さぁいよいよ25日は水沢『ダービーグランプリ』です!
このレースは岩手三冠レースの締め括りであり、地方全国交流ということで遠征馬も多く、毎年白熱したレースが展開されていますよね。
特に印象的だったのは2010年。
金沢の【ナムラアンカー】が先頭で、三冠が懸かった地元【ロックハンドスター】が2番手、そして1番人気大井の【シーズザゴールド】の3頭が直線に入って来てくると、場内からはものすごい声援が飛びました。
さらに【ロックハンドスター】が先頭にたち、ゴール板を駆け抜けた時にはもう割れんばかりの歓声...
三冠を達成したことはもちろんですが、ロックがどれだけ地元の人たちに愛されていたか、そして地元馬の活躍がどれだけファンを熱狂させるのか...
何度思い返してもジーンと心に沁みて来る、まさに名場面です。
一時期は中央交流戦となり、歴代優勝馬の中には【ゴールドアリュール】【ユートピア】【カネヒキリ】といった超スターホースも名を連ねるこのレース。
地方全国交流になった現在でも高いレベルの勝負が見られるとあって、毎年楽しみにしている方も多いんじゃないでしょうか。
*25日水沢 第10R『ダービーグランプリ』 2000m 15:10発走*
今年も強豪が揃った遠征馬6頭に、迎え撃つ地元勢もハイレベルな6頭といいメンバーが揃いました。
ここまで地元岩手のこの世代を引っ張って来た存在といえば、なんといっても【アスペクト】。
2歳で『若駒賞』『南部駒賞』と2つの重賞を制し、3歳では世代の頂点を決める戦い『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』を制しました。
この時の『ダイヤモンドカップ』は、今回も出走する【ロッソコルサ】との一騎打ちになり、3着以下を大差引き離しての攻防戦は本当に見ごたえがありましたね。
しかし、このレースを境に【アスペクト】自身はこれまでの輝きを保てなくなっています。
相手が強かったとはいえ2桁着順もザラになってしまったし、これまで牽引して来た岩手3歳世代の戦い『不来方賞』でも9着と惨敗...。
もともと左回りの方が得意な馬ですから、水沢に舞台を移す今回は巻き返しは難しいのかなと思ってしまいます。
対して、『ダイヤモンドカップ』で一騎打ちを演じ2着に負けた【ロッソコルサ】は、その後も僅差で負けるレースが続きました。
しかし、前走の『不来方賞』では抜群の手応えで先頭に立つと、そのまま押し切ってゴール。
力の違いを見せつけましたね。
3コーナーで持ったまま前にいた【アスペクト】を抜いて行ったシーンが印象的で、このレースで現在の岩手3歳世代の頂点に立ったと言っていいでしょう。
水沢でも結果を出していますから、岩手の総大将として遠征馬たちを迎え撃って欲しいです。
遠征馬でまず注目しているのは、門別からやって来る【ニシノファイター】。
初の南関東遠征だった『鎌倉記念』での勝利は鮮烈で、3歳になってからも『北海優駿』『王冠賞』と地元二冠を制しました。
その後2戦は古馬重賞で戦って厚い壁に跳ね返されてしまいましたが、前走の古馬OPでは堂々の逃げ切りV。
敗戦を糧に一回りパワーアップしたんじゃないでしょうか。
すでに遠征はお手の物ですから、初の水沢でも力を発揮してくれると思ってます。
もう1頭気になるのが金沢の【アルドラ】。
牝馬ながら全国に遠征して強いメンバーと戦って、どんどんレースが上手になっている印象です。
前走の地元3歳重賞『サラブレッド大賞典』では早々と先頭に立ち、かなり余裕を持っての勝利☆
鞍上からステッキを入れられるたびに尻尾を振ってちょっと反抗するのはご愛嬌で、大きな体の馬ではないですが、その辺りのハートの強さがレースでも活きているようですね。
これで『北日本新聞杯』と併せて金沢二冠馬です。
この馬もかなり遠征に行っていますから、初めての水沢も問題ないでしょう。
◎8、ロッソコルサ
〇3、ニシノファイター
▲4、アルドラ
△12、ショコラヴェリーヌ
☆7、トーホクアロー
オッズパークではダービーグランプリキャンペーンもやっていますから、レースと併せてこちらもお楽しみ下さい♪
昨年は高崎デビュー馬【カミノサイレンス】を父に持つ【カミノヌヴォー】が勝利したこのレース。
血統の熱いロマンを見せてもらいました。
はたして今年はどんなドラマが生まれるでしょうか。
発走は25日15:10です!!
今開催の笠松競馬場は、22日(木)に地方全国交流戦『笠松グランプリ』を控えていつも以上の盛り上がりを期待しています。
【ラブミーチャン】や【エーシンクールディ】といった地元の女傑が出走予定で、全国からやって来る刺客とどう戦うのか楽しみですね!
...その前に明日20日(火)には、こちらも地方全国交流の2歳牝馬の戦い『プリンセス特別』が行われます!
