
明日13日(日)は、盛岡で『南部駒賞』、金沢で『北國王冠』が行われます!!
まずは盛岡の2歳全国交流戦『南部駒賞』。
『南部駒賞』 1600m 15:15発走
ここは、地元で驚異的な強さを発揮している【アスペクト】に注目しています。
ここまで10戦6勝。
負けたのは芝とJRAのレースで、地元のダート戦は無敗。しかも、どのレースも2着馬を大きく引き離して勝っています。
時計も優秀だし、自分でレースを作れるので展開も不問。地元勢ではすでに格付け済みです。
相手は北海道からやって来た馬たちでしょう。
まずは【ヘヴンズパワー】。
新馬戦を圧勝して、2戦目はJRA札幌へ挑戦。
好スタートから2番手につけて、直線では早めに先頭。ゴール前に【シェアースマイル】に捉えられましたが、踏ん張って2着を確保。
同じレースに【アスペクト】が出走していたことを考えても(9着)、能力の高さが伺えます。
ただ、『鎌倉記念』でのレースぶりがちょっと気になる...。
好スタートで楽にハナを奪ったにもかかわらず、1,2コーナーの中間で大きく外に膨れて失速。
初めての左回りに戸惑ったのか、それとも初めての川崎で物見をしたのか...。
今回も初コースの盛岡、そして左回りなので2番手評価にしました。
【グランデスボスケ】は4戦1勝といっても、ここ2戦はほとんど差のない2着に入っています。
初遠征、初盛岡、初マイルと、克服しなければならない条件は揃いましたが、【アスペクト】とは初対戦だけにどこまで追い上げることが出来るか注目の存在。
他に地元勢では、【アスペクト】と同厩舎の【エスプレッソ】でしょう。
『若駒賞』では、【アスペクト】との対決で思った以上の力差が出てしまいましたが、それでも他の馬たちに比べたら力上位。
安定して走れているし、地元の利を生かして頑張って欲しいところです。
◎8、アスペクト
〇9、ヘヴンズパワー
▲2、エスプレッソ
△4、グランデスボスケ
そして、翌14日(月)は、いよいよ『レディースジョッキーズシリーズ』開幕戦です!
現地レポートしっかりして来ますので、こちらもお楽しみにっ♪
続いては、金沢『北國王冠』です。
金沢『北國王冠』 2600m 15:45
ここは、【ナムラダイキチ】VS【ジャングルスマイル】の3度目の対決に注目しています。
ここまでの対戦成績は1戦1勝同士。
初対決となった、7月のOP戦(1400m)では、【ジャングルスマイル】が【ナムラダイキチ】に6馬身の差をつけてレコード勝ち。
2度目の対決は9月の『オータムスプリント』(1400m)で、こちらは【ナムラダイキチ】が【ジャングルスマイル】に8馬身の差をつけて勝利。
しかも、タイムも1秒以上更新してレコードを叩きだしました。
まぁ、馬場状態が違うのでなんとも言えませんが、3歳の【ナムラダイキチ】の成長力に脅威を感じます。
今回は2600m戦。
2頭ともにこの距離は初めてですが、2000m以上を何度も経験している【ジャングルスマイル】にとって不安はないでしょう。
前に行くことが出来て、しかも掛からないので、距離は長い方がいいと思います。
対する【ナムラダイキチ】は距離経験で言ったら今回は不利。
高い成長力を見せてくれるので、1度長い距離を使えば逆転可能だと思いますが、今回は【ジャングルスマイル】に分があるとみて本命にします。
前走『サラブレッド大賞典』で2着に踏ん張った【サーストンヴィンス】、重賞で好走を続けている【ナムラアンカー】にも注目。
◎5、ジャングルスマイル
〇6、ナムラダイキチ
▲7、サーストンヴィンス
△10、ナムラアンカー
現在開催中の『未来優駿』、ここまで4戦が終了しました。
第3戦の園田『兵庫若駒賞』は、1番人気に支持された【メイレディ】が快勝☆
スタートを決めてすんなり2番手につくと、道中バツグンの手ごたえで進み、3,4コーナーで外から【ハクサンドリーム】が押し上げてくると、下原騎手がゴーサイン。
直線は後続を突き離して、5馬身差で勝利しました。
【メイレディ】は今年6月にデビューして、これで5戦2勝2着3回。
デビュー時から比べると体が23キロ増えていて、使いながら成長しているところにも好感が持てます。
レースも上手だし、この先の活躍が楽しみな一頭ですね。
第4戦の、荒尾『九州ジュニアグランプリ』は、佐賀の【ガルホーム】が圧巻のパフォーマンスでレコード勝ち☆
好ダッシュでハナに立つと、後はもう一人旅。
最後まで追うところなく、馬なりで8馬身差の圧勝劇を演じるあたり、相当な能力の持ち主ですね。
これで5戦4勝。
唯一の負けはJRAに挑戦した時で、強い馬たちと戦って揉まれてもへこたれず、さらなる進化を遂げてくれました。
このまま順調に成長して、九州を代表する馬になって欲しいです。
明日は福山で、第5戦の『福山2歳優駿』が行われます!
