*31日(月)高知 第8R『高知県知事賞』 2400m 17:30発走*
2018年の地方競馬の重賞の中で最後の発走となるのが『高知県知事賞』。
ぜひとも的中して来年に勢いを繋げたいところです。
本命にしたのはイッツガナハプン。
今年はだるま夕日賞、二十四万国賞、珊瑚冠賞と3つの重賞を制覇。
前走の東海菊花賞は8着に敗れましたが、カツゲキキトキトなど強敵相手によく頑張りました。
まさに高知を代表する1頭なわけですが、
このレース、2016年は2着、そして昨年は12着と負けているのです。
特に昨年はまったくいいところなしの大差負け。
今年は巻き返しに期待がかかります。
対抗は昨年の覇者フリビオン。
圧倒的な強さで昨年の高知優駿を制覇、珊瑚冠賞で古馬を一掃、連勝で西日本ダービーを勝ち、
吹雪の中でのダービーGPでスーパーステションとの戦いは本当に感動しました。
エンジンが掛かるのにちょっと時間がかかる馬で、距離延長は確実にプラス。
長期休養明け初戦は残念な結果でしたが、2戦目は距離が短い中でも2着と見せ場を作ってくれたし、叩き3戦目でさらなる上昇を期待しています。
3番手評価は南関東から移籍して来たミサイルマン。
デビューから3連勝でハイセイコー記念を勝った素質馬です。
その後なかなか結果が出せなかったけれど、移籍2戦目の前走で、後方から豪快なマクリで快勝しました。
もともと力のある馬だと思っていたし、別府真衣騎手とのコンビでどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
3歳馬ウイントラゲットは3連勝と勢いがあります。
一気の相手強化&一気の距離延長ということで、簡単な条件ではないですが、
今年の3歳勢の活躍を考えると軽視できない1頭です。
高知移籍後7戦6勝のサクラエールまで。
◎1、イッツガナハプン
○10、フリビオン
▲5、ミサイルマン
△9、ウイントラゲット
△7、サクラエール
*31日(月)園田 第11R『園田ジュニアカップ』 1700m 16:00*
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの4世代目、兵庫のビッグシューターがこのレースを目標にしていましたが、
残念ながらソエが出てしまい回避となりました。。
このレースは2016年マジックカーペット、2017年コーナスフロリダと、このプロジェクト出身ホースが連覇をしていただけに、今年も!という想いが強かったのですが。
本当に残念です。
しかし!
田中範雄調教師は、「目標はあくまで兵庫ダービー」と仰っていますので、ここで無理をせず休養することが、
来年への飛躍に繋がると信じております。
さて、レース展望へと話を移しましょう。
ここはテンマダイウェーヴを中心と考えます。
デビューからなかなか勝ち切れませんでしたが、初勝利があっと驚く兵庫若駒賞という。
この時は7番人気でしたが、内枠を活かして好位インにつけると、直線間を割って突き抜けました。
ゲートを斜めに出たり、向正面からけっこう追っていたり、まだまだ幼い面を見せる場面もありましたが、レース自体は強かった!
しかも騎乗した渡瀬和幸騎手にとって、待望の重賞初制覇!!
わたしもとても嬉しかったです。
というのも、渡瀬騎手は地方競馬教養センター69期生。
わたしは68期なので、センター時代を一緒に過ごした中なのです。
とても明るくて一生懸命な渡瀬騎手。
層の厚い兵庫競馬でずっと努力し続けて来て、デビューから19年の時を経て掴んだタイトルですから、
本人も周りの方々も本当に嬉しかったと思います。
さらに、このレースがフロックではないことを前走で証明。
距離が1700mになりましたが、追ってハナを主張すると、4コーナーで後続を突き放し直線は独走。
前走以上にスムーズな走り、強い走りで連勝しました。
今回はマークされる存在になり、楽な競馬はできないでしょうが、
それでも前走の走りを見ると押し切ってくれるのではないかと思っています。
対抗は4戦すべて馬券圏内のテツ。
逃げ、好位でレースできるので大崩れしないところが魅力です。
しかも田中学騎手。
普段のレースも怖いですが大一番はもっと怖い。
前走逃げて圧倒的な競馬を展開し、これまで以上に強くなった印象です。
ミネラルデポジットは新馬戦を勝ったばかりのキャリアですが、柏原厩舎×川原騎手の強豪コンビ。
いきなりの重賞でも軽視はできません。
堅実に頑張るオオエフォーチュン、園田プリンセスCを勝ったリリコまで。
◎4、テンマダイウェーヴ
○8、テツ
▲10、ミネラルデポジット
△11、オオエフォーチュン
△1、リリコ
*29日(土)大井 第10R『東京大賞典』 2000m 16:30発走*
今年もかなりの好メンバーが集まってなかなか絞り切れず。
久しぶりに6頭印を付けました。
本命はゴールドドリーム。
同じ舞台の帝王賞がとにかく強かった!
