。
そこで本命にしたいのがメジロゴーリキです。
昨年の帯広記念は1.2%というタフな馬場状態で、オレノココロの2着と頑張りました。
近走はあまりいいところがないのですが、高重量戦で一変もあるのではないかと思います。
対抗3番手は未知数でも明け6歳コンビ。素直に地力が高いと思うし、これからのばんえい界を引っ張って行って欲しい馬。
高重量にもめげず、力強い競馬を期待しています。
他には2連勝中のアアモンドグンシン、昨年のばんえい記念2着のキタノユウジロウまで。
◎6、メジロゴーリキ
〇3、アオノブラック
▲4、メムロボブサップ
△1、アアモンドグンシン
△7、キタノユウジロウ
馬連ながし
6 -1,3,4,7 4点
3連単1頭軸マルチ
6 - 1,3,4 18点
*31日(金)高知 第7R『高知県知事賞』 2400m 17:25発走*
ここはスペルマロンで圧倒的でしょう。
このレース2連覇中ですし、特に今年は4月の二十四万石賞から9連勝と、死角が見当たらない状況です。
短距離であれば、ちょっとしたことで逆転もあるかもしれませんが、長距離ではより地力が問われますから、3連覇濃厚だと考えます。
対抗以下が難しいところ。
2年連続このレースで馬券に絡む活躍をしたツクバクロオーが岩手に移籍していますし、特に長距離に強そうな強敵も見当たらず、ここは素直に地力の比較でいいかなと思います。
ということでクラウンシャインを対抗にします。
今年は9連勝と破竹の勢いで勝ち上がって来ました。
珊瑚冠賞では唯一スペルマロンに食い下がり、3着以下を8馬身離しての2着。
スペルマロンも強かったですが、この馬の強さも実感しました。
2400mは大井の東京記念で経験済み。
ちょっと長いかなとは思いますが、能力の高さでカバーしてくれるのではないかと期待しています。
3番手評価にしたのはスコルピウス。
高知移籍後まだ勝ち切れませんが、JRA時代は中距離を中心に使われて、中山の2400mで2着あり。
JRAで3勝を挙げた実力がありますし、長距離戦で一変の可能性があるのはこの馬でしょう。
3歳馬ハルノインパクトにも注目しています。
惜しくも高知三冠には手が届かずでしたが、常に自分から動いて行く一番強い競馬をして来た馬です。
古馬相手でどのくらい戦えるかと思いましたが、アドミラブル賞ではスペルマロンの2着、オパール特別では1着と早々に結果を出しました。
前走はスタートダッシュがつかずに後方からとなり、追い上げ切れず7着でしたが、スムーズに流れに乗れれば巻き返し可能だと思います。
距離が向きそうなモーニングサンまで。
◎6、スペルマロン
〇10、クラウンシャイン
▲8、スコルピウス
△11、ハルノインパクト
△2、モーニングサン
*30日笠松 第10R『ライデンリーダー記念』 1400m 15:50発走*
来年に向けても重要な一戦、ライデンリーダー記念。
アマクミナイデヨの競走除外は残念ですが、今年も好メンバーが揃いました。
その中でも金沢からの遠征馬エムティアンジェの実力上位と考えます。
門別デビュー馬で初勝利を挙げるまでにちょっと時間は掛かったのですが、6戦目の未勝利戦で勝利すると、金沢移籍初戦の金沢プリンセスカップで初重賞制覇を果たしました。
続く兼六園ジュニアカップでは北海道からの遠征馬エンリルに負けて2着でしたが、道中食い下がって行く根性も見せたし、負けて強しの内容。
門別でオープン勝ちがあるエンリルに対して食い下がる競馬を見せたことで、北海道時代と比べて相当力を付けていると実感しました。
笠松ではラブミーチャン記念で強い競馬を見せていますし、メンバー的にも重賞4勝目のチャンスです。
相手筆頭は地元笠松のドミニク。
ラブミーチャン記念ではエムティアンジェに離された3着でしたが、初めての遠征だったゴールドウィング賞では見事な決め脚で勝利。
序盤忙しい流れになって展開が向いた面もありますが、今回も先行したい馬が多いので流れは向きそうです。
もう1頭の金沢からの遠征馬ボサノヴァにも注目しています。
金沢プリンセスカップも金沢ヤングチャンピオンもエムティアンジェの2着ですが、着差は0.3。
ラブミーチャン記念ではエムティアンジェが他の馬たちをもっと突き放していますので、単純比較でこの着差は立派でしょう。
他にも逃げたい馬がいるので先行争いがカギですが、自分の競馬に持ち込めれば。
岩手からの移籍初戦となるアップテンペスト、北海道から移籍して2連勝中のボルドーアドゥールまで。
◎5、エムティアンジェ
〇4、ドミニク
▲7、ボサノヴァ
△12、アップテンペスト
△2、ボルドーアドゥール
*28日(火)高知 第6R『金の鞍賞』 1400m 18:15発走*
高知の2歳馬といえばマリンスカイが圧倒的な強さで4戦4勝。
先日の全日本2歳優駿でもスタートで大きなフリがありながらも見せ場を作ってくれました。
ここは前走から間がないということで先々を見据えて回避。
来年さらに成長した姿を見せてくれるのではないでしょうか。
逃げて圧倒的なスピードで勝って来たマリンスカイが不在となると、これまでとはレースの流れも変わってくると思います。
本命にしたのはリュウノアンジェラ。
前走は2番人気で10着と大敗しましたが、初めてのマイル戦で、途中まではマリンスカイについて行ったことが、早め失速に繋がったと見ています。
1400mへの距離短縮はプラス材料だし、マリンスカイがない流れというのも大きいでしょう。
離されたとはいえ黒潮ジュニアチャンピオンで2着。
他の馬たちとの比較で言えば力上位と考えます。
高知移籍後4連勝中のファーストリッキーは、すべて横綱相撲でのレースぶり。
逃げて良し番手でも良しと自在な立ち回りが出来ますし、メンバー強化とはいえマリンスカイがいなければいきなりタイトル奪取もあると思います。
グットクレンジングは2走前にファーストリッキーに完敗していますが、いい枠を引いたので、先手を奪ってどこまで粘れるか。
高いレベルで安定しているマオノウイッシュ、前走グットクレンジングの2着だったサンコーチまで。
◎9、リュウノアンジェラ
〇6、ファーストリッキー
▲3、グットクレンジング
△10、マオノウイッシュ
△4、サンコーチ