*7日(日)佐賀 第9R『飛燕賞』 1400m 18:10発走*
佐賀3歳戦、最近は1750m~1800m戦を走って来た馬たちが多く、1400mの距離になることがポイントでしょう。
本命はトゥルスウィー。
佐賀移籍後4連勝で、花吹雪賞も強いレースでした。
しかも前走は古馬B級の馬たちと戦って快勝ですから、同世代同士ならば抜けた存在だと感じます。
レースが上手で自在に立ち回れるのも大きな武器。
久しぶりの1400m戦になりますが、先行力もある馬ですからまったく問題ないでしょう。
今のところ死角が見当たりません。
対抗はシュリーデービー。
九州ジュニアチャンピオンを勝った後、距離が延びてちょっとリズムが崩れた印象がありましたが、現在は逃げて2連勝と再びリズムを取り戻しました。
小柄な牝馬だけれど勝負根性もある馬で、1400m戦であれば同世代トップクラスの強さがあります。
今回は内目の枠に逃げたい馬がいるので先行争いがカギ。
ここ2戦のように単騎逃げというわけにはいかないと思いますが、これまで好位からも勝っているので、揉まれない外枠はプラスだと考えます。
鞍上の飛田愛斗騎手は『たんぽぽ賞』『ウインターチャンピオン』と重賞2連勝中。
3連勝なるかにも注目です。
アルティマソウルも1800mのカペラ賞からこの馬らしい走りが出来ていなかった印象です。
しかし前走は2番手から王道の競馬で勝利。
もともと強い馬ですから、これがいいきっかけになったのではないでしょうか。
プリマステラは決め脚のある馬で、距離が延びてさらに強くなったイメージがあります。
今回の距離短縮はマイナスと考えて印は下げましたが、力のある馬なので、前がやり合う展開になったら怖い存在です。
◎5、トゥルスウィー
○7、シュリーデービー
▲4、アルティマソウル
△8、プリマステラ
*4日(木)姫路 第11レース『兵庫ユースカップ』 1400m 16:05発走*
まだまだ経験の浅い馬たちで伸びしろも多く、力の比較と取り捨てが難解な一戦です。
本命にしたのはサラコナン。
門別デビューで3勝を挙げ、その中の1勝はウィナーズを勝っていますので、かなり高い能力の持ち主だと考えます。
兵庫移籍初戦は好位から馬の後ろでしっかり我慢して、4コーナー外に出すという競馬で勝利。着差は半馬身差でしたが、最後は流す感じで余裕のある勝ちっぷりでした。
前走の3歳A特別はスタートでちょっと出負けして、道中の手ごたえもいまいちなのかしら?という雰囲気でしたが、3,4コーナーで外に出すと突き抜けました。
まだ不器用なところも見せつつ、強い競馬でしたね。
シビルウォー産駒というところも応援したくなるポイントで、レースぶりはこれからさらに成長が期待出来そうですが、現状でも十分重賞制覇可能だと思います。
対抗は愛知のニジイロ。
前走は初めての姫路でしたが、好位から王道の競馬で初重賞制覇。
ライデンリーダー記念は輸送で入れ込んでしまったということですが、兵庫クイーンセレクションではその輸送をクリア出来たことが大きかったですね。
今回は再びの姫路ですから、前走以上に力を発揮出来るのではないでしょうか。
ここはどうしても逃げたい馬というのが見当たらないので、ある程度いい位置で競馬が出来ることも有利になりそうです。
3番手評価にしたのはエイシンイナズマ。
ここ2戦はJRA交流戦で2着と、高いレベルで結果を出しています。
特に前走は1枠1番から好スタートを決め、ハナに行けるかな?というところから、外の馬を行かせて控える競馬を選択。
末脚がしっかりしているイメージがあるので、前半から楽にいい位置が取れるようになったのは大きな成長でしょう。
今回のメンバーに入っても、能力的にヒケを取らないと思います。
休み明けのスマイルサルファーは、これまでの実績を考えるといきなりやれていい存在。
好位から競馬が出来るスマイルジャスパー、兵庫クイーンセレクション3着だったユナチャンまで。
◎9、サラコナン
○4、ニジイロ
▲6、エイシンイナズマ
△3、スマイルサルファー
△10、スマイルジャスパー
△5、ユナチャン
