*28日(水)園田 第10R『兵庫ジュニアグランプリ』 1400m 15:55発走*
今年の兵庫ジュニアGP、かなりいいメンバーが揃いました!
デビューから2戦2勝のオルトグラフ、
2連勝中のデルマルーヴル、
休み明けのエーデルワイス賞で2着に追い込んだデンバーテソーロ、
この3頭のJRA勢はかなり強力だと思います。
その中で、本命にしたのはオルトグラフ。
前走は関西への輸送競馬でしたが、むしろ体は増えていたし、強い勝ち方を見せてくれました。
今回も園田への輸送になりますが、そこは問題ないでしょう。
レースぶりが上手でスピードもあるので、小回りの園田コースにも対応可能と考えます。
唯一気になるのは、かなり深い園田の馬場に対応できるかどうか。
ただこればっかりは走ってみないとわからないので、器用さ、自在性を重視して本命にします。
対抗はデルマルーヴル。
前走はかなり狭いところをこじ開けて、キャリア3戦目とは思えない味な競馬で勝ち切りました。
相当能力が高いと思うし、本命にしようかけっこう悩んだのですが、
まだスタートダッシュが不安定なことを考慮して対抗にしました。
ただし、前走のレースぶりを見ていると、多少遅れたとしても力でカバーできそう。
小回りのコーナーで加速できるかがカギになるのではないでしょうか。
3番手評価はデンバーテソーロ。
函館の未勝利戦を2番手からきっちりと勝って、約3か月の休み明けで挑んだエーデルワイス賞では、スタートでちょっと後手を踏んでしまい、後ろからの競馬になってしまいました。
それでも、長くいい脚を使って2着。
勝ったのは昨日ローレス賞を勝ったアークヴィグラスだし、レベルの高い一戦だったと思います。
門別コースは広いので小回りの園田とは違うけれど、かなり深いダートに対応できることを証明しました。
未勝利を勝った時のように、スタートを決めてもう少しいい位置につけられれば、十分勝負圏内だと思います。
鎌倉記念2着だった北海道のリンゾウチャネル、初ダートでモレイラ騎手がどう乗るか気になるシングルアップまで。
◎2、オルトグラフ
○12、デルマルーヴル
▲5、デンバーテソーロ
△10、リンゾウチャネル
△8、シングルアップ
日曜日に東京競馬場で行われたジャパンカップ。
アーモンドアイが驚異的なレコードタイムをたたき出して優勝しましたが、地方から参戦したハッピーグリンも頑張りました!
前走は富士Sで11着。
ここは格上挑戦だったわけですが、パドックでも堂々と落ち着いて歩いていたし、
レースでも好ダッシュを決めて、中団内目の位置取り。
内側をロスなく走り、直線も踏ん張って7着でゴールしました!
タイムは2分22秒2。
ホーリックスとオグリキャップが名勝負を演じた1989年のジャパンカップと同じタイムというおまけ付き。
まだ3歳のハッピーグリンが、新たな伝説の始まりを見せてくれました。
服部茂史騎手
「頑張ってくれました!
ゲートも上手くいったし、いいところを取れました。
馬群の中からも脚を使ってくれましたし、初めての2400mでしたが最後までしっかりと伸びてくれました。
まだ3歳ですからね。来年が楽しみです」
田中淳司調教師
「すごい馬ですね。
このメンバー相手に、ここまで頑張ってくれるとは...。
この馬はとても素直で扱いやすいですし、まだ3歳ですが精神的に落ち着いていて、輸送もまったく苦になりません。
年内はゆっくりと休んで、また来年いろいろな挑戦をしたいです」
着順としては7着と、上位というわけではなかったけれど、
あのメンバー相手に素晴らしい走りを見せてくれました!
4歳になる来年、どんなローテーションでどんな夢に挑戦するのか楽しみですね♪
浦和記念はJBCとの日程が近く、GI馬の参戦というよりはこれからGIを目指す馬たちが多数出走してくるイメージだったのですが、、、
今年はすでにかなりの実績を挙げている馬たちが集まりました。
*23日(金)浦和 第10R『浦和記念』 2000m 15:25発走*
本命にしたのは3歳馬グリム。
レパードSで逃げ切り初重賞制覇を飾ると、初の古馬対戦だった白山大賞典も逃げて後ろを突き放し、レコードタイムで勝利。
一線級のGI馬はいなかったとはいえ、衝撃的な強さを見せてくれました。
この世代はルヴァンスレーヴやオメガパフュームもすでに古馬との戦いを制して重賞勝ちしており、相当レベルが高いですね。
今回は相手はさらに強くなりますが、ダッシュ力があって先行できることで、小回りの浦和ならば有利に競馬を進められると考えます。
相手はアポロケンタッキー。
今年に入ってからまだ勝ち星はないのですが、川崎記念、ダイオライト記念、日本テレビ盃でケイティブレイブの2着。
実力は折り紙付きなので、これまで戦ってきた相手を考えれば本命にしたいのですが。
550キロを越える超大型馬であり、脚質を考えても初めての浦和はプラスとは思えず...。
今回は超小回りの浦和2000mを重視して対抗まで。
3番手評価は船橋のヤマノファイト。
前走の埼玉新聞栄冠賞は、東京ダービーから約4ヵ月半の休み明けで2着という結果でした。
2番手追走から、3コーナーでペースが上がった時にトーセンデュークに離されましたが、エンジンが掛かってからはよく食い下がりました。
プラス9キロは成長分が大きいと思いますが、それでも久しぶりを叩いた効果は大きいでしょう。
得意の先行力を活かしてJRA勢に一矢報いて欲しいです。
かしわ記念で逃げて2着に粘ったオールブラッシュ、外枠に入った古豪クリソライトまで。
◎9、グリム
〇2、アポロケンタッキー
▲4、ヤマノファイト
△6、オールブラッシュ
△11、クリソライト
*22日(木)笠松 第9R『笠松グランプリ』 1400m 15:35発走*
本日は笠松競馬場で笠松グランプリが行われます!
