
*8日(日)水沢 第11R『シアンモア記念』 1600m 18:15発走*
昨年の上位3頭、ヒガシウィルウィン、エンパイアペガサス、チャイヤプーンが揃って不在となり、今年の岩手古馬重賞戦線は混戦模様と考えます。
同じ舞台の赤松杯組が主力だと思いますが、その中でも4着だったマツリダスティールを本命にしました。
赤松杯は古馬として挑む最初の戦いで、古馬戦線でどのくらい戦えるのか試金石の一戦でした。しかし、約5ヵ月の休み明けが影響したのか、逃げてあっさり負けてしまった印象です。ちょっと残念な結果になってしまいましたが、体がプラス13キロと増えていて、成長分もあると思います。肉体的にも精神的にも一度使った効果は大きいですから、叩き2戦目で本来の動きが戻ってくれば、古馬戦線でも十分戦える馬。ここで好走するとまた人気になるでしょうし、勝ち切れなくても2着まではあるのではと期待して、ここは連軸で行きたいと思います。
対抗はヴァケーション。
赤松杯は長期休養明けプラス16キロでしたが、見せ場十分の内容で2着。ここに来てGI馬が復活の兆しを見せました。同世代同父であるインペリシャブルも復活して重賞連勝しましたから、この馬にも完全復活を期待しています。
3番手評価にしたのはマイネルアストリア。
赤松杯は転入初戦、先頭に立ってからソラを使う場面もありながら、いきなり重賞制覇しました。ここも連勝するようならば、混戦ムード一蹴で完全に主役になりますね。
休養明け初戦を圧勝した牝馬ゴールデンヒーラー、再転入のグランコージーまで。
◎8、マツリダスティール
〇6、ヴァケーション
▲7、マイネルアストリア
△4、ゴールデンヒーラー
△5、グランコージー
*5日(木)園田 第11R『兵庫大賞典』 1870m 17:55発走*
ここはジンギで圧倒的でしょう。
前走の名古屋大賞典では逃げて3着に粘り込みました。単純比較は出来ませんが、昨年4着だったことを考えるとさらに強くなっていることは明白です。
地元で負けたのは距離が長かった六甲盃でトーセンブルに差されたレースまで遡らなければならず、この距離ならば鉄板の強さで連覇してくれると思います。
最大のポイントはシェダルがどのくらい強いのか、というところでしょう。
正直ジンギに勝ち切るとまでは思いませんが、エイシンニシパとはいい勝負になるのではないかと考えています。
園田では負けなしの4戦4勝。しかもすべてのレースがワンサイドの強さです。
今回いよいよ地元重賞に登場ということでとても楽しみですが、気になるのは梅見月杯の敗戦で、トミケンシャイリが逃げ切ったスピード競馬についていけずに離された3着でした。
ここ最近のレースを見ても前半はかなり落ち着いた流れから横綱相撲の競馬をしているので、この「前半ゆったりペース」というのがポイントになりそうです。
前半ゆったりで自分から押し上げていくような競馬が理想と考えると、今回はジンギが先行しますから、まあまあペースは流れて追走にも脚を使う。
となると、エイシンニシパVSシェダルの戦いは、百戦錬磨の古豪エイシンニシパが上に来るのではないかと。
どんな展開でも地力で押し上げて行ける勝負根性がある馬で、9歳の今年も衰えは感じません。
馬券的にはかなりしぼりたいので、ジンギ1着、エイシンニシパ2着で、シェダルと末脚が武器のアワジノサクラを3着にした3連単2点で勝負したいと思います。
◎8、ジンギ
〇6、エイシンニシパ
▲10、シェダル
△9、アワジノサクラ
*4日(水)園田 第8R『兵庫チャンピオンシップ』 1870m 16:20発走*
勢いのある馬がたくさんいますが、3戦無敗のドライスタウトを本命にします。
初めての地方挑戦だった全日本2歳優駿は、2番手から直線突き放す横綱相撲で勝利。
川崎のきついコーナーもまったく苦にしませんでしたし、能力の高さとレースの上手さが光りました。
今回一番のポイントは初の右回りというところでしょう。
520kg超えの大型馬なので小回りの園田は課題ではありますが、器用な走りをする馬なのでこなしてくれると期待しています。
対抗はノットゥルノにしました。
伏竜ステークスでは接戦の末2着でしたが、ロングスパートでいい脚を見せました。