*25日(木)姫路 第11R『兵庫ウインターカップ』 1400m 16:05*
今年は姫路で開催され、名称も『園田ウインターカップ』から『兵庫ウインターカップ』になりました。
過去2年はナチュラリーが連覇を果たしていて、今年は3連覇が懸かるわけですが、そう簡単にはいかなそうなメンバー構成です。
内目の枠からエイシンエンジョイ、マイタイザン、ナチュラリーと逃げ馬が3頭揃いました。他にもメイプルグレイトやミカエルシチーといった先行勢がいて、前は速くなるのではないかと考えます。
本命にしたのはナリタミニスター。
昨年はもう一段階強さが増して、1400mの重賞3勝。笠松グランプリは3着だったとはいえ、勝ったエイシンエンジョイとコンマ2秒差、前走の兵庫ゴールドトロフィーは溜める競馬で4着に伸びて来ました。
脚質が自在で、先行出来るし溜めることも出来る馬。さらに間を割って伸びて来る勝負根性もあります。
今回は2か月ぶりのレースですが、このくらいの間隔であればまったく問題ないでしょう。
遠征競馬は慣れているし、姫路も経験済み。
2012年の浦和の桜花賞を勝ったコテキタイの仔ということで、最近目立つ、"地方で活躍した馬の仔の活躍"といえる一頭です。
今年初戦から、強いレースを期待します。
対抗はエイシンエンジョイ。
笠松グランプリでは厳しい展開の中、盛り返して1着と、これまでにないしぶとさを見せてくれました。
最近のレースは先行争いが激しく、相当厳しい流れを経験しています。
今回もおそらく速くなるとは思いますが、粘りが増しているので上位争いも可能ではないでしょうか。
ナチュラリーは外目の枠からのスタートで、他の馬たちとの絡みで逃げるのは難しいのではないかと考えています。
逃げられないと脆い印象があるので、先行争い次第ということになりますが、前走は姫路で快勝。
このレース連覇しているということは、時期的にも合うと思うし、外目の枠からどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
浦和移籍後かなり成長した印象のトーセンレビュー、前走強い勝ち方だったメイプルグレイト、自分のリズムで運べれば強いマイタイザンまで。
◎3、ナリタミニスター
○5、エイシンエンジョイ
▲9、ナチュラリー
△2、トーセンレビュー
△4、メイプルグレイト
△6、マイタイザン
*25日(木)佐賀 第6R『たんぽぽ賞』 1400m 16:30発走*
3歳の九州産馬限定のたんぽぽ賞。
今年はJRAから5頭、浦和から1頭が参戦し、11頭で争われます。
まずは過去5年の傾向を探っていきましょう。
2020年の勝ち馬はトキノノゾミ。当時は川崎所属、たんぽぽ賞始まって以来の南関東所属馬による勝利でした。
たんぽぽ賞では初めての長距離輸送、初めての佐賀コースでしたが、いきなり結果を出してくれましたね。
2着だったウィンウィンボルトは佐賀所属馬で、ミヤマキリシマ特別は2着、
3着カシノピアレスはノカイドウ特別で6着、
この時1番人気だったテイエムヤマカゼは、初ダート初佐賀で5着でした。
2019年はノカイドウ特別を勝ったエリーバラードが1番人気に応えて勝利。
2着は初佐賀だったダンツブライト、
3着はノカイドウ特別3着だったウマカモンでした。
2018年はミヤマキリシマ特別を勝ったカシノランペイジが3番人気で勝利。
1番人気は初ダート初佐賀だったコウエイユキチャンで2着、
3着はノカイドウ特別を勝ったヒトモジノグルグルでした。
2017年は初佐賀だったテイエムヒッタマゲが勝利。
2着はノカイドウ特別を勝ったテイエムチューハイ、
3着は初佐賀だったテイエムソッキュウでした。
2016年はミヤマキリシマ特別を勝ったナンゴクロックオンが3番人気で勝利。
2着はノカイドウ特別で2着だったヨウエン、
初佐賀だったカシノエイシは1番人気3着でした。
こうして振り返ってみると、やはり昨年の結果はかなりトリッキーだと言えるのでは。
昨年はミヤマキリシマ特別を勝った馬がたんぽぽ賞には出走しなかったので、基本的にはノカイドウ特別かミヤマキリシマ特別を勝った馬が必ず上位に絡んで来ると考えていいでしょう。