地元東海勢は5頭、遠征馬は道営から3頭、高知から2頭を迎え、計10頭で争われます。
*20日笠松 第8R『プリンセス特別』 1600m 15:35発走*
グランダム・ジャパン2歳シーズンの4戦目に位置するこのレース。
『園田プリンセスカップ』を勝って現在ポイント2位タイにつけている【カツゲキドラマ】に注目しています。
新馬戦から危なげない走りで4連勝を飾ると、初の遠征となった『園田プリンセスカップ』では、スタートのタイミングが合わず後方からの位置取りになるも、一気にマクって突き抜けるという強い内容で勝利☆
身体能力、精神力、そして適応力の高さを見せつけてくれました。
前走は続けて遠征となり、川崎での『ローレル賞』に挑戦。
後方の位置取りから、長くいい脚を使って豪快に追い上げて4着。初の黒星を喫しましたが、負けて強しの印象でした。
この2戦、遠征で厳しい競馬を強いられたことは、大きな成長に繋がっていると思います。
さらにパワーアップした姿を、地元で見せて欲しいですね。
対抗には『ゴールドウィング賞』を制した【ウォータープライド】。
中団の位置取りから、勝負所では外を通って進出。
4コーナー大外を回って来た時には、内にいる相手馬たちに比べて低い位置に体があり、馬格的に小柄なことが目立ちましたが、叩き合いになると力強く抜け出して体以上の存在感を見せてくれました。
道中の手応えも良かったし、並んでからの勝負根性もあってレースが上手ですね。
ここまで、5戦4勝2着1回とパーフェクトな成績を誇ります。
小柄な馬だけに初の遠征が気になるところですが、近くの笠松ならば問題ないでしょう。
遠征馬で気になるのは、道営所属の【トチノスカーレット】。
前走はダートグレードの『エーデルワイス賞』で、中団から追って追って5着に入りました。
もともと2歳戦のレベルの高い道営で鍛えられ、さらに前走は好メンバーの中で厳しい流れを体験。
2歳のこの時期には経験の差も大きく、初の遠征になりますが侮れない存在です。
◎10、カツゲキドラマ
〇1、ウォータープライド
▲4、トチノスカーレット
△3、ハイアンドノーブル
☆6、ニイカップクイーン
今日は門別競馬場にて、今シーズンを締めくくる戦い『道営記念』が行われます!
*15日北海道 第12R『道営記念』 2000m 20:35発走*
まず注目したのは、牝馬【リアライズノユメ】。
もともとはJRAでデビューして、初勝利を挙げるまでに5戦を要しましたが、初のダート挑戦となった『エーデルワイス賞』でレコード勝ちをおさめると、続く『兵庫ジュニアグランプリ』も制覇☆
一躍ダート界の新星として注目を集めました。
その後はなかなか勝ち切れない競馬が続きましたが、南関東移籍を経て今年の夏に道営に移籍。
そこから3戦3勝で久しぶりの重賞制覇を果たしました。
特に前走の『瑞穂賞』のパフォーマンスは強烈でした!
レースは好位の位置取りから3コーナー手前で馬なりで先頭に並びかける勢い。
少し気合いをつけただけで先頭に躍り出ると、直線は独走でゴール前には流す余裕もある強い勝ちっぷり。
全く危なげない走り、そして他馬を寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけてくれました。
今回1ハロン距離が伸びますが、道中リラックスして走れるようになった今なら問題ないでしょう。
重賞連勝を期待してます!
対抗は【シャア】。ガンダム好きにはたまらない名前ですね。
道営移籍後2連勝で『ステイヤーズカップ』を制した時には、そのレースぶりと共に、「赤い彗星、門別の夜空に輝きました!」という坂田アナの実況にも痺れました~☆
1番人気に支持された前走『瑞穂賞』では、【リアライズノユメ】とは対照的に勝負所の3コーナーですでに手応えがなく一杯に...。
気持ちよく走りすぎたのか、それとも前々走との距離差に戸惑ったのか...いろいろなことが考えられますが、ここでも能力上位なのは確かです。
最内枠ということで、逃げるか番手辺りからのレースになると思いますが、ここは逆襲も十分可能。再び門別の空に赤い彗星が輝くのでしょうか。
道営三冠馬【クラキンコ】は、ここ2年『道営記念』に挑戦していますが⑤⑦という成績。
シーズン前半の方がより成績がいいのは確かですが、前走の『ステイヤーズカップ』では、2600mの長丁場で、長くいい脚を使って3着。
改めて、存在感を示してくれたレースでした。
血統のロマンを考えても応援したくなる馬ですから、ここは底力を見せて欲しいですね。
◎11、リアライズノユメ
〇1、シャア
▲5、クラキンコ
△9、ショウリダバンザイ
さらに今日は、ホッカイドウ競馬ファン感謝DAYですから、競馬場にお越しの方はシーズンファイナルをたっぷりと楽しんで下さいね。
さぁJBC当日になりました!!