小回りの園田なのでスタートが決まるかは気になるところですが、まだまだ成長の余地はあるとはいえ、相当なポテンシャルの持ち主。
長くいい脚を使えるので、ひとまくりもあるのではないかと考えます。
3番手評価にしたのは地元期待のバウチェイサー。
菊水賞では差されて3着でしたが、好位追走から勝負所では自ら早めに動いて行きました。
1番人気でマークされる立場でしたし、初の1700mというところも大きかったと思います。
距離が長いというよりは経験値の差ではないかと感じたので、さらに距離が延びる今回ですが、続けて中距離を使うことで巻き返しもあると思います。
菊水賞では華麗な差し切り勝ちだったベルレフォーン。
さらに距離が延びるのもプラス材料で、前がやり合う展開になればこの馬の決め手が活きそうです。
サウジ帰りのコンシリエーレ、先行力のあるブリッツファングまで。
◎12、ドライスタウト
〇3、ノットゥルノ
▲8、バウチェイサー
△4、ベルレフォーン
△9、コンシリエーレ
△7、ブリッツファング
3連単フォーメーション
3,12→3,4,8,12→3,4,7,8,9,12 24点
*3日(火)名古屋 第11R『かきつばた記念』 1500m 16:35発走*
新競馬場に移転して最初のダートグレード競走です。
これまでの1400mから1500mに距離が延び、さらに現状傾向を掴むのがかなり難しい名古屋の馬場...。
難解な一戦ですが、ここは連勝中のイグナイターの力を信じます。
黒潮スプリンターズカップは長距離輸送&57キロというハードルをクリアして勝利。続く黒船賞では高知史上でもかなりタフな馬場で、圧巻の走りを見せました。
最内枠ですから逃げてもいいし、主張する馬がいれば黒船賞の時のように好位内からも競馬が出来ます。
JRA勢は強敵ですが、ここは頭で勝負します。
相手筆頭はヘリオス。
根岸ステークス、黒船賞と2着が続いていますが、地方の深いダートをこなせたのは収穫。
大外枠からのスタートで、競馬もしやすいのではないかと考えます。
3番手評価は昨年の勝ち馬ラプタス。
前走の黒船賞はタフな馬場に泣いた印象です。59キロは楽ではないですが、力のある馬なので軽視できません。
ピンシャンの前走はスタートダッシュがすべて。砂を被ってしまったことも大きいですから、スタートを決めて自分の競馬が出来れば巻き返しも可能でしょう。
重賞連勝中と完全復活したインペリシャブルまで。
◎1、イグナイター
〇12、ヘリオス
▲3、ラプタス
△10、ピンシャン
△4、インペリシャブル
3連単1頭軸ながし
1-3,4,10,12 12点
*28日(木)笠松 第11R『オグリキャップ記念』 2500m 16:25発走*
このレースはなんといっても長距離適性の高い馬から。
ということで本命はトーセンブル。
長距離戦にめっぽう強い馬であり、昨年の六甲盃ではあのジンギを差し切って重賞初制覇。
笠松は初参戦ですが園田で結果を出していますから、まったく問題ないでしょう。
前走は南関東の幸オープンで3着。ここでは実力的にも適性的にも一番手でしょうし、鞍上は東海の帝王・岡部誠騎手となれば、不動の軸と考えます。
対抗はこちらも長距離適性が高いホーリーブレイズ。
一昨年の東京記念トライアルの圧勝劇には驚きましたが、その後そのインパクトほどには活躍していない印象です。
ただしやはり長距離では好走することがあり、六甲盃は逃げて3着でした。
ジンギに抜かれた後も頑張っていましたし、展開的にはトーセンブルの方に味方しましたから、あそこまで粘れたことは力の証明でしょう。
名古屋グランプリではトーセンブルに先着して4着。
流れ一つで逆転もあると思います。
3番手評価にしたのはスマイルサルファー。
この距離は未知数ですが、遠征慣れをしているし、末脚勝負の馬なので上がり勝負の流れになれば上位食い込みもあるのでは。
一気にメンバー強化となるタカジョーは距離延長も合いそうですし、まだ底を見せていないので初重賞でどこまで戦えるか楽しみです。
しぶとさを活かせればウインユニファイド、ロングスパートが持ち味のウインハピネスまで。
◎7、トーセンブル
〇12、ホーリーブレイズ
▲2、スマイルサルファー
△1、タカジョー
△3、ウインユニファイド
△5、ウインハピネス