『福山2歳優駿』 1250m 16:15発走
ここは、4連勝中の【クーヨシン】に注目しています。
デビュー戦はスタートが一息で、追って追って3番手に。最後はよく伸びて来ましたが、前を捉えきれずに2着でした。
2戦目からはメンコを着用。
スっと2番手につけて、3コーナーで前に並び、直線抜けるレースで初勝利。
3戦目も2戦目と同じ展開で連勝すると、4戦目は初めて逃げる展開に。
道中は2番手の馬と体を併せて進み、直線では後ろから伸びて来た【トールキング】の猛追を退けて逃げ切り勝ち。
5戦目も逃げる展開になりましたが、今までよりもダッシュがよく、レースぶりも安定しているように見えました。
1戦ごとに着実に成長している【クーヨシン】。
逃げてもよし、好位でもよしと自在性があるし、何度も戦ったメンバーばかりのここは、負けられないところです。
前走は【トールキング】に抜かれてからも、諦めずに踏ん張っていた【オブリラブ】。
2番手からレースを進められたのも収穫でした。
安定した成績で崩れていないし、今回も大外枠に入ったので、すんなり好位につけられれば。
【トールキング】は、ここ2戦あと一歩のところまで【クーヨシン】に迫っています。
小回りで先行有利の福山競馬場では、なかなか後ろからの差し切り勝ちは難しいところですが、【クーヨシン】にどこまで迫れるか注目の存在です。
◎8、クーヨシン
〇9、オブリラブ
▲6、トールキング
△4、ナカドイカフェ
福山競馬は月曜も開催中キャンペーンをやってますので、こちらも併せてお楽しみ下さい♪
今週日曜日は『北見記念』です!
『北見記念』 17:10発走
帯広の天気は、今日は曇りで明日は晴れ。
でも日曜日は曇り後雨ということなので、17:10発走の『北見記念』では多少水分量が多くなるかもしれませんね。
トップハンデは、【フクドリ】【ギンガリュウセイ】【ホクショウダイヤ】【カネサブラック】の4頭で、860キロ。
この4頭は前走『茜空特別』で戦っていて、その時は【ギンガリュウセイ】が735キロで1着、【カネサブラック】が745キロで2着。
【フクドリ】と【ホクショウダイヤ】は共に740キロで、3着5着という成績。
この時の斤量から考えても、同斤量を引くのならば【カネサブラック】が有利でしょう。
今年は6連勝して一時期は絶対王者として君臨していましたが、8月の『ばんえいグランプリ』で大きく崩れて6着敗退。
そこから立て直して、約2カ月ぶりの前走で2着。一度走った効果もあるし、重量が重くなる今回は、王者復活に期待しています。
同じく『茜空特別』を戦った【エンジュオウカン】は、715キロで4着。
今回は最軽量の830キロで、前走の比率で考えると【カネサブラック】とは引き続き30キロ差、他の馬たちとは斤量差が開きます。
前々走の『カラフルカップ』では、馬場が軽いこともあって、【フクドリ】の猛追を退けて勝利。
牡馬一級戦相手に重賞で馬券に絡んだのは、2006年の『銀河賞』まで遡りますが、ここ2戦の内容がいいので狙いたい一頭。
逆にここ2戦は崩れている【フクイズミ】ですが、底力はピカイチ☆
今年の『岩見沢記念』では、第2障害を一気に上がると、後続を突き放す圧巻のパフォーマンスで快勝。
末脚がしっかりしているし、ここは巻き返して欲しいです。
今年大きな成長を見せた【フクドリ】は、まだタイトルがないのに860キロ...。
勢いや成長力は1番だけど、さすがに初斤量ということで押さえにしました。
◎9、カネサブラック
〇7、エンジュオウカン
▲6、フクイズミ
△4、フクドリ
☆5、ギンガリュウセイ
明日は園田競馬場で、北陸・東海・近畿・中国地区交流『兵庫クイーンカップ』が行われます!
『兵庫クイーンカップ』 1700m 15:55
遠征馬は、笠松【マルヨシロワイン】、愛知【ゴールドロザリー】の2頭。
地元兵庫が9頭で、全11頭で争います。
本命選びがなかなか難しいメンバーですが...