レディスクラシック、スプリントと来て、いよいよクラシックの展望です。
*5日川崎 第11R JBCクラシック 2100m 20:00発走*
本命は【シビルウォー】です!
ここ2戦は本当に強い競馬をしていますね。
2歳3歳の頃はソエが出たり体質が弱かったりしましたが、昨年辺りからレースぶりが変わって来て、7歳になった今年いよいよ本格化した印象です。
初めて地方に参戦した頃は、後方からの競馬が多くて追い込んで来て届かず...というレースが続いていましたが、経験を重ねてすんなりといい位置に付けられるようになったことが大きいですね。
前走の『ブリーダーズゴールドカップ』を見ていると、エンジンが掛かったらどこまでもどこまでも伸びて行って、バテる素振りがなかったです。
最後は必ず長くいい脚を使ってくれる馬ですから、道中後ろすぎない位置に付けられれば、前を捉えられると思ってます。
展開としては、【トランセンド】は最近テンがそんなに速くないので、内目の馬が行くことになるのかもしれません。
何にしても、絶対に行きたい!という馬がいないし、1周半という距離を考えても前半はスローになりそうです。
そうなると辛いのが【テスタマッタ】。
前走『ブリーダーズゴールドカップ』でも、スローを嫌って途中からハナに立つ展開に。
最後まで粘って2着を確保したのはさすがですが、やはりこの馬は折り合いがついた時にこそ爆発する末脚が武器。
折り合いさえ付けばもの凄い末脚を持っていますから、どんなレースを見せてくれるか期待しています。
3連勝中の【ソリタリーキング】は、勢い一番!良血馬の才能が開花しましたね。
川崎競馬場は初になりますが、ここまで左回りにも小回りにも上手に対応しています。
さらに、好位に行けるスピードと器用さを持っていますから、自分自身でレースを作れるところも魅力。
お兄ちゃんの【ヴァーミリアン】のように、絶対王者として君臨する日も近いんじゃないでしょうか。
【トランセンド】はドバイ遠征からの休み明けというのが気になるところ。
最近はなかなか前に行こうとしなかったり、自分からレースを止めてしまったりと、集中して走れていない印象です。
今回はブリンカーを装着予定ということですから、精神面がどれだけ変わるか注目しています。
◎1、シビルウォー
〇5、ソリタリーキング
▲13、トランセンド
△12、テスタマッタ
☆9、ワンダーアキュート
続いては、1400mで行われるスプリントです。
*5日川崎 第10R JBCスプリント 1400m 19:10発走*
ここは【ラブミーチャン】に夢を託します!!
前走の『東京盃』では、強いメンバーを後ろに引きつれて先頭でゴール。
本当に感動しました☆
昨年は番手に控えて相手のペースで走るということを覚えましたが、今年はさらにもう一段階パワーアップした印象。
特に、体つきがボリュームアップしていて、お尻の筋肉なんて女の子とは思えないほどにブリっとしています。
この辺りが、直線に入ってからさらに粘れるようになった所以ではないでしょうか。
今回は1400m戦。1F長いかな...とも思うのですが、佐賀『サマーチャンピオン』でも結果を出しているし、『全日本2歳優駿』を制した川崎競馬場ですから、そこまでマイナスには働かないと思います。
展開としてはどうしても行きたいという馬がいないし、二の足が速い【ラブミーチャン】がハナに行くことになるのでは。
前走のように持ったまま4コーナーを回れれば、直線も渋太く粘ってくれるでしょう。
川崎で再びJpn1勝利を掴んで、またハマちゃんの素敵な笑顔がみたいですね。
対抗は【セイクリムズン】。
前走の『東京盃』は4か月ぶりのレースということで、スタートダッシュや追ってからの反応など、瞬時の動きが鈍かった印象。
それでも差のない3着に来るんですから、改めて強さを見せてくれたんじゃないでしょうか。
一度使った効果は絶大だし、ここはベストの1400m。
実力でいったら、やはりこの馬が№1でしょう。
もう1頭、大注目しているのが【オオエライジン】。
前走『東京盃』では、初めての1200m戦に加えて、道中ガッツリ砂を被ってかなり怒って走っていました。
この馬は、経験したことをすぐに吸収出来る能力を持っています。
前走の経験は、大きな成長を促してくれたのではないでしょうか。
今回は1400m戦ですから前回よりもレースがしやすそうだし、揉まれて負けた悔しさをバネにして、さらなる成長を期待しています!
今年から、交流重賞地方場所に参戦して来た【タイセイレジェンド】は、3戦1勝2着2回とパーフェクトな成績を誇ります。
前に行くスピードがあるし、相手に合せられる器用さも持っていて、自在なレースが出来るところが大きな武器。
今回も大崩れなく、結果を出してくれると思います。
◎8、ラブミーチャン
〇3、セイクリムズン
▲2、オオエライジン
△4、タイセイレジェンド
☆6、スーニ