*23日(火)名古屋 第11R『若草賞』 1400m 16:20発走*
グランダム・ジャパン3歳シーズンの第一戦『若草賞』。
地方全国交流戦でもあり、南関東から4頭、兵庫から1頭の遠征馬が参戦します。
力の比較がかなり難しいところですが、大井所属ミラバーグマンを本命にしました。
まだデビュー3戦とキャリアの浅い馬ですが、新馬戦を快勝し、前走の桃花賞は4着。
スタートのタイミングが合わず後方からの位置取りでしたが、直線良く伸びて追い込んで来ました。
その前のレースでは好スタートを決めて先行し、先頭に立ってから差されてしまったという形だったので、こういう末脚が使えたのは新たな一歩でしょう。
初めての長距離遠征、初めての重賞など条件は楽ではないですが、行きたい馬が揃っているメンバー構成ですから、決め手がしっかりしているというのは展開的にも向きそうです。
対抗にしたのは宮下瞳騎手騎乗のハナハナ。
門別デビューで2勝を挙げ、オープンでは結果を残すことが出来ませんでしたが、浦和移籍後の2戦目シンデレラオープンで逃げて僅差の2着に粘り込み。
この時勝ったのは、その後ユングフラウ賞を勝つウワサノシブコで、時計は速くはありませんが、強いメンバーと戦って来ました。
続く前走も2着ですが、先行出来るスピードと超小回りの名古屋は合うと思いますし、前に行くのが得意な宮下騎手とも相性が良さそうです。
逃げ・先行馬が多いところが気になりますが、その中でも内目の枠を引いたので、自分の形に持ち込めるのではないでしょうか。
名古屋所属のティーズダンキーは梅桜賞を逃げ切りました。
この時は初めての1800m戦だった馬が多く、距離に対して手探りだった中で、大畑騎手の思い切りのいい騎乗が光ったという印象が強かったのですが、続く前走も2番手からきっちり勝ち切っているように、ここに来てどんどん力を付けています。
今回は相手関係が強力になりますが、遠征馬相手にどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
ローレル賞2着の実績があるセカイノホシ、梅桜賞2着だったオーゴンノキズナ、岡部誠騎手騎乗のドリームキャットまで。
◎7、ミラバーグマン
○3、ハナハナ
▲8、ティーズダンキー
△11、セカイノホシ
△2、オーゴンノキズナ
△4、ドリームキャット
*21日(日)高知 第6R『土佐春花賞』 1300m 18:10発走*
これまでの高知の重賞戦線で活躍して来た馬VS移籍して来た馬たちという雰囲気ですが、正直どの馬が勝ってもおかしくないというほど難しいメンバー構成。
距離が1300mということもあり、これまでの高知重賞実績馬の方に重きを置きたいと思います。
本命にしたのはハルノインパクト。
高知生え抜きで順調に勝ち星を重ね、黒潮ジュニアチャンピオンシップを快勝。
金の鞍賞は2着に敗れましたが、自分から動いていって早め先頭から、最後ブラックマンバに差された形。
負けたとはいえ内容の濃いレースでした。
これまで14戦して唯一馬券圏内を外した土佐水木特別は、初めてのマイル戦ということも大きかったと思います。
その中で積極的なレース運びをして僅差4着ですから、悲観する内容ではありません。
前走は古馬C2-1で戦って好タイムの2着。
世代トップクラスの実力馬ですから、混戦模様のメンバー構成の中でも信頼度は高いです。
対抗は金の鞍賞でハルノインパクトを破ったブラックマンバ。
中団後方から末脚を活かすイメージでしたが、前走古馬C2-5では持ったまま2番手に付けて快勝するという、これまでにないレースを見せてくれました。
もともと決め手がある馬ですから、楽にいい位置が取れるようになったというのは大きな武器。
ここでどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
3番手評価にしたのはフェスティヴアン。黒潮ジュニアチャンピオンシップは4着、金の鞍賞は6着と、これまで重賞では上位争い出来ずにいたのですが。
土佐水木特別では逃げて3着に粘り込み。先行勢が総崩れだった中で、力を付けていることを印象づけました。