その中で注目したのは、【エーシンブイムード】です。
今年の春にJRAから園田に移籍して、11戦4勝。すべてA級での成績だけに、とても評価出来る内容です。
スタートが上手でスっと前につけられるし、反応も良く末脚もしっかり。
大外枠に入ったし、好位からレースを進められるのも強みですね。
笠松からの遠征馬【マルヨシロワイン】は、『姫山菊花賞』に挑戦して4着と大健闘。
スタートを決めて、手ごたえ十分に好位追走。勝負所では先頭を伺うような積極的なレースを見せ、最後も止まらずに踏ん張っていました。
あのメンバーに入って、流れのキツイ中、自分から動いての競馬が出来たことは収穫。牝馬同士ならさらにチャンスは広がります。
園田移籍後9連勝中の【キューティガビー】は、全く底を見せていません。
昨年の11月から長い休養に入って、今年の8月に9か月ぶりに復帰すると、そこから3連勝。
前走のB1クラスも5馬身差の圧勝で、このメンバーに入ってどこまでやれるか楽しみです。
前走はかなりの強敵に揉まれた【リジョウクラウン】。
まだ3歳馬で上積は十分、ハマッた時にはものすごい末脚を見せてくれる馬。
『兵庫サマークイーン賞』で3着に来ているように、古馬牝馬一線級に入っても、全く引けを取りません。
【ナナクサ】は同世代の中でも高い能力の持ち主。前走の惨敗を見ると1400mで速い展開は向かないのかも。
『ローズステークス』では厳しい競馬を経験したし、1700mになる今回は巻き返しに期待しています。
◎11、エーシンブイムード
〇3、マルヨシロワイン
▲1、キューティガビー
△9、リジョウクラウン
☆2、ナナクサ
今年も未来のダービー馬を彷彿させる2歳馬たちの戦い「未来優駿」が全国各地で開催されています。
まず第1戦は12日に行われた、大井『ハイセイコー記念』。
勝ったのは牝馬の【ドラゴンシップ】でした。
レースはすんなりと2番手外をキープして、道中リラックスして進みます。
4コーナーでは持ったまま押し出されるようにして先頭に立ち、コーナーを回り切って手前を変えてから追い出すと、グンと加速します。
最後は内から【アイキャンデイ】が伸びて来ましたが、ゴール前でも脚色は衰えることなくそのまま押し切って勝利☆
これで4戦2勝。
ここ2戦は勝ち切れないレースが続いていましたが、重賞の舞台で力強い走りを見せてくれましたね。
続く2戦目は、17日盛岡で行われた『若駒賞』。
1番人気に応えて、【アスペクト】が快勝しました!
8枠8番から飛び出すと、すんなりと先手を奪って逃げる展開。
3コーナーでは後ろの馬たちが追い出しますが、【アスペクト】はもったままリードを広げます。
4コーナーで肩ムチを入れるとグングン加速して、直線は独走態勢。最後は2着に10馬身の差をつけて、圧巻のパフォーマンスを見せつけました。
これで9戦5勝。
JRAへの遠征では力を発揮することは出来なかったけれど、経験を積んで順調にキャリアを重ねていますね。
時計もかなり優秀だし、今後がとても楽しみです。
2着馬が同厩舎だったこともあって、口取り写真を2頭で撮影したというのも、関係者の人柄が感じられて、なんだかホッコリしてしまいます♪
そして明日は第3戦、園田『兵庫若駒賞』です!
『兵庫若駒賞』 1400m 16:00発走
本命にしたのは【ウインスパート】。
7月にデビューして初勝利は4戦目でしたが、そこから2連勝。
前走は内で砂を被る展開もしっかりと我慢して、直線では前が開くと伸びて2着。
我慢するレースが出来たことはとても収穫だったと思うし、今回は大外枠に入ってすんなりといいところに付けられそう。
気持ちよく走れれば、逆転は十分可能だと思います。
後方から追い上げる【ケンスターハーバー】は時計も優秀。
なかなかエンジンが掛からないのか、スタートしてから川原騎手の手が動いているものの、後方からの競馬が続きます。
それでも、エンジンが掛かると一気にスパートをかけ、しかも長く脚を使うことが出来ます。
前走の1組戦でも、強いレースを見せてくれましたね。
前走で【ウインスパート】を破っている【ハクサンドリーム】は、小柄な牝馬ながら、ここまで4戦2勝2着1回3着1回と安定して力を発揮しています。スタートがよく、常に前で競馬が出来るのも魅力。
すんなりと前に行けたら、渋太く粘る根性も持っています。
8月の新馬戦以来のレースとなる【マイアヴァロン】は、キャリア1戦ながら能力の高さを見せてくれました。
820mの新馬戦は、なかなかダッシュがつかなかったけれど、途中からスピードに乗るとグイグイ追い上げて勝利☆
すでに砂を被るレースをしているので、揉まれる展開になっても力を出してくれるんじゃないでしょうか。
◎9、ウインスパート
〇8、ケンスターハーバー
▲7、ハクサンドリーム
△3、マイアヴァロン
今後の「未来優駿」の日程は、
20日(木)園田『兵庫若駒賞』
28日(金)荒尾『九州ジュニアグランプリ』
31日(月)福山『福山2歳優駿』
11月1日(火)門別『サッポロクラシックカップ』
4日(金)名古屋『ゴールドウィング賞』
と続きます。
未来のダービー馬目指して熱い戦いが繰り広げられるので、皆さんもぜひ楽しんで下さいね♪