毎年強豪が集まりますが、今年は相当豪華な顔ぶれが集結しました。
その中でも、4連覇の偉業が掛かるラブバレットを本命にします。
これまでの3連覇と比べると、今年はJBCスプリントを使った分、ローテーションが近い日程であり、門別→京都→笠松と長距離輸送が続いていることも気になります。
しかし。
笠松での走りは本当に強い!
馬が走りやすいんだろうなと感じるほど、いつも以上にスムーズな走りで最後までスピードが落ちません。
4連覇は簡単なことではないですが、今年のこれまでの成績も衰えは感じないし、強豪が揃った中でぜひとも勝ち切って欲しいです。
対抗は兵庫のエイシンバランサー。
佐賀のサマーチャンピオンでは素晴らしいロングスパートを見せてダートグレード初制覇を飾りました。
この時、低評価にしてしまったのですが、、笠松サマーカップでの走りを考えたら、十分通用する可能性があったんですよね。。
移籍2戦目だったサマーカップは、2番手から圧倒的な強さで勝利しましたから。
東京盃はさすがに相手が強かったけれど、ここは上位争いに絡んで来るのではないでしょうか。
前に行くラブバレットをエイシンヴァラーが追いかけ、その後ろからエイシンバランサーが差してくる、という理想的な展開になれば、サマーチャンピオンの再現もあると思います。
3番手評価はエイシンヴァラー。
黒船賞を勝ったダートグレードホースであり、サマーチャンピオンでは動いて行っての5着で力は見せてくれました。
上記2頭が相当強いと思いますが、この馬の底力にも期待しています。
習志野きらっとスプリント3着の実績があるサクラレグナム、北海道のタイセイバンデットまで。
◎3、ラブバレット
○6、エイシンバランサー
▲2、エイシンヴァラー
△9、サクラレグナム
△8、タイセイバンデット
一昨日、金沢競馬場で行われた北國王冠。
2600mという長距離であり、昨年から全国交流戦になって今年は本当に読めないメンバーが集まりました。
そんな中、勝ったのは10歳馬アサクサポイント!
単勝10番人気という低評価でしたが、道中は後方から進むと勝負所で一頭脚色が違い、終わってみれば6馬身差の圧勝劇。
一昨年2月の梅見月杯以来勝ち星がありませんでしたが、大混戦と言われた長距離重賞で貫禄を見せつけました。
加藤聡一騎手のコメント
「強かったですね。すごい馬です。
レース前はムーンファーストの後ろくらいに付けて行こうと考えていたんですけど、ゲートで躓いてしまって...。
そこで切り替えて、内がガラガラだったので内に入りました。
当初のプランとは違って最後方からの競馬になりましたが、落ち着いて前の動きを見ることが出来ました。
2周目の3コーナーで馬群が縮まったので、そこで一気に動きましたが、思った以上に強かったですね。
外枠からのスタートだったし、メンバー的にも展開を読むのが難しかったですが、結果的に躓いてすぐに(頭を)切り替えられたことがプラスに働いたかなと思います。
今10歳ですけど衰えは感じないし、本当にすごい馬ですよね。
しかも今回今まで乗せてもらった中で一番いい状態だなと感じていました。
仕上げてくれた厩務員さん、厩舎陣営にもとても感謝しています。
僕自身の話をさせていただくと、金沢で初めて重賞を勝てて嬉しいです。
でも実は名古屋でまだ勝っていなくて...。
重賞もオープンも笠松では勝っているんですけど、地元でまだなんです。
もうすぐ名古屋は移転することになりますし、今の競馬場のうちに絶対勝ちたいです!」
というお話でした。
今年の北國王冠は誰に聞いても難しいと言っていましたが、
終わってみればやはり長距離適正がモノを言ったなと。
来年以降の参考にさせていただきます。
10歳のベテランホースとデビュー3年目の若手騎手のコンビ。
次はどこの競馬場で見られるのか楽しみです♪