前走古馬C3-10も逃げて快勝。今回は先行馬が多く逃げられるかがカギですが、以前に比べてかなり成長を感じますから、重賞でも見せ場を作ってくれるのでは。
土佐水木特別を差し切ったベアナチュラル、3連勝中のナムライダテン、大井から転入後2戦連対しているアールエクシードまで。
◎9、ハルノインパクト
○1、ブラックマンバ
▲8、フェスティヴアン
△10、ベアナチュラル
△12、ナムライダテン
△4、アールエクシード
*16日(火)高知 第3R『黒船賞』 1400m 16:10*
中央地方から好メンバーが集まった今年の黒船賞。
なかなかに取り捨てが難しいところですが、まず本命はサクセスエナジー。ここは迷わず決まりました。
ここ2走はJRAの舞台で超強豪と戦っていますから、いったん置いておいて。
3走前の兵庫ゴールドトロフィーが圧巻のレースでした。
ベストマッチョが絶妙な逃げに持ち込んで、そのまま粘り込むかというところ、直線を向いた時にはとても届くとは思えないくらいの場所にいたサクセスエナジーが、内から一気にワープしてハナ差の差し切り勝ち。
小回りの園田で、大型馬のサクセスエナジーがよくあんな勝ち方が出来たなと。
もともと強いことはわかっていましたが、揉まれ弱いというイメージもあったのに、いろいろな不安材料を払拭する勝ち方でした。
黒船賞は①③と好相性のレース。
今年は例年以上にバラエティーに富んだメンバー構成になりましたが、一番信頼しています。
対抗からは迷いましたが、4歳馬テイエムサウスダンにしました。
2歳時に兵庫ジュニアグランプリを制しているように、地方小回りは問題なし。
すばるステークスでは先行馬を見ながらの追走で、直線突き抜ける強い競馬を見せてくれました。
根岸ステークスでは13着と大きな着順になったものの、先行して見せ場も作って、悲観するような内容ではなかったと思います。
揉まれない競馬が理想なので、外目の枠も歓迎。
このメンバーに入っても、十分勝負出来るのではないでしょうか。
3番手評価も悩みましたが、実績馬グリムに期待します。
白山大賞典連覇、名古屋グランプリ勝利と実績的には今回のメンバーでもトップクラス。
ただ3歳夏以降は2000m前後を中心に走って来ましたから、いきなりの1400mがどうか、というのが一番のポイントです。
もちろん1400mは勝った経験もあるし、スピードのある馬なのでこなしてくれるとは思いますが、サクセスエナジーやテイエムサウスダンが1400mがベストと感じる分、今回は3番手までにしました。
モジアナフレイバーは東京大賞典以来の休み明け。
他のレースにも登録がありましたが、黒船賞を選んで来たとはちょっと驚きました。
昨年の南部杯はレコード決着の中で3着と力を示しましたし、この馬にとってはワンターンのマイルが合っているのかなという印象があるので、初めての1400m戦がカギでしょう。
能力の高い馬なので、この舞台でどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
バレンタインステークスを逃げ切ったスリーグランド、地元高知の大将スペルマロンまで。
◎1、サクセスエナジー
○11、テイエムサウスダン
▲3、グリム
△8、モジアナフレイバー
△7、スリーグランド
△12、スペルマロン
*11日(木)名古屋 第11R『名古屋大賞典』 1900m 16:25発走*
本命はクリンチャーです。
前走の佐賀記念は1枠1番からまさかの逃げの形に持ち込み、圧倒的な強さでレコード勝ち。
しぶとさにスピードも加わって、これまで以上の強さを見せてくれました。
今回は中枠からのスタートで、逃げにこだわるわけではないし、ある程度の位置からの競馬になると想像しています。
初めての名古屋ですが、小回りは経験済みですから、特に不安な点もなし。
1頭だけ58キロを背負いますが、実力的にも実績的にも抜けた存在だと思っているので、重賞連勝を期待しています。
対抗はメイショウカズサ。
未勝利を勝つまでは時間が掛かりましたが、昨年6月に1勝を挙げると4連勝。
前走のカノープスステークスでは外目の枠からハナに行くまでも厳しかったですし、勝負所で早めに被されてしまい、結果15着...
