3月13日の笠松『マーチS』以来の、【ミツアキタービン】が出走します!
[笠松けいば]
本日名古屋の『東海桜花賞』。このレースは、北陸・東海・近畿・中国地方交流競走で、いいメンバーが集まりました。
まず園田の【ベストタイザン】。
前走は『名古屋大賞典』で地方馬最先着の4着に頑張ってくれました!
【スマートファルコン】【ワンダースピード】【メイショウトウコン】といった、JRAの強敵たちと戦っての4着は、本当に価値があります☆
しかも!彼は距離の融通が利くので1900mでも頑張ってくれたけど、本来のベストは1400m。これまでの実績や安定勢を考えても、ここは不動の本命ですっ!
そして【ミツアキタービン】。
彼にとっては、1400mというのは短い気もする。気もするんですが…すんなりしたレースができれば圧倒的に強いことを前走で思い出させてくれたので、展開次第ではこの距離でも充分戦う力は持っている!スタートしてから最初の1ハロンが鍵だと思います!
休養明けになる【マルヨフェニックス】も気になる存在。
約5ヶ月ぶりですが、去年の『白山大賞典』を休み明けで4着していて、しかもその時は勝ちに行くレースをしての結果ですから、鉄砲でも問題ないでしょう。
好位から自在に脚を使えるので、1400mもこなしてくれそうです。
忘れちゃいけないのが、地元名古屋の【キングスゾーン】。
さすがにダートグレードでは連に絡むことはなくなりましたが、地方馬同士ならやはり底力が違います。ただ…この馬にとってはもう少し距離があった方がいいので、4番手評価にしました。
前々走で久し振りの勝利を飾った【マサアンビション】は、1200m〜1400mといった短い距離でかなりの勝ち星を挙げています。10歳馬で上積みは見込めませんが、このメンバーでも勝ち負けの能力は持っている馬ですからね!楽に中団に付けられたら…一発あるかもしれません♪
◎3、ベストタイザン
○7、ミツアキタービン
▲10、マルヨフェニックス
△1、キングスゾーン
△12、マサアンビション
ダートグレードレースで強い馬たちを相手に、地方の意地を見せてくれる馬たち…
そんな馬が集まったこのレース。激戦を期待したいです!!
着々とダービーウイークに向けてステップレースが進んでいる今日この頃。9日園田では、『菊水賞』が行なわれます!
この後、『兵庫チャンピオンシップ』 → 『兵庫ダービー』へと続く大事な一戦です。
メンバーを見てみると…3/17に【キヨミラクル】が勝った特別戦に出走していた馬が、14頭中8頭も!!
これは…面白くな〜い!と思ったアナタ。それは早計というものです。
なぜならあのレースは、ものすごいレースだったからです。何がすごいって…上位3頭。豪快にロングスパートで差して来る馬に、逃げ粘る馬、そして前が開いたらいきなりハミを取り出した馬…。レースですから着順はつきましたが、力は互角ではないでしょうか。展開しだいで、この3頭の順番は変わってくると思うんです。
今回私の本命は、前走2着だった【タマモリターン】。スタートしてからは後方に控え、2コーナーを回ったところでゴーサインを出しましたが…なかなかハミを取らず。外から来た馬に被せられてようやくハミを取り出してからは、もんのすごい伸び脚でした。グングングングン前との差を詰めて、4コーナーの勢いでは、確実に勝った!と思いましたね。
それを阻んだのが、内から伸びた【キヨミラクル】。道中は好位につけていましたが、途中からずっと松平騎手の手が動きっぱなし。真剣にハミを取ったのは、直線半ばから正味50mくらいではないでしょうか。その前のレースで7馬身差をつけて圧勝していますが、その時よりも強さが際立っていましたね。
そして逃げた【ミナミノヒリュウ】。交わされたのは、本当に最後の最後。バテたというよりも、他2頭の末脚が鋭かったという表現が合ってると思いますね。
今回も上位はこの3頭と見てます。
そして名古屋『スプリングカップ』に遠征した【カラテチョップ】。前半はハナに立ちながら、途中から早めに来た馬を先に行かせて番手で抑え、再び勝負どころで上がって行ったのはものすごい精神力だと思います。結果は伸びきれず4着でしたが、最後まで勝ち馬に離されることなく食らい付いて行きました。
あれだけ厳しいレースを経験したことで、かなり成長しているんじゃないでしょうか♪
◎11、タマモリターン
○1、キヨミラクル
▲10、ミナミノヒリュウ
△5、カラテチョップ
同じく5日、高知では重賞『二十四万石賞』が行なわれます!!
二十四万石賞出走表
ここは…かなり難しいですねぇ〜。波乱の予感がします。
まず本命は【セトノヒット】。今年高知に移籍して来て3戦を消化。2勝3着1回と好成績を残しています。前走は福山に遠征して快勝☆2歳時には『函館2歳S』や『札幌2歳S』にも出走した逸材ですからね!地方競馬でもう一花咲かせてほしいです♪
対抗は…本来なら【マリスブラッシュ】といいたいところだけど、激しかった『黒船賞』のあともう1戦しているところが気になりますね。今回は1900mだし、さすがに厳しいかと…。
そこで、困った時の赤岡修次【ビッグインディ】にします!
高知に移籍してからは…逃げてみたり〜好位に付いてみたり〜追い込んでみたり〜…と、華麗な脚質を披露していますね。今回は距離も伸びるので、どんな風にレースを運ぶのか、リーディングジョッキーの手綱捌きに注目したいと思います!
