今日は笠松競馬場にて、長距離重賞『オグリキャップ記念』が行われます!
*22日笠松 第10R『オグリキャップ記念』 2500m 16:40発走*
1400mの時と同じスタート位置で、コースを約2周。
小回りのコーナーを8回走ることになりますから、一度ポジションが決まるとなかなか抜くのがキツくなる、先行有利の舞台です。
さらに今日は不良馬場ですから、より前に行ける馬に有利の展開になりそうですね。
本命は、金沢のジャングルスマイル。
3年連続でこのレースに参戦。
一昨年は勝利、昨年は2着でした。
負けた相手はあのナムラダイキチですから、相手が強かったということで。ジャングルスマイルにとってこのコースは、とても相性のいいレースと言えるでしょう。
さらに今年は、ナムラダイキチのような強敵の存在はなし。
近走のレースぶりを見ても衰えは全く感じないですし、内枠に入ったので前々の競馬が出来るのではないでしょうか。
ここは、久しぶりの重賞制覇を期待します!
対抗は、兵庫のエーシンクリアー。
4歳馬で、まだまだ伸びしろのある馬です。
前走は佐賀に遠征し、『はがくれ大賞典』を快勝。
先行して、勝負所の3,4コーナーでエスワンプリンスに並びかけると、早々に競り落とし、直線はドリームゴスペルとの叩き合いを制しました。
勝負根性が強いし、長くいい脚を使えるのも魅力です。
遠征でしっかりと結果を出していることも強みで、笠松でも1900mの『岐阜金賞』を勝利。
まだまだ成長しているこの馬が、ジャングルスマイル相手にどんな競馬をしてくれるのか楽しみです。
地元勢の中では、ドリームマジシャンに期待。
『東海ゴールドカップ』『東海クラウン』と連勝して勢いに乗りましたが、名古屋『梅見月杯』では追走で手いっぱいになってしまった印象でした。
前走の園田『六甲盃』では、渋太く粘って4着を確保。
2着ホクセツサンデーとは差がなかったですし、地元戦に戻って巻き返してくれるのでは。
◎2、ジャングルスマイル
〇6、エーシンクリアー
▲7、ドリームマジシャン
△10、ドリームカトラス
日曜日は佐賀競馬場にて、3歳牝馬の戦い『ル・プランタン賞』が行われます!
このレースはグランダム・ジャパン3歳シーズンの3戦目、地方全国交流戦です。
*20日佐賀 第10R『ル・プランタン賞』 1800m 18:15発走*
過去5年の成績を見てみると、地元佐賀の勝利はその後『九州ダービー・栄城賞』を勝つギオンゴールドの1度だけ。笠松2回兵庫2回と、遠征馬が優勢な成績となっています。
今年も笠松から3頭、兵庫から1頭、高知から1頭の遠征馬が参戦。
迎え撃つ地元勢は6頭で、全11頭で争われます。
まず注目したのは、兵庫からの遠征馬ユノエスケープ。
名古屋『梅桜賞』では、スローペースで流れているところを向正面で一気にマクッて4コーナー先頭、そのまま押し切る競馬を見せてくれました。
前走のグランダム・ジャパン3歳シーズン初戦『若草賞』では前を捉えきれずに3着でしたが、高いレベルで戦えることは確かです。
この馬は後方からひとマクリの脚質なので、自分でレースを作れない分どうしても展開に左右されてしまうのですが。
ここ最近戦って来た相手と比べると、ここは手薄な印象。
先行有利の佐賀でも1800m戦はペースが落ち着きますから、得意のマクリを繰り出せるのではと思っています。
対抗は、高知のクロスオーバー。
JRAの『チューリップ賞』では、別府真衣騎手とのコンビで果敢に先行。
大きな見せ場を作ってくれましたね。
その『チューリップ賞』に出るための権利を獲ったのが、今回と同じ舞台、佐賀1800m戦の『花吹雪賞』。
追ってハナを主張し、引き付けた逃げでしたが、向正面で一度後続馬に抜かれながら、渋太く粘って盛り返すというレースでした。
前に行ったら本当に渋太く粘れる馬だし、中盤でペースが落ちつく佐賀1800mの展開も合っているんじゃないでしょうか。
JRA勢を含む強いメンバーと戦って、かなり揉まれて来ましたから、ここは上位争いを期待しています!
