
*26日(木)門別 第12R『サッポロクラシックカップ』 1700m 20:40発走*
まず本命モーニングショーはすんなりと決まりました。
栄冠賞は直線間から抜けて来るという驚きの勝ち方でしたし、距離が延びた前走のブリーダーズゴールドジュニアカップは初めて逃げる形になり、最後は決め手の違いでシャルフジンに差されたものの、内容の濃い2着でした。
ここまで相当強いメンバーと戦って、すべて馬券圏内という実力派。
レースが上手な馬で、自分自身でレースを作ることも出来るし、差すことも出来るという器用さがありますから、どんな展開になっても力を発揮してくれるでしょう。
対抗以下がかなり悩むところですが、ここに来て2連勝と勢いに乗るコスモポポラリタに注目しました。
初勝利は3戦目のアタックチャレンジで中団からしぶとく伸びて勝利、続くウィナーズでは内枠から好位に付けて、最後の直線も内々を伸びて勝ち切りました。
不良馬場で通った場所が勝敗を分けたように思いますし、さすが五十嵐冬樹騎手というエスコートでしたが、展開が味方したとはいえこれまで以上の好内容な走りっぷり。
使いつつどんどん成長しているように見えるので、今回のメンバーに入っても楽しみです。
3番手評価にしたのはエイシンスコッティ。
ブリーダーズゴールドジュニアでは好位追走でしたが、勝負所で前と差がついてしまいました。
1番人気に支持されていただけに、ちょっと物足りない内容でしたが、体がプラス12キロと一気に成長して、少し持て余し気味だったのかな?と感じます。
これまでのレースぶりを見ても、重賞でも十分戦える器だと思いますから、前走からの巻き返しを期待しています。
ブリーダーズゴールドジュニアでは直線で伸びて来て3着だったダイナソー。
その前のウィナーズでは逃げ切り勝ちをしているし、いろいろな競馬が出来るのは強みです。
前走でダイナソーの2着だったエイシンシュトルム、1500mのオープンを勝ったリコーヴィクターまで。
◎5、モーニングショー
○7、コスモポポラリタ
▲6、エイシンスコッティ
△4、ダイナソー
△9、エイシンシュトルム
△2、リコーヴィクター
*24日(火)金沢 第11R『イヌワシ賞』 2000m 16:50発走*
川崎からの遠征馬アイアムレジェンドに期待します。
JRAの芝で初勝利を挙げることが出来ず、門別へ移籍して4戦3勝、再びJRAに移籍してダートで2勝、3勝クラスで4着3回とあと一歩のレースをしていた馬です。
川崎への移籍初戦だった前走はスパーキングサマーチャレンジで、中団から伸びて2着に入りました。
重賞は初挑戦で金沢も初ですが、吉原寛人騎手が騎乗するし、実力的にもいきなり好勝負出来る器だと思います。
対抗は金沢のピアノマン。
重賞勝ちは盛岡のやまびこ賞のみですが、何度も重賞で好走している実力派です。
前走の北國王冠はもう少し上位争いに参加出来るかなと期待していましたが、馬なりのハクサンアマゾネスに離されてしまい、追走がやっとという競馬になってしまいました。
しかし今回は確実な逃げ馬不在で、もっと楽にいい位置が取れるのではないかと思います。
そうなればこの馬の武器であるロングスパートが活きるのではないかと期待します。
3番手評価にしたのはアンダーザスター。
昨年の高知優駿は好位から3着と、長距離遠征は経験済み。
ピアノマンとは直接対決で先着したこともあり、実力上位と考えます。
先ほども書きましたが、逃げ馬不在でどの馬が逃げるのかわからないメンバー構成。
2枠2番のニシオボヌールか8枠9番のロンギングルックかなとは思いますが、有力所と考えている馬たちは中団辺りからの脚質が多いので、そうなると吉原騎手ですしアイアムレジェンドが自ら行くor早め先頭の可能性もあるのかもしれません。
展開読みが難しいですが、早めにレースが動いてスタミナ勝負になればスギノグローアップ、地元の利を活かしたトウショウデュエルまで馬券圏内と考えます。
◎8、アイアムレジェンド
○6、ピアノマン
▲5、アンダーザスター
△1、スギノグローアップ
△3、トウショウデュエル
*22日(日)高知 第7R『建依別賞』 1400m 18:15発走*
ここはスペルマロン1強と考えます。
以前はかなり乗り難しいと言われていたスペルマロンですが、今は倉兼騎手が自信を持って強気な騎乗をして、地元同士では敵なしの状態が続いています。
1400mはまだ重賞では勝っていない距離ですが、普段のレースでは勝っている距離なので、特に苦手なイメージもありません。
今のスペルマロンに死角なし。
いよいよ高知の全距離重賞制覇達成ではないでしょうか。
スペルマロンが強い分、対抗以下の評価が難しいところです。
今回が初の重賞挑戦となるウインメテオーラは、高知移籍後10戦9勝!
