大型台風の影響で中止が相次いだ週末。
1日に行われる予定だった阪神開催も2日へ順延が決まり、まだ影響は長引きそうです。
人にも馬にも、大きな被害がありませんように。。
*2日(火)金沢 第11R『白山大賞典』 2100m 16:30発走*
今年の白山大賞典も面白いメンバーが集まりました。
基本的に地方ダートグレード初参戦の馬はあまり本命にしない主義なのですが、今回はセンチュリオンを本命にします。
昨年の前半はオープンで2着3回といい競馬をしつつもなかなか勝ち切れませんでした。
9月のラジオ日本賞でオープン初勝利を挙げると、ポルックスSこそ外々を回って3着に敗れましたが、総武S、マーチSと連勝。
一気に重賞ウイナーとなりました。
もともとの能力が高い馬ですが、好位で流れに乗ってしっかりと差し切れるようになり、一段と強さが増した印象です。
3,4コーナーで加速していくのが持ち味なので、小回りの金沢でどこまで加速できるかがポイントですが、
中山の1800を得意としていますから、小回りの金沢ならば2100mも問題ないでしょう。
休み明けでも、初めての地方場所でも、力を出してくれると思っています。
対抗はミツバ。
前走のエルムSは後方の位置取りから追い込んで3着に。
1番人気で敗れてしまったわけですが、前半の位置取りを考えるとよくぞここまで追い込んで来てくれたなと。
負けて強しの内容だったと思います。
まだやはり乗り難しいところはありそうですが、力上位は明らか。
気持ちよく流れに乗れれば、マーキュリーCの再現もあるのではないでしょうか。
本当は本命にしたかったカツゲキキトキト。
上位2頭の実績を考慮して3番手評価にしましたが、
昨年のこのレースはインカンテーションの2着に頑張ったし、東京記念でも2年連続2着と力のあるところを見せてくれました。
ダートグレードでもすでにお馴染みの顔で、JRA馬たちのペースアップにもしっかりついていける馬。
あとは最後の伸び脚でぜひとももうひと踏ん張りして欲しいです。
52キロのドンフォルティス、53キロのグリムと、軽ハンデで挑める3歳勢も怖い存在です。
◎8、センチュリオン
〇6、ミツバ
▲5、カツゲキキトキト
△9、ドンフォルティス
△11、グリム
*30日(日)佐賀 第12R『ロータスクラウン』 2000m 18:00発走*
3歳秋のチャンピオンシップ6戦目。
本命にしたのは九州ダービー・栄城賞を勝ち、高知優駿も制しているダービー2勝馬スーパージェット。
栄城賞ではスタート後ダッシュがつかなかったけれど、後方から上がって行って、4コーナーで一気に先頭に躍り出ると、
ハーキマーダイヤ、ベルセルクとの叩き合いを制してダービー馬に輝きました。
続く高知優駿では、早め先頭だったコスモバレットをゴール前で差し切ってクビ差の勝利。
見事ダービー2勝目を挙げたのです。
ジャパンダートダービーはさすがに相手が強かったので14着という結果もやむなしでしょう。
2か月の休養を挟んだ前走は初の古馬相手で4着。
上位3頭は古馬オープンで活躍している馬たちで、ここもいい経験になったのでは。
先行馬が多く、この馬の末脚が活きる展開になりそうだし、3歳同士の戦いに戻れば力は上でしょう。
対抗は悩んだ末にベルセルクにしました。
飛燕賞を勝った馬で、この時は早め先頭だったリンノゲレイロとの一騎打ちを制して勝利しました。
好位に行けるスピードがあるし、長くいい脚を使う馬。
このメンバーでも差はないと思います。
牝馬マイメンはル・プランタン賞の勝ち馬。
佐賀皐月賞では2着だったベルセルクにコンマ1秒差の4着と、牡馬に混じっても差のない競馬を見せてくれました。
ここ3戦は古馬との対決で揉まれて来たし、久しぶりの牡馬混合重賞でどこまで走れるか楽しみです。
高知から遠征のマイネルセボンは、門別から移籍してきて前走の初戦を快勝。
まだ力の比較が難しいところですが、門別時代に王冠賞で僅差の3着に入っている実力馬です。
いきなり上位争いに食い込む可能性も。
前走の夏至賞を差し切っているザワールドは、休み明けでも怖い存在。
内側に先行馬が多いので、末脚がしっかりしているこの馬にとっては展開も向きそうです。
◎7、スーパージェット
〇1、ベルセルク
▲6、マイメン
△2、マイネルセボン
△5、ザワールド
*28日(金)園田 第11R『姫山菊花賞』 1700m 20:00発走*
本命にしたのはタガノゴールドです。
JRA5勝という実績から兵庫へ移籍し、前走で初戦を快勝。
2週目の3,4コーナーで一気のマクリを決め、圧倒的な強さを見せつけました。
今回が初重賞挑戦で、力の比較が難しいところですが、
今年の3月に行われた総武Sでは追い込んで5着、7月の名鉄杯では6着と、近走もオープンで大きく負けていません。
JRA時代は後方からの追い込みという脚質でしたが、前走を見ていると、ある程度の位置にはつけられそう。
移籍組でダートグレード3勝している新子厩舎ということで、さらなる上積みを期待しています。
対抗はエイシンニシパ。
重賞6勝の実績馬で、昨年のこのレースの勝ち馬です。
ここ3戦勝ち切れず2着が続いていますが、負けた相手はカツゲキキトキトと、摂津盃を勝つタガノヴェリテの2頭のみ。