連勝が途切れた分、人気も抑えられるのではないかと推測。
スピードのある馬ですから小回りの名古屋も心配していません。
前走からの巻き返しもあると思います。
ロードブレスは小回りの浦和記念で僅差の2着。
コーナーで加速出来る器用な脚がある馬ですから初めての名古屋も心配していません。
日本テレビ盃を勝っていることからも能力は高いですし、ここも上位争いしてくれるのではないでしょうか。
いよいよ他地区遠征&ダートグレード競走に挑戦して来たジンギにも注目しています。
血統背景を考えればJRA勢にまったくヒケを取らない馬。
繊細な性格の持ち主で、陣営がここまで大切に育てて来ました。
前走は逃げる形になり、途中でつつかれながらも圧倒的な強さでしたね。
以前のジンギだったらつつかれた時に集中力を欠いていたかもしれませんが、改めて成長ぶりを見せつけたレースでした。
今回は一気の相手強化になりますが、どのくらい戦えるか楽しみです。
大井から遠征のノーブルサターンは前走の強さが光ります。
コース相性はばっちりだし、ある程度の位置に付けられればひと脚使ってくれるのではないかと期待します。
ウインユニファイドは佐賀記念は5着でしたが、先行してオープンを勝っている実力の持ち主。
展開次第で上位争いも可能だと考えます。
◎7、クリンチャー
○5、メイショウカズサ
▲10、ロードブレス
△1、ジンギ
△9、ノーブルサターン
△6、ウインユニファイド
*9日名古屋 第11R『中京ペガスターカップ』 1600m 16:20発走*
ここはブンブンマルが頭一つ抜けた存在でしょう。
デビューからすべて馬券圏内であり、現在は重賞連勝中。
もともとは末脚のしっかりしている印象でしたが、ゲートの出が安定して、いい位置からレースが出来るようになりました。
前走スプリングカップの前に川西調教師にインタビューした時には、「スプリングカップを使って余力があれば中京ペガスターカップを使ってひと息入れる」というお話でした。
ここに出走して来たということは前走後もいい状態を維持しているということですから、1着固定で馬券を買いたいと思います。
しかし他の馬たちの取り捨てがかなり難しいところ...。
ゴールドウィング賞ではブンブンマルを負かしているダイセンハッピーがまず気になりますが、前走の新春ペガサスカップの早め失速をどう捉えたらいいものか。
スピードのある馬で、マイルは勝っている距離ですから、今回ももちろん注目の存在ですが、おそらく逃げて早めにブンブンマルがマクリに来る展開になると思うと、新春ペガサスカップの再現になるような気もします。
だからといって、自力でダイセンハッピーを負かしに行けるような馬はブンブンマル以外にはいないので、あとは展開が味方するかどうかでしょう。
新春ペガサスカップでは後方にいたベニスビーチとドリームキャットが2着3着に入りましたから、同じ展開になると仮定すると、末脚の確かな馬ということになります。
となると、前走後方から3着に伸びて来たスプリングメドウの末脚に注目。
初めての重賞挑戦であり、これまでの実績的に見てもいきなり通用するかどうかはナゾですが...。
先週の『兵庫ユースカップ』で初重賞制覇したサラコナンと同じシビルウォー産駒。
末脚が武器というのも同じですね。
ダイセンハッピーとブンブンマルの2頭で前が速い展開になれば、この馬の台頭もあるのではないでしょうか。
勝ち切れないながらもひと脚使うヌーベルアヴニール、前走後方から差し切ったハーピーマロンまで。
◎12、ブンブンマル
○8、スプリングメドウ
▲3、ダイセンハッピー
△1、ヌーベルアヴニール
△11、ハーピーマロン