さらに今年は全馬がミヤマキリシマ特別かノカイドウ特別に出走しているので、この2つのレースが例年以上に重要になりそうです。
今年はノカイドウ特別を勝ったイロエンピツと、ミヤマキリシマ特別を勝ったアイアンムスメが共に参戦。
走破タイムもほとんど変わらないので力の比較が難しいところですが、一度騎乗している上に山口勲騎手騎乗ですから、アイアンムスメを本命にします。
しかも、ミヤマキリシマ特別は初の佐賀というだけではなく初ダートでした。
それでいきなり上手なレースをしたわけで、ダート2度目の今回はさらなる飛躍を期待します。
ノカイドウ特別を勝ったイロエンピツは、飛田愛斗騎手騎乗。
昨年10月にデビューし、すでに45勝(2021年2月23日現在)を挙げる活躍ぶりで、今年に入ってからはリーディング上位争いを演じています。
現在は2位ですが、Mr.ほとんどパーフェクト山口勲騎手を抑えて1位にいた時期もあったほどで、今回は初重賞制覇の大きなチャンスでしょう。
初の佐賀遠征で2着だった浦和のミスターウラノフ、休養明け3戦目となるシーフードパイセン、佐賀勢ではたんぽぽ賞チャレンジトロフィー1,2着だったテイエムサツマッコとテイエムサツマオーに注目しています。
◎10、アイアンムスメ
○11、イロエンピツ
▲7、ミスターウラノフ
△9、シーフードパイセン
△5、テイエムサツマッコ
△2、テイエムサツマオー
*24日(水)名古屋 第10R『スプリングカップ』 1800m 16:25発走*
地方全国交流戦で、大井から1頭、兵庫から2頭の遠征馬が参戦します。
この時期の3歳馬戦というのはダービーに向けて徐々に距離延長していくパターンが多く、今回も1800mという距離がポイントになりそうです。
本命にしたのは愛知のブンブンマル。
名古屋生え抜き馬で、これまで6戦4勝。前走の新春ペガサスカップで初の重賞制覇を果たしました。
先日アップした『勝率33.7%!川西毅調教師インタビュー』でブンブンマルについても語っていただきましたが、デビューした頃はゲートでやんちゃしたりと、けっこう難しい面を見せていた模様です。
そこはレースぶりにも表れていて、当初は中団から長くいい脚を使うというイメージでした。
しかし前走の新春ペガサスカップでは、スタートを決めて2番手からの競馬。
もともと末脚がしっかりしている馬が、いい位置で運べた訳ですから、4コーナーからは圧巻の強さでしたね。
使いつつ成長し、レースの幅が広がりました。
今回のポイントである1800mへの距離延長は、脚質的にも性格的にもプラスに働くのではないでしょうか。
ナムラタイタン産駒というところも応援したくなるポイントですし、ここも勝って、順調に東海ダービーまで進んで行って欲しいです。
対抗は同じく愛知のブルースウェードにしました。
門別デビューで2勝を挙げ、オープンでも3着の実績があります。
しかも初芝だった札幌のすずらん賞では勝ち馬とタイム差なしの4着に健闘。高い能力の持ち主です。
名古屋移籍初戦は楽にハナを奪うと、直線で突き放して8馬身差の圧勝劇。
タイムも速かったですし、このメンバーに入っても力上位の存在でしょう。
ポイントは初の1800m。これまで1400m戦までしか経験がなく、門別時代の成績は1000m~1200mでのもの。
ただ、走りを見ていると距離的には十分こなしてくれると思います。
3番手評価にしたのは兵庫のシェナキング。
1700mに距離が延びて2連勝。園田ジュニアカップでは、最後方から内々を上がって行って、直線よく伸びて2着に頑張りました。
前走は1番人気で3着に負けていますが、1500m戦で前に行った馬たちが残ったので、距離が延びる今回は巻き返しもあると思います。
ライデンリーダー記念を制したフーククリスタル、岡部誠騎手を配して来た大井のウェイキー、梅桜賞2着だったオーゴンノキズナまで。
◎5、ブンブンマル
○1、ブルースウェード
▲12、シェナキング
△9、フーククリスタル
△4、ウェイキー
△3、オーゴンノキズナ