そして【ロマンタッチ】。別府真衣騎手に初重賞制覇をプレゼントした馬ですね。最近は勝ち星から遠ざかっていますが、後方から追い込んで来る脚には迫力があります。脚質的にも距離延長はプラスではないでしょうか。
◎4、セトノヒット
○8、ビッグインディ
▲3、ロマンタッチ
△2、オリジナルステップ
△1、マリスブラッシュ
3月28日の2レースで落馬負傷してしまった別府真衣騎手は、現在も入院中です。
肋骨にヒビが入ってしまったのと、脾臓から出血があるということでした。
別府騎手は、「早く治して馬に乗りたいです!」と話してくれました。
身体を治して、またマイーゴスマイルを見せてほしいです!
4月に入り、いよいよ本格的に春がやってきました!やぁ〜っと暖かくなって来ましたね。
このコラムも、なんとなんと4年目に突入です。連載を始めた時には、右も左もわからずに子犬のように震えながら書いていましたが…今ではライフワークになってます♪
みなさん、4年目のRed Viewも、ぜひぜひよろしくお願いします!!
さて明日5日には、佐賀競馬場で3歳牝馬重賞『ル・プランタン賞』が行なわれます。
ル・プランタン賞出走表
ここは…1月以来のレースとなる【ギオンゴールド】に注目です。昨年の7月にデビューして8戦7勝というものすごい成績。唯一2着に負けた『九州ジュニアチャンピオン』は、牡馬との戦いでした。しかも前半はハナを切っていたけれど、早めに絡まれる展開となってかなり苦しかったはず。それでいて2着を確保したのは、まさに負けて強しといった感じ。
前走のレースから少し間隔があいていますが、中間にはゲート練習もして態勢は万全。前走で減ってしまった馬体も戻っているでしょう。不動の本命です!!
対抗が…悩むところなんですよね〜。
1勝馬で2着が5回もある【タソガレノビギーン】は、勝ち味に遅い気もするんですが…レースぶりは好位から渋太く粘るので、信頼度は高いです。
し・か・も!前走は古馬との戦いでした。9着に負けたとはいえ、古馬の中で揉まれたことは、必ず次に生きてくる!特にこの時期の3歳馬は、負けレースにこそ強くなるヒントが隠れているので要注意ですよ。
同じ理由で大井から戻って来た【スターオブジュディ】にも注目です。今回1800mの距離は初めてですが、直線の長い大井競馬場で1600m戦の経験があるので問題ないでしょう。強い馬たちと戦って来て、どのくらい成長しているか…楽しみです♪
◎7、ギオンゴールド
○4、タソガレビギーン
▲9、スターオブジュディ
△11、ダフィーフェントン
△1、マイネサブリナ
ついに・・・ついにこの日がやって来ました!
帯広競馬場で行なわれる『ばんえい記念』。世界ではドバイワールドカップが、中央では高松宮記念が行なわれ、そしてばんえい競馬の最高峰『ばんえい記念』ですよ。明日はものすごい日になるな〜・・
『ばんえい記念』の何がすごいかっていうと・・1トンのソリを引くところ!「いつも重いの引いてんじゃん。」と思ったあなた!ノンノン。
1トンを引くのは、1年に1度、このばんえい記念のみなのです。
なぜかというと・・さすがのばんばにとっても、1トンという重量は応えるから。ここで根性見せて好走すると、その後の反動が怖い。昨年のチャンピオンである【トモエパワー】も、ばんえい記念以来勝ち星から遠ざかっているのです。
このレースは。まさに[死闘]という言葉が相応しい。全身全霊、魂を懸けた戦いなのです!!
なんでこんなに熱く語っているか。それは・・・昨年生でレースを見て、号泣したから。
勝った負けたはもちろんですが、一生懸命重い荷物を引きながら、少しづつでも前に脚を踏み出す馬たちの姿を見て・・・
勝ち馬がゴールしても、すべての馬がゴールするまで止むことのない声援を聞いて・・・
必死に声を振り絞って応援する、子供たちの声が響いて・・・
あんな光景は、なかなか見られるもんじゃーないですよ。
ぜひ一度、帯広で観戦することをお勧めしますね!
さてさて今年のレースですが。勝ち星から1年遠ざかっているといっても、この重量ならば【トモエパワー】でしょう。このレースのために、1年間頑張って来たんですよ!待っていたんですよ!
サラブレッドと違って、ばんえいではレース当日も調教をつけます。この写真は昨年のばんえい記念の朝、トモエパワーの調教の様子を撮ったもの。
やっぱり。王者の風格っていうんですか?現れた瞬間、すぐにわかりましたね。3連覇がかかっている今年、ぜひとも復活した姿を見たいです!
と・・・・
ここまで一気に熱く語ってしまいましたが。
問題は、対抗なんですよ。大好きな、女傑【フクイズミ】ちゃんが出走しないのが残念なんですが。
とにかくこのレースは重い重量で実績を上げている馬、という視点で選んでいくと、10歳になった【ミサイルテンリュウ】ですね。
昨年は2着、一昨年は3着と、勝ちこそないものの好走しています。近走も勝ち切れないまでも安定したレースぶり。ここは実績を信頼します!
そして、今年の『帯広記念』で【フクイズミ】の2着に入った【ニシキダイジン】。あの時は、初の900キロを背負ってもきちんと障害を越えて、あわや1着か?というレースでした。【フクイズミ】の神憑り的な末脚に差されましたが、十分評価できる内容です!
◎2、トモエパワー
○9、ミサイルテンリュウ
▲6、ニシキダイジン
△4、ナリタボブサップ
△10、カネサブラック