*22日(日)佐賀 第12R『吉野ヶ里記念』 1400m 18:10発走*
本命は迷いなくウルトラカイザーにします。このメンバーでは実績、能力ともに断然でしょう。
今回もここ2戦連勝している1400m戦で、この時負かしているメンバーが多数。
前走も早め先頭で後続を7馬身千切る大楽勝でした。
いろいろな条件を考えても、ちょっと死角は見当たらないのではないかと思っています。
逆に難しいのが2着3着候補。
どの馬も一長一短という感じで判断に迷うところ。
直近でウルトラカイザーにドカ負けしている馬は推しずらいので、対抗はサンマルドライヴにしました。
JRA1勝から佐賀にやって来て、大きく崩れたことはありません。
前走の佐賀王冠賞ではスーパーマックスに離されたものの、3番手から渋太い脚を使って2着に入りました。
単純比較はできませんが、佐賀スプリングカップではウルトラカイザー(5着)と0.4差だったし、十分上位争い可能と考えます。
マサヤは前々走で2着とはいえ、勝ったウルトラカイザーとはアタマ差でした。
今年に入って大きく崩れたのは、休み明け&2000mだったはがくれ大賞典のみ。
スピードのある馬で、1400mはベストの舞台ではないでしょうか。
逃げて自分でレースを作れるこの馬にとって、今回は絶好の1番枠。
重賞勝ちからしばらく遠ざかっていますが、去年の吉野ヶ里記念の時のようなレースができれば連覇もあるかもしれません。
JRAオープンで頑張っていたオウノミチ、安定感のあるリトルカントリーまで。
◎9、ウルトラカイザー
〇4、サンマルドライヴ
▲1、マサヤ
△8、オウノミチ
△3、リトルカントリー
*16日(月)盛岡 第9R『マーキュリーカップ』 2000m 16:10発走*
毎年難しいマーキュリーカップですが、今年のメンバー構成も抜けた馬がいない&初参戦組みが複数いて評価が難しいところです。
その中で本命にしたのはフェニックスマーク。
前走でオープンを勝ち、今回が初の重賞挑戦ではありますが、デビューからここまで7戦5勝2着2回とパーフェクト。
前走のブリリアントSでは、好位から早め先頭に並びかけたところで脚が止まったように見えましたが、最後の最後にグイッと伸びて、結局は突き抜けました。
なかなかに渋い勝ち方でしたが、これで4連勝。
2着だったザイディックメアには完勝と言っていい内容で、重賞にも十分手が届くと思います。
今回は初ものづくしの条件ですが、好位に行けるスピード、3,4コーナーで加速できる器用な脚、最後の最後まで踏ん張れる根性と、小回りが合いそうなタイプ。
いきなりの重賞制覇を期待しています。
対抗は昨年の覇者ミツバ。
昨年はここを勝って、JBCクラシックでも3着と活躍。実績的には抜けた存在でしょう。
能力が高いことは証明済みですが、ちょっと脚の使いどころが難しいというか、集中力が続くかどうかが大きなカギ。
ある程度流れてくれれば、スムーズに運べると思います。
展開のカギを握るのはヨシオでしょう。
前走は先行争いが厳しくなり、控える展開になりましたが、初のオープン参戦だった前々走は、じわりとハナに行って渋太く粘り込みました。
道中は終始体を合わせられる厳しい展開でしたが、抜けれてからも失速しなかったところはさすがです。
今回は強力な同型は見当たらず、マイペースで進めそう。軽視は禁物ではないでしょうか。
前走フェニックスマークの2着だったザイディックメア。
外から伸びて来て差し切れなかったのは残念ですが、1000万条件で苦しんでいたとは思えないほど、最近の充実ぶりは目覚ましいですね。
こちらも初の小回りになりますが、十分こなせると思います。
3連勝中のエンパイアペガサス、浦和記念圧勝の実績があるマイネルバサラまで。
◎14、フェニックスマーク
〇10、ミツバ
▲8、ヨシオ
△3、ザイディックメア
△5、エンパイアペガサス
☆9、マイネルバサラ
*16日(月)名古屋 第11R『名港盃』 1900m 16:20発走*
中心はなんといってもカツゲキキトキトでしょう。
地方馬同士で負けたのは昨年の東京記念までさかのぼらないといけないし、特に今回は強力なライベルも見当たりません。
しかも斤量57キロで出走できるというのは大きいです。
ダートグレードでも上位争いを繰り広げるこの馬にとって、今回のメンバーでは負けられないところです。
対抗は宮下瞳騎手騎乗のポルタディソーニ。
昨年は3歳重賞・秋の鞍を勝ち、4歳になった今年も梅見月杯で大金星を挙げました。
スピードのある馬で、逃げて良し、好位からでも良しの万能タイプ。
牝馬ながら最後まで渋太く粘り込める勝負根性も大きな武器です。
東海桜花賞でもカツゲキキトキトの2着に頑張っているし、ここも流れに乗って上位争いに来てくれると思います。
3番手評価は初の重賞挑戦となるアセイラント。
JRA1勝から名古屋に移籍して、13戦12勝2着1回と破竹の勢いで勝ち進んで来ました。
強豪とは今回が初顔合わせで、どのくらい通用するかは未知数ですが、好位から上手に競馬ができる馬。
大きく負けることはないのではないかと思っています。
兵庫から参戦のエイシンニシパはロングスパートが持ち味。
カツゲキキトキトが早めに動いて前が苦しくなるようならば、この馬の末脚がさく裂しそう。
百万石賞を勝った金沢からの遠征馬マイネルリボーンまで。
◎4、カツゲキキトキト
〇9、ポルタディソーニ
▲12、アセイラント
△3、エイシンニシパ
△1、マイネルリボーン
昨日大井競馬場で行われたジャパンダートダービーは、1番人気に支持されたルヴァンスレーヴが快勝しました!!