◎11、ユノエスケープ
〇10、クロスオーバー
▲6、フリオグレイス―
△7、ゴールドソレイユ
寒かった冬が過ぎ去って、暖かい春がやって来ました!
地方競馬でも、冬季オフシーズンを終えて岩手・金沢が開幕。
今シーズンの活躍を期待させてくれるレースが始まっています。
その中でも、岩手の開幕から2日連続で重賞制覇し、大きな注目を集めたのが山本聡哉騎手。
早速インタビューしました。
開幕日の5日、スプリングカップをシグラップロードと共に制覇!
赤見:2日連続の重賞制覇おめでとうございます。
山本:ありがとうございます。
2日連続で勝たせてもらって、今シーズンすごくいいスタートが切れました。
赤見:まずはスプリングカップですけど、直線できっちり追い込みましたね。
山本:スタートが良かったんですけど、(1人気の)ラブバレットが少し遅れていました。僕自身はシグラップロードのリズムを大切に乗っていました。
全体的にはラブバレットをリュウノファイトが見る形で、僕はその後ろに付いて、ひと脚で交わすレースをしようと思っていて。
前走で、4コーナー先頭から押し切る競馬をしたんですけど、しまい少し甘くなってしまって交わされたんです。それを踏まえて、今回はじっくりと乗りました。その通り、上手くいきましたね。
赤見:この馬とはデビュー戦からコンビを組んで、初タイトルとなりましたね。
山本:こういう馬に最初から乗せていただいて、関係者の方々には感謝しています。
冬場は遠野に放牧に出ていたんですけど、戻って来て前よりもトビが大きくなっていました。まだトモが甘いし、気性的にもチャカチャカしてるところがあって...。そういう伸びしろがある中で、今回勝てたことは大きいですね。
この後は馬の様子を見てですけど、クラシック戦線に行くなら距離が延びて行きますから、その辺りを経験してさらに成長して欲しいです。乗りやすいし、折り合いが付くし、計算できる脚を持っている。展開に左右されないのも強みですね。
赤見:シグラップロード、岩手のクラシック戦線で大注目ですね!さらに次の日は、牝馬の戦い『あやめ賞』も制覇。こちらはハナ差の決着でした。
あやめ賞は、アイスカチャンとのコンビでハナ差の勝利!
山本:レースの前に能力に乗ったんですけど、その時はすごく入れ込んでしまって、ゲートもうるさかったんです。でも、厩務員さんが色々と考えてくれて、工夫をしてくれて、レースの時は落ち着いてました。今回はレースに集中していたし、すごく頑張り屋さんな馬ですね。
赤見:開幕週に、2日連続重賞制覇。ロケットスタートを切りましたけれども、今年はリーディングというのも意識されてますか?
山本:そうですね。リーディングというのは、去年から意識し始めました。それまでは、自分がリーディングにっていうのは思ってなかったんです。でも成績が近づいて来て、周りの方たちも応援してくれますし、そういう期待に応えたいという気持ちが強くなりました。1位になりたいという気持ちは、誰よりも強いと思ってます!
2005年のデビューから、順調に勝ち星を重ね、2年連続リーディング2位まで上り詰めた山本騎手。
今年は村上忍騎手との、リーディング対決にも注目です!!
4月1日から高知で騎乗を開始した、オーストラリアのクイーンランドレーシング所属の賀谷祥平(かや しょうへい)騎手。
上智大学を卒業後、オーストラリアに渡ってジョッキーライセンスを取得、さらにその後は現地の大学院を卒業して会計士の事務所を開業するなど、多彩な才能を見せる35歳です。
赤見:まずは2日間の騎乗を終えて(7戦2着1回4着1回)みて、どうでしたか?