地元でも遠征でも安定して結果を出してくれる馬だし、ここも大きく崩れるとは思えません。
兵庫の看板馬として、新興勢力の壁となって欲しいです。
サウスウインドは長期休養明けの復帰初戦で園田チャレンジCを予定していましたが、残念ながら中止に。
仕切り直して今回が復帰初戦となります。
一昨年のこのレースは逃げてそのまま粘っての押し切り勝ち。
昨年はエイシンニシパに差されたものの、クビ差だったし、先手を奪って自分のリズムで運んだら強い馬です。
長期休養明けで調子の判断は難しいですが、力が出せればここでも上位争いでしょう。
金沢からの遠征馬ミキノハルモニーまで。
◎6、タガノゴールド
〇10、エイシンニシパ
▲3、サウスウインド
△8、ミキノハルモニー
12日に行われる予定だった旭岳賞は本日開催です。
*27日(木)門別 第11R『旭岳賞』 2000m 16:15発走*
本命にしたのはスーパーステションです。
3歳の休み明けから本当に強くなって、今では道営を代表する馬に成長。
ダービーグランプリでフリビオンの追撃を振り切って勝ったレースぶりは圧巻だったし、今シーズンも地元で3連勝中。
休み明けだったコスモバルク記念は最後にドラゴンエアルにクビ差まで迫られましたが、
2戦目の赤レンガ記念ではオヤコダカに馬体を併せられる厳しい展開ながら、最後は2着ドラゴンエアルに4馬身の差をつけて完勝しました。
前走の星雲賞では2着のモズオトコマエを7馬身ぶっちぎる強さで圧勝。
前に行って自分で競馬を作れる馬で、今回のメンバーでは頭一つ抜けた存在です。
対抗はドラゴンエアル。
スーパーステションには負けが続いていますが、それでも高いレベルで走れています。
前走のマーキュリーCでは、地方馬最先着の4着に健闘。
好位から最後までしっかりと脚を使える馬で、7歳牝馬ですが衰えは見えません。
ここも安定して力を発揮してくれると思います。
3番手評価にしたのはスティールキング。
2016年の北海優駿の勝ち馬で、それ以来重賞で勝ち星はありませんが、コンスタントに上位争いに絡んで来ます。
前走は長期休養明けだったハッピースプリントに対して果敢に攻めて行き、3コーナー内をすくって先頭へ。
4コーナー辺りで手ごたえが鈍くなってしまったけれど、それでも2着に踏ん張りました。
ここ4戦は重賞ではないとはいえ、強い馬と戦っているし、久しぶりの重賞でも力差はないと感じます。
2走前にスティールキングに勝ち切っているタイムビヨンド。
前走はダートグレードでさすがに大敗しましたが、展開によって前でも中団でも競馬ができる馬。
2016年の道営記念を差し切っているように力のある馬で、展開次第で上位争いも可能ではないでしょうか。
8頭という少頭数なので、印は4頭とします。
◎3、スーパーステション
〇1、ドラゴンエアル
▲8、スティールキング
△7、タイムビヨンド
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、サムライドライブがいよいよ復活します!
*26日(水)名古屋 第11R『秋の鞍』 1800m 16:20発走*
東海ダービーは...、今振り返っても悔しいですね。。
もちろん馬も陣営も精いっぱい頑張ってくれたし、勝ったビップレイジングも強かったのですが、
デビューから10連勝して、あと一歩のところでダービーに手が届く、という時だったので。
でも、ここまで大きな夢を見させてくれた、サムライドライブと陣営に感謝!
そして、無事に復活してくれることにも感謝です!!
角田先生は「もう少し体が欲しい」と仰っていましたから、今回の休養明けはぜひともプラス体重で出てきてくれることを期待しています。
気持ちが前向きな馬なので、初戦からスピード全開で走ってくれると思いますが、とにかく無事にゴールして欲しいですね。
地元東海勢は勝ったことのある相手が多いですが、遠征馬たちはかなりの強敵が揃って手ごわそう。
特に注目しているのは大井のコスモバレット。
重賞初挑戦だった高知優駿で、早め先頭から2着という競馬をして見せました。
しかもその時が初遠征。
今回も初の名古屋になりますが、そこは心配ないでしょう。
逃げ・先行で力を発揮する馬で、小回りの名古屋は合うと思うし、
大外枠に入ったサムライドライブにとっては先行争いの相手になりそうです。
3番手評価は浦和のジョーグランツ。
今年デビューしてキャリアは浅く、今回が初重賞挑戦になります。
しかし、ここまで7戦5勝2着1回。
唯一連対を外したのは戸塚記念のTRで、メンバーが一気に強くなりました。
上位2頭には離されましたが、3着とは半馬身差の4着ですから、強い馬たちに揉まれた中でよく踏ん張ったと思います。
前走は初の古馬対決で、中団から差し切り勝ち。
馬の後ろでがっつり砂を被っても、外に出したらグイグイ伸びて来ました。
まだまだ底を見せていないし、オーバルスプリントでもあっと言わせた小久保厩舎所属ということで、初の重賞挑戦でも侮れない存在です。
クラウンCの勝ち馬スプリングマン、前走B3クラスを勝ち切ったツーエムアリエスまで。
◎12、サムライドライブ
〇6、コスモバレット
▲5、ジョーグランツ
△ 2、スプリングマン
△9、ツーエムアリエス