現在は8連勝中と破竹の勢いで勝ち進んで来ました。
逃げ馬なので早めにスペルマロンが来たら厳しい展開になりそうだし、他にも前に行きたい馬がいてそもそも楽に先手を取れるという状況にはならなそうですが。
A級への昇級初戦だった前走も圧巻の逃げっぷりで勝利していますから、一気のメンバー強化でも楽しみな存在です。
3番手評価にしたのはエイシンビジョン。
前走のトレノ賞は高知での初重賞挑戦でしたが、逃げてスペルマロンに抜かれてからもしぶとく粘って2着を確保。
重賞でも戦える力を示しました。
今回はウインメテオーラがいるので番手の競馬になりそうですが、逃げにこだわる馬ではないので問題なし。
しぶとさを活かしたレースを期待しています。
ダノンジャスティスは園田FCスプリントで1番人気に支持されて3着。
ダノングッドのインパクトが強かったためにちょっと存在感が薄れた気もしますが、5月のシュヴァルグラン賞ではダノングッドを圧倒しています。
ここ2戦は遠征競馬だったため、高知では2戦2勝とまだ負けなし。
このメンバーに入ってどのくらいやれるか、試金石になる一戦です。
ダノングッドは園田FCスプリントの強さに驚きました。
去年も芝並みの末脚を披露して驚きましたが、今年はそれ以上の衝撃的な走りで6馬身差の完勝劇。
去年のこのレースは2着と1400mも守備範囲だし、末脚が活きる展開になれば差し切りもあると思います。
◎8、スペルマロン
○6、ウインメテオーラ
▲11、エイシンビジョン
△9、ダノンジャスティス
△2、ダノングッド
*15日(日)盛岡 第10R『若鮎賞』 芝1600m 17:40発走*
本命にしたのはセイダンシングです。
デビュー後3戦はいまいちな競馬が続いていたのですが、前走初めての芝で動きが一変。
外枠からハナに立つと、そのまま押し切って初勝利を挙げました。
あの競馬が出来れば重賞でも十分戦えると思うし、今回と同じ舞台で勝ち切ったことも大きいです。
大外枠に入りましたが、これも前走と同じ。
スムーズに先手が取れれば連勝もあると思います。
対抗は新馬戦を勝ったばかりのフェルゼンハント。
デビュー戦ということで、まだまだ荒削りな面を見せていましたが、逃げて9馬身差の圧勝劇はお見事でした。
今回は一気に距離が延びることや、初めて揉まれた時にどうかなど少し不安な点もありますが、ポテンシャルの高さでどこまで戦えるか楽しみです。
エムティエースは前走でセイダンシングに及ばずでしたが、最後の直線でものすごくいい脚を使って、タイム差なしのアタマ差2着まで追い込みました。
今回は2度目の芝で2度目のマイル。
もう少し早くエンジンが掛かれば差し切りもあるのではないでしょうか。
ギャレットは前走でセイダンシング、エムティエースに次いで3着。
まだキャリア2戦でこれから伸びしろがありそうです。
道営からの移籍初戦となるエイシンツーリングは初芝がどうかですが、プライルードやアマクミナイデヨといった重賞でも好走している馬たちと戦って来ましたから、いきなり好勝負してもおかしくありません。
◎12、セイダンシング
○8、フェルゼンハント
▲1、エムティエース
△6、ギャレット
△2、エイシンツーリング
*12日(木)門別 第11R『ブリーダーズゴールドカップ』 2000m 20:00発走*
昨年は良馬場で行われ、力の要る馬場状態でバテ比べの消耗戦になったのですが、今年は(火)の時点で不良馬場。
昨日は不良→重と少し回復しましたが、昨年のような良馬場ではなく、多少脚抜きのいい馬場状態になるのではないかと予想しています。
それでも力が要る馬場であるとは思いますが、マルシュロレーヌにとってはパサパサの良馬場よりも向く舞台になるのではないかと。
牝馬同士では力の違いを証明していますので、あとは初の57キロと門別のタフな馬場がどうかと思っていましたが、このくらいの馬場ならば素直に馬の力を信じたいと思います。
対抗はメモリーコウ。
この馬にとっては力の要る馬場はどんとこいですね。
昨年はスタミナ勝負の消耗戦で、プリンシアコメータには負けたものの、レーヌブランシュには競り勝って2着。
その後も高いレベルで好走を続けています。
アッシェンプッテルにはクイーン賞で差を付けられていますが、あの時は速いペースで飛ばすサルサディオーネを追いかけて行っての失速ですから、力負けではないと考えています。
リピーターが多いレースでもありますから、昨年以上の走りを期待しています。
3番手評価はアッシェンプッテルにしました。前走の惨敗は芝ですから度外視でいいでしょう。
大型馬で力の要る門別は向きそうです。
牡馬相手のオープンでも頑張っていますから、このメンバーに入っても好勝負してくれるのでは。
ここまで挙げた3頭が決め手のある馬で先行馬タイプではないので、1枠1番に入ったリネンファッションにとっては向く展開になりそうです。
初めての2000mがポイントになりますが、他の馬たちがけん制している間にスイスイ...ということもあるかもしれません。
昨年3着のレーヌブランシュもマルシュロレーヌと同じく初の57キロを背負います。
休み明けも苦にしない馬ですし、馬場経験があるのは強みですね。
◎5、マルシュロレーヌ
○9、メモリーコウ
▲4、アッシェンプッテル
△1、リネンファッション
△8、レーヌブランシュ