この日の馬体重は490キロ(+2)。
パドックに現れると、いつも通りとても滑らかな歩きを披露。
時折、周りを気にしてきょろきょろすることもありましたが、長時間の周回でも終始落ち着いていました。
レースはこれまたいつも通り、それほどダッシュはつかなかったけれど、
後方外から徐々にポジションを上げると4コーナーで加速。
直線は大外から一気に伸びて突き抜けました!
ミルコ・デムーロ騎手
「最高です!ダービーを勝つのはとても嬉しいです。
スタートはいつも通りで、距離もあったのでゆっくり行こうと思っていました。
1,2コーナーで豊さんの後ろにつけられて、いいところを取れたなと。勝負所でも手ごたえが良かったし、直線はちゃんと手前を換えて伸びてくれました。
ずっと自信を持って乗ることができました。
まだ体ができていない部分もあって、少し緩いです。
でも気持ちはとても強いですね。能力も高いし、今後楽しみです」
萩原清調教師
「人気でしたし、勝ててホッとしています。
毎回いいパフォーマンスを見せてくれる馬で、今日も危うさを感じないレースをしてくれました。
次走は馬の様子を見て、オーナーと相談して決めます。
もっと成長できる馬だと思っているし、また大きなレースを勝てるように頑張ります」
2着は初の重賞挑戦だったオメガパフューム。
直線半ばあたりまでは、伸び切れないか?という感じでしたが、最後の最後までしっかりと脚を使って接戦の2着争いを制しました。
川田将雅騎手
「すごくいい内容で走ってくれました。
直線も盛り返してくれたんですけど、勝った馬が着差以上に強かったです」
3着は中団から伸びたグレートタイム。
クリストフ・ルメール騎手
「いいレースができました。4コーナーで砂を被って少し頭を上げていたけど、直線でいい脚を使ってくれましたね。
距離も問題なかったです。
精いっぱい走ってくれたけれど、勝った馬が強すぎました」
そして接戦の4着は的場文男騎手騎乗の8人気クリスタルシルバー。
直線では見せ場十分で、かなり熱くなってしまいました。
ダービーで文男マジックさく裂です!
5着は逃げたテーオーエナジー。
岩田康誠騎手
「マイペースで逃げられたけれど、最後の1ハロンで止まってしまいました。状態は良かったです。
今回初めて逃げたんですけど、2,3番手からの競馬の方がいいかなと。
2000mも頑張ってくれましたが、1600~1800の方がもっと乗りやすいです」
6着は2番人気だったドンフォルティス。
武豊騎手
「状態は良かったので残念です。
最後脚が止まってしまいました。少し距離が長いのかな」
個人的に。
パドックで一番良く見えたのはドンフォルティス。
わたし好みのムッチムチな体で、落ち着いて歩いていました。
4コーナーを回る辺りでは、お!と思ったけれど、最後の叩き合いには参加できず。
武騎手のコメントにもありましたが、もう少し短い距離の時にまた狙ってみたいと思います。
*11日(水)大井 第11R『ジャパンダートダービー』 2000m 20:05発走*
JpnIらしい素晴らしいメンバーが集まりましたね!
その中でも本命はルヴァンスレーヴにします。
デビューからけた違いの能力を見せてくれていましたが、特に衝撃を受けたのが全日本2歳優駿。
スタートダッシュがつかず後方待機から徐々に押し上げて、3コーナーでエンジンが掛かると一気に先団へ。
直線は何度も内に行ったり来たりしながら余裕の手ごたえで突き抜けました。
決してスムーズな競馬というわけではなかったけれど、加速した時のスピードが他の馬たちとはまったく違い、
ルヴァンスレーヴと最後追い上げたドンフォルティスの2頭の強さが際立つレースでした。
伏竜Sではそのドンフォルティスを捉えることができずに初めて2着に負けてしまいましたが、
ここはちょっとエンジンの掛かりがゆっくりだった印象。
まだまだ伸びしろの多さがあるなと感じました。
そして前走のユニコーンSですよ。
3,4コーナー馬なりで外から上がって来ると、直線すんなり抜けてV。
これまで以上にスムーズなレース運びで、大きな成長を見せてくれました。
高い能力のある馬が立ち回りも上手になったわけで、今後どれくらい強い馬になってくれるかワクワクします。
そのルヴァンスレーヴと共にダート界を引っ張っていってくれそうだと思うのがドンフォルティス。
この馬も実力は折り紙付きだし、ルヴァンスレーヴ以上にレース運びが上手。
久しぶりだった伏竜Sでもしっかりと走れていたし、少し間隔が開いた今回も問題ないでしょう。
能力的に相当高いものを持っている馬で、初の2000mも許容範囲と考えます。
この2頭が抜けた存在になるかと思いきや、重賞初挑戦のオメガパフュームも怖い存在。
ここまで4戦3勝、すべてゆっくり目のスタートからというのが多少気になりますが、前走も3,4コーナーからしっかり加速できていました。
初の重賞挑戦で、どこまで戦えるか楽しみです。
兵庫チャンピオンシップで好位から快勝したテーオーエナジー、東京ダービーで復活した実力馬ハセノパイロ、ユニコーンSで間から伸びてきたグレートタイムまで。
◎1、ルヴァンスレーヴ
〇8、ドンフォルティス
▲14、オメガパフューム
△9、テーオーエナジー
△11、ハセノパイロ
☆3、グレートタイム