本来もっと広いコースでより力を発揮する馬だと思っているのですが、その大井2000mで実力馬ケイティブレイブに競り勝ったことは大きいです。
この時、ケイティブレイブもすごくいいレースをしていて、その上で勝ったということで、本当に強いなぁと。
昨年のチャンピオンズCから覚醒して、しっかりと力を出し切れるようになりました。
唯一気になるのは今年のチャンピオンズCを回避したこと。
状態面はパドックで見てみないとわかりませんが、追い切りはしっかりと動いているので仕上がっていると思っています。
対抗はケイティブレイブ。
JBCクラシックでは控える競馬で新境地を見せてくれました。
これまで福永騎手と陣営がじっくりと競馬を教えて来たことが、大きな舞台で実を結びましたね。
前走はかなり負け過ぎではありますが、さすがにプラス10キロからのプラス10キロが響いたのかなと思います。
この舞台は相性もいいし、この馬にとって一番競馬がしやすそう。
自在性という強い武器を手に入れたし、昨年以上の走りを期待しています。
3番手からはちょっと悩みましたが、南関東移籍初戦のサウンドトゥルーにしました。
実績は折り紙付きですし、寒い時期にどんどん良くなってくる馬です。
末脚勝負なのでどうしても展開に左右されてしまいますが、この舞台では常に結果を出している馬。
今年も強豪が揃いましたが、軽視はできません。
勢いのある3歳馬たちにも注目しています。
上がり馬エイコーンは一気の相手強化になりますが、レースぶりにも成長が伺えるし、岩田騎手だし。
いきなりでも好勝負を期待しています。
シリウスSを勝ち、JBCクラシック2着とすでに古馬相手に結果を出しているオメガパフュームも外せないし、
前走勝島王冠であっと驚く強さを見せたモジアナフレイバーも楽しみです。
◎13、ゴールドドリーム
○2、ケイティブレイブ
▲7、サウンドトゥルー
△6、エイコーン
△5、オメガパフューム
△4、モジアナフレイバー
*27日(木)園田 第10R『兵庫ゴールドトロフィー』 1400m 16:00発走*
本命はマテラスカイです!
能力的に考えたら圧倒的な存在だと思っています。
強いことはもう説明の余地なしですよね。
ただし、今回は簡単な条件ではありません。
まず初の58。
これは重い。。こればっかりは走ってみないとわからないです。
そして、園田の深いダート。
唯一の地方コース経験だった東京盃で4着に負けていることを考えると、大井以上に深い園田はキツイのではないかと。
ただ、東京盃も着順こそ4着ですが、止まったのは本当に最後の最後で、4コーナー過ぎまでは楽勝かと思うくらいの手ごたえでした。
今回、決して楽な戦いではないですが、それでもこの馬のスピード、そして鞍上の吉村騎手に期待したいです。
対抗は地元園田のエイシンバランサー。
兵庫に移籍後、破竹の勢いで活躍中。
特に移籍3戦目のサマーチャンピオンはすごく強いレースだったし、前走の笠松グランプリも地方同士とはいえ相当強いメンバーの中で勝利。
斤量56キロも仕方ないし、それでも上位争いに食い込む力があると思います。
ラブバレットは、2着だった昨年と同じく54キロでの出走。
今年は初めてJBCスプリントに参戦し、長距離輸送が続く中でもよく頑張ってくれました。
笠松グランプリ4連覇ならずは残念でしたが、相性のいいこのレースで存在感を示してくれるのでは。
地方小回りで結果を出しているサクセスエナジー、田中学騎手騎乗のダートグレードホース エイシンヴァラーまで。
◎12 マテラスカイ
○10 エイシンバランサー
▲9 ラブバレット (除外)
△1 サクセスエナジー
△7 エイシンヴァラー
*24日(月)名古屋 第11R『名古屋グランプリ』 2500m 15:45発走*
今年はクリスマスイブに行われる名古屋グランプリ。
本命にしたのは3歳馬グリムです!
とにかく今年の3歳馬の活躍は素晴らしく、ダート界はルヴァンスレーヴがチャンピオンズCを制したし、
昨日の有馬記念もブラストワンピースが制覇。
JCと有馬記念を別々の3歳馬が制するなんて...本当に驚きの強さですね。
グリムはユニコーンSで9着と負けたことで少し評価を落としましたが、
レパードSで逃げ切り勝ちを収めると、白山大賞典で古馬を撃破!
この時のレースぶりはものすごく圧倒的で、ちょっとあっけに取られてしまったのですが、、
スピード、小回り適正、器用さ、と3拍子揃っていて、初めての名古屋でも力を出し切ってくれると思います。
前走の浦和記念でも負けて強しのレースだったし、
今回のメンバーに入ったら、頭一つ抜けた存在ではないでしょうか。
対抗はセンチュリオン。
これまでなかなか勝ち切れないけど堅実に上位に来る馬、というイメージでしたが、
今年はそこから脱却してもう一段階上の強さを見せてくれています。
初の地方コースだった白山大賞典でも長くいい脚を使って2着を確保。
グリムには離されましたが、カツゲキキトキトを差し切った末脚は見どころたっぷりでした。
ここ2戦はさすがに相手が強かったけれど、白山大賞典のような競馬が出来れば上位争いに食い込んで来ると思います。
3番手評価は地元愛知のカツゲキキトキト。
昨年のこのレースは1番人気に支持されて、初のダートグレード制覇か?!と期待が膨らんだのですが、
残念ながら夢破れて3着でした。。
しかし、今年も白山大賞典で3着に頑張ってくれたし、衰えは感じません。
名古屋2500mは特殊なコースですが、3着3着と2年続けて馬券に絡む活躍を見せてるし、今年も好走を期待しています。
上がり馬チュウワウィザード、気分よく走れればミツバの底力も怖いです。
◎7、グリム
○5、センチュリオン
▲6、カツゲキキトキト
△8、チュウワウィザード
△1、ミツバ