賀谷:ダートはちょっと違うなと思いました。ペースが速いし、紛れが少ないので、いかに強い馬に乗せてもらえる騎手になるかだなと。でも基本的には、やってることはどこでも同じですし、日本は安全で乗りやすいです。
新鮮だったのは、ファンの方の存在ですね。騎手紹介式をしてもらって、声も掛けてもらって。「サイン下さい」って言われたのも初めてだったので、すごく嬉しかったです。オーストラリアでは、騎手はそういう風に言われる存在ではないので。
赤見:上智大学を卒業して、オーストラリアに行ったんですよね?日本で騎手になるっていう考えはなかったんですか?
賀谷:なかったですね。競馬学校に合格するのは大変なことだし、狭き門なので、日本でっていうのは考えもしなかったです。
もともとは競馬ファンで、見ててカッコいいなと思ってて。大学生の時に就職活動も多少はしたんですけど、でもやっぱりジョッキーになりたいと思って、オーストラリアに行ったんです。
赤見:大変なことも多かったんじゃないですか?
賀谷:そうですね。騎手になるための学校に行って、最初は英語も大変でしたけど。実際にデビューしてからは、移動とかも大変でした。かなりの距離を自分で運転して、レース終わったらまた帰って来てっていう。だから、日本に来て調整ルームがあるっていうのはびっくりしました。道具も運ばなくていいし、すごくいい環境ですね。
赤見:オーストラリアで騎手デビューした後に、大学院にも行ったということですけど、かなり向学心が高いですね。
賀谷:そんなことないんですよ。向うでは騎手をしながら他の職業をするっていうのがけっこうあって。見習い騎手の期間が終わると全員フリーになるんですけど、そうするとかなり時間があるんですよ。だから、大学院に行って資格を取って、今はケアンズで会計士の事務所をしているんです。日本とはちょっと違う環境なんですよ。
赤見:今回は3か月の期間限定騎乗ですけど、この時間はどんな風に過ごしたいですか?
賀谷:やっぱり、勝ちたいです。とにかく勝ちたいですね。今高知は騎手の人数も多くて、チャンスはそれほど多くはないかもしれないですけど、出来る限りたくさんの馬に乗って、出来るだけ学べればと思っています!
異色の経歴を持つ賀谷祥平騎手。
6月30日まで高知で騎乗しますので、どんな活躍を見せてくれるか楽しみですね♪
本日は大井競馬場にて、電撃の6ハロンの戦い『東京スプリント』が行われます!
*2日大井 第11R 『東京スプリント』 1200m 20:10発走*
本命にしたのは、JRAのノーザンリバーです。
前走は超強豪が集結した『フェブラリーステークス』で4着と大健闘。
前々走の『根岸ステークス』ではバツグンの伸び脚を見せて差のない4着と、ダート界トップクラスの実力の持ち主です。
地方挑戦は昨年の『クラスターカップ』以来2度目となりますが、この時も、ラブミーチャン・タイセイレジェンドといった短距離路線トップクラスの馬たちに続いて差のない3着を確保しています。
地方は小回りといっても、大井1200mは外回りで直線も長く、小細工の利かない実力勝負の舞台。
ここはノーザンリバーの力を信じます。
対抗は、地元大井のセイントメモリー。
昨年の4月から5連勝で、一気にダートグレードを制するまでの成長を見せてくれました。
金沢の『JBCスプリント』では、長距離輸送も考慮しての調整で、プラス11キロの体で出走。
直線を回ってから、いつものようなギアチェンジがなかったように思います。
それでもセイクリムズンとコンマ3秒差の5着に頑張ってますから、状態さえ整えば、もっともっと戦える馬だと思います。
今回はそのJBC以来になりますが、久しぶりも問題なし。
これから短距離路線のダートグレード戦線を賑わせてくれる存在です。
セイクリムズンは、前走で『黒船賞』3連覇を達成。
今年8歳になりましたが、まだまだ衰えは感じません。
このレースは、一昨年優勝、昨年はラブミーチャンの2着と2年連続連対中。
今年も上位争いに絡んで来るのではないでしょうか。
◎13、ノーザンリバー
〇15、セイントメモリー
▲11、セイクリムズン
△6、ジェネラルグラント
△7、セレスハント