
*14日(木)門別 第11R『エーデルワイス賞』 1200m 20:00発走*
4年連続でホッカイドウ競馬所属の馬が勝っているこのレース。
今年もまず地元馬に期待しています。
本命にしたのはレディーアーサー。
前走のイノセントカップでは、中団から上がって行っての差し切り勝ち。
休み明けでプラス14キロと体がパワーアップしていましたし、レースぶりにも成長が見られて、会心の勝利でした。
スピードもあって、どの位置からでも競馬が出来る馬。
ある程度ペースは流れると思いますし、勝ち切るにはもう少し時計を詰める必要がありますが、この馬ならば上手に対応してくれると思います。
対抗はJRAからの遠征馬ヒストリックノヴァにしました。
芝の2戦は好位から勝ち切れませんでしたが、ダート初戦だった前走は直線で7馬身もぶっちぎる競馬で勝利。
びっくりするくらいの強い勝ち方でした。
未勝利戦を勝ったばかりとはいえ、高いダート適性を見せましたから、今回のメンバーに入っても十分戦えるのではないでしょうか。
3番手評価にしたのは地元門別のスピーディキック。
リリーカップでは直線で大外から差し切るという豪快な競馬で初重賞制覇を飾りました。
末脚勝負な馬なので、前がやり合うことが理想になりますが、メンバー的にもある程度ペースは流れるでしょうから、この馬の末脚がさく裂する可能性もありそうです。
ヤマボウシ賞で初ダートだったブッシュガーデンは、砂を被ってもしっかり走れていたし、4着とはいえ初ダートとしては上々の内容だったと思います。
芝ではクローバー賞2着の実績がありますから、ダートでどこまでやれるか楽しみです。
フルールカップを逃げ切ったスティールルージュ、園田プリンセスカップでロングスパートを見せたスティールノーヴァまで。
◎11、レディーアーサー
○13、ヒストリックノヴァ
▲10、スピーディキック
△2、ブッシュガーデン
△8、スティールルージュ
△14、スティールノーヴァ
*11日(月)盛岡 第11R『マイルチャンピオンシップ南部杯』 1600m 17:30発走*
盛岡はアップダウンのあるタフなコースであり、リピーターが多い印象です。
ここは休み明け、大外枠でもアルクトスを本命にします。
昨年は超高速馬場を好位からレコード勝ち、一昨年もサンライズノヴァの2着と、このコースとは相性抜群です。
さらに評価を高めたのが前走のさきたま杯。
540キロ台という超大型馬のアルクトスにとって、浦和の小回りはキツイのではないかと思いましたが、ハイペースの先行勢を見ながら上手く立ち回って、直線でまとめて交わしました。
スピードと器用さに磨きがかかっていますから、今年の南部杯でも上位争いでしょう。
対抗は迷いましたが、一昨年の覇者サンライズノヴァにしました。
末脚が確実な馬ですから、本来は地方よりも広いJRAのコースが合っていると思いますが、盛岡マイルに関しては別。
昨年は4着だったとはいえ、前が止まらない展開を差のないところまでよく伸びて来ました。
雨の影響で重馬場での開催になりそうですが、今年の盛岡は昨年よりも時計が掛かるタフな傾向にありますから、昨年ほどのスピード決着にはならないのではないかと感じています。
鞍上は乗りに乗っている松山弘平騎手ですし、近走のうっ憤を晴らすようなレースを期待しています。
3番手評価はエアスピネルにしました。
ダート転向後勝ち切れない競馬が続いていますが、フェブラリーステークス2着は立派。
直線で進路がなくなりそうな場面もありながら鋭く伸びて来ましたし、さきたま杯でも厳しい位置からよく伸びました。
ちょっと器用さに欠けるイメージもあるものの、能力の高さは今回のメンバーに入ってもヒケを取りません。
ワンターンの盛岡で外枠に入ったので、スムーズに競馬が出来るのではないでしょうか。
ソリストサンダーは初の地方コースだったかしわ記念で、一完歩ずつカジノフォンテンに迫り、力を見せてくれました。
前走はちょっといいところがなかったように思いますが、長くいい脚を使える馬で盛岡は合いそうです。
インティは最内枠に入ったことがポイントでしょう。
スムーズに先手が取れれば好枠になるし、外から被せられるようなら厳しいのではないかと考えます。
距離を延ばして来たヒロシゲゴールドまで。
◎16、アルクトス
○3、サンライズノヴァ
▲13、エアスピネル
△15、ソリストサンダー
△1、インティ
△14、ヒロシゲゴールド
*5日(火)金沢 第10R『兼六園ジュニアカップ』 1500m 15:50発走*
6頭と少頭数ですが、そのうち遠征馬が4頭と力関係の比較が難しい一戦です。
本命にしたのは北海道からの遠征馬エンリル。
デビュー戦を9馬身差で圧勝し、2戦目のオープンでは最後の最後にレディオスターに差されましたが、レディオスターはその後リリーカップで僅差2着と重賞でも力を見せている馬ですから悲観することはないでしょう。
3戦目の前走は逃げて6馬身差で圧勝。
とにかくスタートダッシュが速いし、1500mも経験済み。
兵庫から吉村智洋騎手が乗りに来るというのも心強いですから、ここは逃げ切りでの初重賞制覇を期待しています。
対抗は浦和からの遠征馬カイル。
初勝利を挙げるまでに4戦を要しましたが、その後は2連勝と勢いに乗っています。
前走は好位から直線しっかり伸びて差し切り勝ち。
距離経験もあるし、エンリルを見ながら進めるので競馬もしやすそうだと考えます。
こちらは愛知の岡部誠騎手が鞍上。
トップジョッキー対決も楽しみです。
3番手評価にしたのはもう1頭の角川厩舎オンストロン。
フレッシュチャレンジでは早め先頭の強い競馬で初勝利を挙げました。
その後が勝ち切れていないところはちょっと物足りなくはありますが、ブリーダーズゴールドジュニアカップでも4着と、強豪相手に揉まれて来ました。
まだレースぶりが確立されていなくて脚の使いどころが難しい印象があるので、吉原寛人騎手がどうエスコートするか注目しています。
地元金沢のエムティアンジェは、移籍初戦だった前走金沢プリンセスカップを快勝。
門別時代は初勝利を挙げるのに時間が掛かりましたが、ここに来て力を付けている印象です。
◎4、エンリル
○3、カイル
▲1、オンストロン
△2、エムティアンジェ
*3日(日)盛岡 第11R『ダービーグランプリ』 2000m 18:15発走*
例年以上に超ハイレベルなメンバーが集結したダービーグランプリ。
どの馬が1番人気に支持されるかを予想するのも難しいくらいの豪華メンバーですが、その中でも戸塚記念組が強いのではないかと考えます。
戸塚記念は逃げるキャッスルトップに対してギャルダルが徹底マーク、勝負所でも早めに動いてキャッスルトップを追いかけた馬たちが多く、直線の決め手勝負で中団待機だったセイカメテオポリスが突き抜けた、という内容。
勝ったセイカメテオポリスは期待馬が本格化したという印象ですが、やはり展開が向いたということも大きかったように思います。
着順を抜きに一番強い競馬をしたのは、キャッスルトップをマークして、直線半ばまで先頭だったギャルダルだという印象を受けました。
東京ダービーに続いて戸塚記念でも好内容のレースをして、着実に力を付けています。
ここで悲願の初タイトルを期待しています。
対抗はキャッスルトップ。
ジャパンダートダービーを勝ったということで、戸塚記念ではかなり目標にされる展開になりました。
休み明けでプラス12キロという体は成長分もあったと思いますが、早め失速を見ると太目残りもあったと感じます。
一度使った効果もあるし、内目の枠に入ったので、自分の競馬がしやすいのではないでしょうか。
黒潮盃を圧勝して大きな成長を見せたジョエル。
戸塚記念は切れ負けしましたが、僅差3着と力は示しました。
以前よりも楽にいい位置が取れるようになったことも、心強い武器です。
ラッキードリームは力強いレースで王冠賞を制し、北海道競馬三冠を達成。
実力のある馬ですが、唯一の左回りだった全日本2歳優駿で力を発揮出来なかったことが気になります。
敗因は遠征なのか左回りなのか、もちろんそこから大きく成長はしていますが、ここは様子見の印にしました。
マツリダスティールは前走で圧勝してダートでも相当強いところを見せました。
大外枠に入って、このメンバー相手にどんな競馬をするか楽しみです。
セイカメテオポリスは決め手勝負になればこの馬の切れ味が活きそうです。
印を付けたのは以上6頭。他にもケラススヴィア、リーチ、シェナキング、ギガキングにも付けたかったのですが、印が足りませんでした...。
◎11、ギャルダル
○3、キャッスルトップ
▲6、ジョエル
△5、ラッキードリーム
△14、マツリダスティール
△4、セイカメテオポリス
*9月30日(木)門別 第12R『サンライズカップ』 1800m 20:35発走*
栄冠賞を勝ったモーニングショー、ブリーダーズゴールドジュニアカップを勝ったシャルフジン、サッポロクラシックカップを勝ったリコーヴィクターと、3頭の重賞馬が揃った今年のサンライズカップ。
本命にしたのはシャルフジンです。
栄冠賞でも期待したのですが、ここはハイペースで早め先頭という形になり、最後ちょっと甘くなっての4着でした。
しかし前走のブリーダーズゴールドジュニアカップでは、マイペースな逃げを打ったモーニングショーを早めに捉えて突き放すという、相当強いレースを見せてくれました。
まだ折り合いに課題があるということですが、それでいてこの強さですから、今後がとても楽しみな逸材です。
大目標のJBC2歳優駿に向けて、ここも好レースを期待しています。
対抗はサッポロクラシックカップを勝ったリコーヴィクターにしました。
栄冠賞では後方から伸びて5着に入り、1500mのオープンで3番手から快勝すると、サッポロクラシックカップでは中団内々をロスなく立ち回ってレコード勝ち。
末脚がしっかりしている馬で、以前よりもいい位置で競馬が出来るようになったことが大きいと思います。
距離を延ばして2連勝していますから、1800mになることも気になりません。
デビューから20kg近く体が増えていて、使いつつどんどん成長中。
今回は前に行きそうな馬が多いので、この馬の決め手が活きる展開になれば。
モーニングショーは例年以上にハイレベルだったと言われる栄冠賞を制しました。
デビュー間もない若馬で、直線間を割って伸びて来た時には驚きました。
その後、3着レディーアーサーがイノセントカップを勝ち、4着シャルフジンがブリーダーズゴールドジュニアカップを勝ち、5着リコーヴィクターがサッポロクラシックカップを勝っているわけですから、栄冠賞は本当にレベルの高い戦いだったと実感しています。
ここ2戦のモーニングショーは、距離が延びて負けていますが、逃げて目標になり、厳しい展開の中でよく踏ん張っていると思います。
クラキンコの仔というだけでも注目したいクラグローリーは前走でウィナーズを制覇。重賞でどこまで戦えるか楽しみです。
アタック、ウィナーズと2連勝中のナッジまで。
◎3、シャルフジン
○1、リコーヴィクター
▲8、モーニングショー
△7、クラグローリー
△2、ナッジ